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知事の定例記者会見(平成22年12月24日)

公開日 2010年12月28日

知事の定例記者会見

平成22年12月24日(金曜日) 14時00分から15時00分  第一応接室

産業振興計画の進捗状況
2011年度政府予算原案(1)
子ども手当の地方負担
2011年度政府予算原案(2)
新県立図書館
土佐・龍馬であい博
アンテナショップ「まるごと高知」
鳥インフルエンザへの対応
高速道路の新料金制度
全国体力テストの結果
国への要望のあり方


 配布資料  果敢に挑戦! 産業振興計画 [PDFファイル/2.78MB]



産業振興計画の進捗状況

(知事)
 いつものように産業振興計画の進捗状況について書類をお配りさせていただいておりますので、またこちらのほう、ご覧をいただきたいとそのように思います。以上です。


2011年度政府予算原案(1)

(池:高知新聞記者)
 幹事社の高知新聞です。私から3問、質問を用意させていただきました。
 まず、今日の夕方に閣議決定がされるそうですが、2011年度の政府予算原案についてです。おとといでしたか、地方財政対策が出ましたが、交付税自体は4,800億円の若干の増ということで、4年連続でしたか、5年連続でしたか、地方交付税は確保されたと。それと、懸念されていた別枠加算の廃止云々という話も、それなりに、ちょっとマイナスがあったらしいですけど、クリアできたということですが、そういった、まず、地方財政対策についての知事の評価をお聞かせいただければと思います。

(知事)
会見での尾﨑知事  まずは、特に特別加算の廃止がどうなるかということを注目しておりました。全部廃止するという情報もあったわけでございますが、結果として、そういうことにならずに、若干減額はされておりますが、トータルで1兆2,000億円程度であります。この特別加算の枠が確保されたということは、やはり地方重視の流れが引き継がれたということではないかということで評価をしたいというふうに思っています。これは良かったなと思っています。
 また、地方交付税全般のいろいろな増減、さらには、臨時財政対策債の増減、いろいろございますが、全体として一般財源総額がしっかり確保されたということについても、地方重視ということを財政的に裏付けたものということで、評価をさせていただきたいと思っています。
 もう一つ、非常に注目したいのは、今回の全体の議論の中で、この別枠加算につきましては、税制の抜本改革時まで継続をするという方向感が、ちょっといろいろ、留保もつくようではありますけれど、そういう方向感が明らかにされたということ、これは、非常に評価をしたいというふうに思います。
 総額が確保されるということも重要ですが、もう一つは、先々に向けての見通しをはっきりさせるということが、非常に重要なんだということを、常々地方側としては主張してきたところでございまして、今回、この別枠加算についてですね、税制抜本改革時まで継続という方向感が示されてきているということについては評価をしたいと考えているところです。
 いずれにしても、この問題については、最後の最後まで、いろいろ議論されてまいりました。今年度については、地方重視の方向で良かったというふうに思っているところです。ただ、根本的な宿題がまだ残っているということについても留意をしなければならないと、思っています。法定税率の問題はどうしていくのか、さらには地方への税源移譲というのをどうしていくのかということ。この議論というのは、しっかりと今後も継続していく必要があるというふうに思っています。根本的な宿題はまだまだ解決はされていませんが、少なくとも平成23年度については、地方重視というかたちで決着してくれたのかなと思っています。

(池:高知新聞記者)
 予算編成に関連して、去年、政権交代があって、今回が民主党政権になって初めての本格的な予算編成であると。その位置づけの中で、知事がこれまでもずっと政権への期待、それと最も急いでほしい課題としておっしゃっていた国と地方の協議の場ですね。これも、予算編成に反映できればということを、確か知事はおっしゃっていたと思いますが、それは全く間に合わなかった。このあたりの予算編成の内容そのものよりも手続き面の評価というものをいただけますでしょうか。

(知事)
 2つあると思っています。今回については、事業仕分けとかの手法も使われてはいますが、大分、各省庁間で徹底して、事務方も含めて議論した形跡というのは、やはり去年に比べればあるんじゃないのかなというふうに思ってます。これは、去年に比べれば時間があったということもあるんだろうとは思っているところでして、私も情報不足の中での決断ということになってはいけないということについて申し上げさせていただきました。
 今年について言えば、去年に比べれば、随分いろいろと詰めた議論というのが行われてきていたということではないのかなという感じはしています。しかしながら、私としては、特に、全部ではないですが、地方からの意見の吸い上げという点について、さっきの交付税なんかというのは良かったと思っているんですけども、いくつかの制度について言えば、残念ながら、まだまだ十分協議相調わず今日に至ったなというところもあるところです。何といっても、国と地方の協議の場、地方の意見を十分吸い上げて結論を出していくという、このシステム自体がまだ出来上がっていませんから。法律が通っていませんのでね。このことは非常に残念ですね。
 そういう中でギリギリの工夫をいただいたところもあって、事実上の協議の場を設けて検討するということも何度か行われた。知事会長とか市長会長さん、町村会長さんと政府の関係者で話をした機会が何度かあった。これはご存知だと思います。聞こうとはする姿勢は示してくださったと思います。繰り返しになりますが、さっき申し上げたように、個別の課題の中にはまだまだ不十分なものもあったと思っています。
 やっぱり、国と地方の協議の場というのは、法制化をしっかりして、企画立案段階から分科会で詰めた議論をするということを積み上げていかなければ、なかなか制度論として対処できないということは沢山あるんじゃないかというふうに思いますけどね。そこは残念です。


子ども手当の地方負担

(池:高知新聞記者)
 (子ども手当について、)1万3,000円から7,000円の上積みの部分では、国庫負担が一応決まったようですが、地方自治体の中には、この1万3,000円部分についても地方負担に反対する動きがかなり出てきています。こういった国の、あるいは民主党がマニフェストで掲げたものの実現において、地方がいかに負担していくかということで、多分意見が分かれているんだと思いますけど、そこに関する地方負担のあり方についての知事のお考えをお聞きしたいんですが。

(知事)
 全国一律の現金給付は国においてということを、ずっと知事会も通じて主張してまいりました。そういう中で、(平成22年度限りの暫定措置であった)この児童手当部分について地方負担というのが継続されることになったということ。
 平成22年度の税制改正による地方財政の増収分の一部が、地方特例交付金の減額という形での負担調整を行われているんですね。児童手当の地方の負担の部分についても。ですから、従前のように負担をすることに加えて、特例交付金部分について、税制改正に伴う地方増収分を無理やり充てるということは決めてあるわけです。
 こういう結果となっていることについて言えば、全国一律の現金給付は国が全額負担をということを主張してきた者としては「遺憾だ」と言わざるを得ないというふうに思っておるところです。
 そうではありますけれども、なかなか財源もないという中で、子ども手当をどうするかということを、いろいろ各省庁でギリギリ折衝された結果だというふうに思います。残念だとは思いますが、私は、これがゆえに地方として、高知県としては負担をしないというところまで言うつもりはありません。これは、中央政府と地方政府との間で徹底して議論して制度論として決着をつけていくべき問題であって、それの結果、例えば負担をしないということになると、支給が遅れる地域が出てきて、その地域の県民・国民の皆さんが苦労されるということになるのではないかということを、私は懸念しています。厳しい高知県の事情でありますから、高知県においては、県民の皆様が不安に思われるようなことはしたくないと思っています。
 他方で、平成24年度に本格的にこの議論を決着させるということで、制度設計をしていきたい。この際には、地方の意見もしっかりと聞いていくということを国のほうでおっしゃっておるわけですよね。この平成23年度の予算の決着の結果についての私の残念だという思い、これはいろんな国の検討会議なんかでもしっかり言わせてもらいたいと思っています。
 また今度、平成24年度の制度設計は、国も地方の意見をよく聞いて決めていきますとおっしゃっていただいております。これについては大変ウェルカムだと思っています。その場において、今回のいろんな結果なども踏まえながら、従前の主張をさらにバージョンアップして主張していきたいと思いますけどね。


2011年度政府予算原案(2)

(池:高知新聞記者)
 ごめんなさい。予算全体の話を。2問目の手前に言っておくべきでした。
 今のところ、閣議決定前ですが、現状で集まっている情報の中での予算(原案)の評価というものをお聞かせ願えますでしょうか。

(知事)
 予算全体の評価ということで、確かに閣議決定、今日の夕方ということになりますから、最終結果を踏まえて正式にコメントしないといけないのかもしれませんが、今の段階で、私たちが知っている情報から申し上げさせていただきますれば、歳出総額が、ほぼ前年度とフラット[同水準]という中、国債発行額もほぼ前年度とフラットということになりました。際限のない財政の悪化という事態が避けられたということ自体については、良かったなと思います。しかしながら、引き続き国債発行額が税収を上回るという状況になっているところでございまして、平成23年度の対応は対応としながら、根本的な財政再建に向けた動きというのは、やはり議論をせざるを得ないという状況にきているんじゃないのかなということを、まず感想としてもっているところです。
 その中でいくつか個別の事案として注目されたものがございましたけれども、まず第一に地方財政対策。これが一番注目されましたが、この点については、結果、ひどいニュースも最初の頃は流れたりはしていましたけれども、最終的には地方重視というかたちで落ち着いて良かったなと思っているところです。
 本県特有の事情として非常に関心をもっていた事項が二つぐらいありまして、一つは、JR四国の経営安定基金の積み増しの話であります。これは地方のそれぞれの路線の維持などに非常に大きく関わる話であるだけに非常に注目をしておったわけでありますが、何とかこの点につきましては、事実上、鉄道建設・運輸施設整備支援機構の特例業務勘定から(無利子貸付を受けて)積み増しができるようになったということは、非常に良かったなというふうに思っているところです。これは本当に、率直に評価したいと思いますし、これに向けていろいろ、高知県選出の国会議員の先生方はじめ多くの方々に大変お世話になりました。
 もう一つですね、高速道路のミッシングリンク[未連結区間]の解消、(高知東部自動車道南国安芸道路の)芸西西−安芸西間が概算要求にのぼっていました。これが最終的に予算でどう決着するかというところ、この点はもう一段注目をしたいというふうに思っているところです。
 この2点は非常に個別事項として関心事でありましたので、特に少なくとも前者のほうは良い結果で良かったということを思っているところですね。

(池:高知新聞記者)
 個別の、(高知東部自動車道南国安芸道路の)芸西西−安芸西間ですけど、現状の情報でいかがですか。概算要求の段階では、最初の新規事業でもあるし、1億円前後みたいな枠を、確か国交省が出していたように思うんですけど。今、知事のところに来ている情報では予算枠の話とかというのは、いかがですか。特に、今のところは来てないですか。

(知事)
 多分、今日の夕方、発表されると思います。


新県立図書館

(池:高知新聞記者)
 3問目いきます。図書館の話です。12月県議会の一般質問の中の塚地佐智議員の質問に答えて、知事が比較検討材料としてのですね、シキボウ跡地での単独整備というものに言及されたと思います。これに関して、県教育委員会、あるいは市の教育委員会事務局側に、その知事答弁を意外ととらえる向きがあります。それについて知事の真意を、追手前小学校の跡地との合築とシキボウ跡地への単独整備を完全な並立として位置づけて比較対象とするのか、そこのあたりの真意についてちょっとご説明いただければと。

(知事)
 それは当然、並列ということにはなりませんよね。基本的に大きな方向として、合築が、メリットがあるということで、その合築を進めていくために具体的にどうあるべきかという検討委員会で中身をご検討いただいているわけでございます。
 でありますが、ご存知のとおり、この検討委員会での議論においては、単独整備と合築での比較検討も改めて行うと。より踏み込んだかたちで行っていくということがずっと行われてきているわけですし、また議会でも、そのようにしていきますということをご説明してきたわけです。
 その比較検討をするにあたって、単に理論的に漠然としたかたちで単独の場合はこう、合築の場合はこう、というふうに検討を行っても、それでは十分な比較検討にはならないと思うわけですね。合築をする場合、具体的にはこういうかたちで行っていく。単独をする場合についても、具体的にはこういうかたちで行うという、一定の具体的な姿があってこそ初めて比較検討というものは、十分意味のあるものになるのではないかというふうに考えているわけです。
 あくまで、仮定としてシキボウ跡地に県立図書館を単独で整備した場合と追手前小学校の敷地で合築をした場合の比較を行う。そういう具体的な比較を行わないと、比較検討する議論が深まらないだろうと。是非、そういう具体的な議論を県教委のほうでされることを期待するという答弁を申し上げたということですね。
 私、再質問でもそうお答えしましたけどね。

(池:高知新聞記者)
 並立ではないというところが、ちょっとわからないんですけども。
 シキボウ跡地も検討対象として、仮定のプランとしては出すが、それを実現するという前提にはないということでしょうか。

(知事)
 あくまで仮定として、シキボウ跡地に県立図書館を単独で整備した場合をシミュレーションして、合築で建築する場合との比較検討を行うという考えです。そういうことをしてもらいたいということをご答弁したということですね。

(池:高知新聞記者)
 端的に聞きますが、知事のお考えの中では、シキボウ跡地の単独整備というのはないということでしょうか。

(知事)
 合築する場合と単独で建築する場合の比較を行わないといけません。その比較をする時に、単独側は漠然とした理論的な姿だけで、合築のほうについては具体的な姿、その両方を比べてといっても比較になりませんよね。例えば、建設費の比較にならないでしょう。どっちが安いか高いか。なりませんよね。それから、例えば、人々の利便性にとって、多くの方々が通うのにどっちが便利がいいですかとかいうことについて、比較の議論ができないじゃないですか。それでは、合築について、単独との比較検討をしたということにはならないんじゃないか。
 私は、6月、7月、8月、それから9月にかけて、県市のいろんな専門家に議論をしていただいて、そして予算編成過程でその議論を聞いて、高知市長さんとの話し合いもして、合築のほうが優れていると思いました。ですから、私は、合築についての中身を検討していく検討委員会を設置するための予算を議会に提案し、そちら(合築)のほうがいいと思うということをずっと述べさせていただいてきているわけです。
 しかしながら、やはり検討委員会で議論していくにあたって、しっかりと合築と単独、その比較検討を行うことによって、例えば、合築のメリットがより浮き彫りになり、さらには、克服しなければならない課題というのもより浮き彫りになってくる。そういう検討をするべきじゃないかというご議論がたくさん出ましたですね。検討委員会でも実際にそういう作業を進めていこうとしているわけですね。
 その比較検討をするにあたって、比較する片方が漠然としたかたちで、片方が具体的な姿でやってということじゃ、私は比較検討にならないと思っています。比較検討する際の片方の基準となる、いわば物差しといってもいいかもしれません。しっかりとした具体的な姿を基準として合築との比較検討を行うのが重要と考えているわけですね。

(亀岡:朝日新聞記者)
 今のご議論ですね、要するに検討委員会のいろんな議論、これまでの議論とかですね、事務局の対応とかいろいろなことは、もちろん、知事もご存知だと思います。その中で、一定の知事からの注文というふうにもちょっととれるんですけども。

(知事)
 議会で、そこはどう思うかというご質問を受けたので、それに対して答弁をしたということなんです。私としては、そういう思いということです。ただ、もちろん権限としては、県教委のほうですから、県教委のほうでそういうことをしてもらいたいということを、私が言ったということです。それをどう受け止められて、どう実現されるかは、県教委のお決めになることだというふうに思っていますけどね。

(高橋:高知新聞記者)
 関連ですが、合築か、単独かという議論とですね、場所をどうするかという議論が、ごっちゃになっている感があると思うんですが、合築なら追手前小学校で、単独なら比較材料としてシキボウということになっていますが、例えば、シキボウに合築するということだってあり得ると思うんですね。ですから、それについて知事は、場所の問題と合築の議論の問題を、どういうふうにお考えか、そのシキボウで合築するということをどう思っていらっしゃるのか。

(知事)
 それはですね、私が今、ここでお答えするのはどうかと思うので、高知市にもお伺いしていただければと思うんですけども。
 理論的なパターンとしては3つ考えられて、追手前小学校の跡地で合築。それから、シキボウの跡地で合築という仮定の話もあるのかもしれない。仮定の話として言えば、もう一つは、高知市は追手前小学校の跡地で、県はシキボウの跡地でというふうな、単独・単独という場合。いろいろパターンがあるのかもしれませんけど。それは高知市がどうお考えになるかということかと思います。
 だとすると、それを私が答えることにはならないかもしれませんね。高知市に聞いてください。

(高橋:高知新聞記者)
 県が単独でやる場合でもですね、シキボウ跡地じゃなくて、他にも候補地がないわけではないと思うんですよね。あえてシキボウというのを、この間の議会でもそういう質問があったので、そう答えたのかもしれませんけども、他にも候補地があるというお考えでは(ないですか)。

(知事)
 土地の広さとか。郊外で、単独であること。ありとあらゆる可能性を全部比較の対象にしてしまっては、いつまでたっても結論が出ないということになる。ここは、やはり一定の性質とか性格とかをみて、対極にある議論からすれば、一定比較対象の土地は絞られてくるんじゃないですか。際限なく議論を広がらせるというんじゃなくて、比較の対象として最もふさわしいところを選んで検討することが必要じゃないかと思いますがね。
 街中なのか、郊外なのか。広いか、平地としては制約のある土地なのかということで比べていくということじゃないですか。そういう中で、比較の対象としてシキボウ跡地ということが一つ出てきているということじゃないですか。そういう趣旨でご質問されたんでしょうし、私もそういう趣旨でお答えしました。

(高橋:高知新聞記者)
 それでもう一点、図書館ですが、今、検討委員会が開かれていますが、前回の検討委員会で、目標ということで、図書などの資料購入費1億円を目指すという話だったんですが、この金額について知事はどのようにお考えなのか、知事もそれを目指すという気持ちなのか。

(知事)
 目指していきたいと思いますね。
 図書館の合築ということについて、私が申し上げておるのは、端的に言って、それぞれ市単独で、県単独で造るとした時に、それぞれの体力に見合ったものしか造れませんね。県市が力をあわせてやることで、頂きとしては高いものができる、水準として高いものができるようになるんじゃないかと。なぜならば、県と市の二つの財政力をあわせて使うことができるからであり、また、もう一つは、重複部分が整理できて効率性を高めることができるんじゃないかというところがあると思うわけですね。
 その部分のお金で機能強化を図っていきたい。そうすることで、それぞれ、今の県の体力並み、市の体力並みのものができるよりも、二つをあわせることで、非常に機能の高い図書館ができるようになるんじゃないかと、それを狙っているわけですよね。
 私は、効率化一辺倒の考え方には、立ってないつもりであります。図書館の機能を充実させるということが大きな目的だと思っています。そのためには、資料購入費でも十分に確保していくことが重要だと思っています。今、出てきた金額というのも一つの目安ではないかなと思っています。

(高橋:高知新聞記者)
 1億円というのは、交付税措置の約2倍の額ですが、それは(どうですか)。

(知事)
 だって、高知県は、本の数は全国で最下位なんですよ。何とかしたいと思って、例えば小学校とかですね、学校の図書館の本を買うことを、補正予算とかの機会をとらえて、近年やってきたんです。でも、県立図書館のほうで、増やそうとしても、もうスペースがいっぱいで、これ以上は大変だという状況になってて、本当に残念なんですね。逆に追いついていかないといけません。私は、非常に経済的にも厳しいような県だからこそ、教育の面とか、それから図書館とか、そういう教育とか文化とかいうところは、力を入れていく必要があると思っていますので。
 けど、そのためにはハードにかけるお金は一定削って、そこで財源を捻出してきて、機能のほうに充てるというやりくり算段が必要です。

(高橋:高知新聞記者)
 1億円を目指すという、考え方なんですが、それは、この図書館の資料購入費に関しては、優先的に予算措置をするというお考えでよろしいですか。

(知事)
 1億円という金額は、本のストックのレベルというのが全国最下位レベルであるということを踏まえて、今後、図書館を充実させていく、新しく造っていこうという図書館像にあわせてはじき出された金額ですよね。私は、それぐらいの金額というのを確保してやっていくぐらいにしていかないと、高知県の図書行政の充実発展というのは図れないと思っています。

(高橋:高知新聞記者)
 それは、新しく図書館ができた当初からそれぐらいというお考え(ですか)。

(知事)
 当初というか、だんだん、だんだん加速していくようにしたいと、私は思っているんですけど。だけど、スペースの問題があるので。だから、そういう意味でも、この話は急がないといけない問題だと思うんです。

(半田:高知新聞記者)
 ちょっと確認なんですけど。シキボウ跡地にもどりますけど、並立ではないというお話がありましたし、あくまで仮定であるとか、シミュレーションであるとかという部分もありました。一方で、議会答弁で、シキボウ跡地に単独で検討という報道をしたところもありますけれども、多分、共産党のほうはそういう要望も出してきたと思いますけども、シキボウ跡地は候補地なのか候補地ではないのか。そこはどうですか。
 単なるシミュレーションということであればですね、全く候補ということではないけれどもやるということですか。

(知事)
 比較検討するとしたら、シキボウ跡地で造ったらどうなるか、合築との比較検討を行うベースの土地だということです。だから、あくまで、実際に造るということを考えているわけじゃなくて、あくまで仮定の話だと(いうことです)。
 建設候補地という考え方ではないです。

(西森:高知さんさんテレビ記者)
 その関連なんですけれども。今の合築と単独の比較検討も含めて、検討委員会で委員さんが議論されているんですけれども、当初、1回目で合築のオッケーの方向をいただいて構想を重ねるということだったと思うんですけれども、今日、4回目の段階でも煮詰まっていませんし、そのシキボウの話は、また1月の段階で内容が出されるということだったんですけども、委員さんとしてはですね、結局、知事がおっしゃったような具体的な比較検討ができないから、内容が、まず必要なんだけれども、それ以前に比較するものがないということが非常に問題だというんですよね。残すところあと2回ほどで具体的な基本構想をまとめなきゃいけない段階で、そこまで議論が煮詰まるというふうにお考えでしょうか。

(知事)
 できれば、県教委に聞いてもらいたいと思うんですけど。
 もともと検討委員会の中でね、まず機能についてよくよく十分議論をして、それから合築がいいか、単独がいいかの結論を出すべきだという議論が出たというふうに伺っています。そういう意味からして、実際いろいろ議論をしてから単独か合築かについての、比較検討についての結論を出そうという委員の皆様方のご趣旨に沿って、今、検討が行われているということかというふうに思っているところですね。だから、そのとおり議論が、今進んでいるんじゃないかというふうに思っているところです。
 実際、今日も組織についての議論が行われて、例えば、合築になった場合に組織としてどういうあり方がいいかということについての議論が行われたそうですね。そういうかたちで、合築をした場合の具体的な姿についての詰めた議論が集中的に行われてきているんじゃないのかなというふうに思っているところです。
 もし、シミュレーションを行って、例えば、シキボウ跡地であれば、面積が大体これこれ、建設費が多分これこれになる、周辺からのアクセスの事情はこれこれですね、というものが片方に出て、それと今の追手前小学校の敷地での合築の場合との比較検討がされれば、先ほど申し上げたような、内部のいろんな機能の議論に加えて、最終的に建設費とかアクセスとかハード面での比較検討というのが、最後に行われてくるということになるんじゃないですかね。
 それと、ソフトとハードの比較検討が一連ずっとそろっていくということになるんじゃないですか。そうなって、全体を見通していただいて結論を出していただくということで。私としては、ソフト面、そして、ハード面、両面についての議論すべき範囲について、相当カバーした議論が行われていくということになるのではないのかなというふうに見させていただいていますけどね。
 ただ、そこは従前より申し上げておりますが、いろんなご議論もある話でしょう。専門的なこともあるでしょうし、さらには市町村のお立場からのご議論もございますでしょうし、よくよく、いろんな方々のご意見を聞いて結論を出していってもらいたいなと思いますね。

(西森:高知さんさんテレビ記者)
 例えば、今日、教育長に伺ったら、合築か単独かという答えが、最終段階というところまで、出ないかもしれないというお話もちょっとあったんですけども、合築という方向で議論が進められていますけれども、仮に、委員さんの間で、それがちょっと難しいのではないかという話があった場合は、合築自体は白紙に戻るとかいうこともお考えなんでしょうか。

(知事)
 従前から申し上げていますように、私たちとしても、6月、7月、8月、9月とかなり時間をかけていろんな専門家同士で検討して、合築のほうが、やはり優れているだろうということで、9月議会においてもその関連予算を出させていただいたところです。
 そのあと、確かに検討委員会で、より広範囲かつ詰めた議論をいただいているところで、その検討の結果というのは、大いに尊重しなければならないと思っているわけですが、現段階では、今までの議論の経過なども、伺わせていただいているところで、合築というのは、例えばできないとか、それは単独のほうがはるかに優れているとかという結論になるということはないのではないかなと、今のところ予想していますけどね。
 ただ、いずれにしても、検討委員会でのいろんなご意見を聞いて、それから、最終的には予算要求が出て(きた時に)、私は、判断をさせていただきたいと思っています。

(水谷:時事通信記者)
 今のお話に関連して、比較対象が必要ということでシキボウ跡地というのを出したと。具体的にはその候補地ではないということですね。
 ちょっとうがった見方かなと自分でも思うんですけど、そうすると、合築のほうがよろしいと考えている中で、そういう一方で合築というのは実像で、シキボウ跡地の単独というのは虚像のように(見えるのですが)。

(知事)
 だから、虚像だと比較にならないから、その虚像じゃなくて。

(水谷:時事通信記者)
 でも、候補地として具体的に考えてないということである以上、虚像と受け取って(しまいませんか)。

(知事)
 それは言葉の問題でしょう。

(水谷:時事通信記者)
 言葉の問題ですか。

(知事)
 だから、具体的な比較の対象として具体的なものじゃないと比較の対象にならないから、それで一定土地を当てはめて。もっと言えば、どこに土地が決まるかわからないけれど、この単独の場合の機能はこうです、合築の場合の機能はこうですというだけで、比較するんだったらもっと漠然とした比較になるでしょう。建設費についても比較ができないということになるんじゃないですか。
 だから、具体的な建設費とか利便性とかということを具体的に比較できるようにするためにも、やはり具体的な土地に当てはめて議論したほうがいいんじゃないかと。質問に答えてというかたちですけれども、その比較の片方の物差しといいますか、基準となるものについてより具体性を持たせるべきだという考えを述べさせていただいたということです。
 答えていった時の順番の問題かもしれませんけどね。

(澤本:読売新聞記者)
 この間の議会で、シキボウのお話がでた時にですね、シキボウ跡地の利活用についても考えていかないかんと。そこで、図書館も含めて利活用については考えるというようなお話が出たと思うんですけど、それは(どうでしょうか)。

(知事)
 「先の議会でご提案のありました図書館のことも考慮に入れながら多面的な検討を行っていくとともに」って言ったんです。先の議会で、「シキボウ跡地で造ってはどうか」と、ご提案がありましたでしょう。そういうご意見というのも踏まえていろいろ検討していくということが必要ですねということを、私は、シキボウ問題について、最初に申し上げた。
 シキボウ跡地の利用をどう考えるかということについて、議会でご提案されていて、それを全く考慮しないなんていうことは、あり得ないでしょう。だから、そういう答弁をさせていただいたんですが、図書館側からみた時に、それが候補地として具体的になるのかというと、私は候補地として申し上げているつもりはありません。

(澤本:読売新聞記者)
 シキボウ跡地を考える時に、そこに何を造るかということを考えていくときに図書館は全く検討しないと(いうことですか)。

(知事)
 いずれにしても、検討委員会での結論というのを待たないといけないと思いますけど。先ほど申し上げたように、私が答弁で申し上げた真意というのは、あくまで物差しとしてそういうことを考えていた、物差しとして考えるにあたっては、シキボウ跡地というものに当てはめて考えていただくということが重要じゃないですかということを申し上げたということです。


土佐・龍馬であい博

(伊藤:テレビ高知記者)
 話の内容がちょっと変わってしまいますけれども。龍馬博も残り1ヶ月を切ったということで、1年で見えてきた課題というものが、知事の視点からあれば教えていただきたいのですが。

(知事)
 課題も細かい点についてはいろいろあると思っていますけども。これから先について、私たちにとって一番重要だと思える点というのは、やはり、今年、いろいろ来てくださった観光客、そして新しくできたいろいろな旅行商品というのも、一種、龍馬ブームというものがあったからだというふうに思っています。この龍馬ブームに乗って、今まで築けてなかった新しい関係というのも、たくさん築けたというのは確かだと思って(います)。これは貴重な財産だと思っていますが、この関係というのをいかに1年限りにしないで来年以降も続けていけるようにするかというのは、非常に重要なことだと思っていますね。
 龍馬博からふるさと博へというふうに、1ヶ月ちょっと間をおいた後、切替を図っていくということになるわけですけれども、その切替を図っていくにあたって、今まで新しく築けた関係というのをいかに切らないで継続していけるか。ここのところは非常に重要なところかなと思っているところです。
 もう既に、「志国高知 龍馬ふるさと博」の営業活動といいますかね、PR活動、例えば東京とか、大阪とかの旅行エージェントさんとかに、今、盛んに行っているんですけども。ここにおいて、龍馬博の時は大河ドラマがあったから商品にしましたけど、「志国高知 龍馬ふるさと博」は、もう大河ドラマ終わっているし、もうやりません、みたいなことを言われないようにしないといけないなというふうにすごく思っています。実際にそういうふうに言われることはないですけど。
 とにかく、むしろPR力というか発信力というのを強化していくことで、いろんな対外的な、今、一定つかんでいるものを手放さないでいけるようにしなきゃならんなというふうに思っています。やはり、そこは一番大きなポイントなんだろうと思っているところです。
 あとは、それぞれ地域、地域に、個々個別の課題が見えてきているところもあるんじゃないかなというふうに思いますね。例えば、もう少し交通アクセスをどうしたらどうだろうかとか、あとは、もう一つは、地元での受け入れ態勢について、例えば、もっとこうすれば良かったんじゃないだろうかとかいろんな、個々個別の地域における課題というのはあると思うんですね。この1年で見えてきたところがあります。来年の改善に向けて活かしていかなければならんかなというふうに思っていますけどね。


アンテナショップ「まるごと高知」

(伊藤:テレビ高知記者)
 あと2点あるんですけど、今年最後の定例記者会見ということでですね、アンテナショップについても見えてきた課題があれば教えていただきたいなと思います。

(知事)
 アンテナショップは、12月になって、また売れ行きが上がってきていて、ありがたいなと思ってるんですけど、いずれにしてもですね、一番の課題というのは、アンテナショップの店頭に季節感とか時期、季節感とか時間帯にあわせてそれに最もふさわしい商品というのを高知側から、どんどん、どんどん送り込んでいくシステムというのをいかに構築するか。これが一番の課題だというふうに思っているところでして、店頭のスタッフの皆さんが感じておられる、こういうものだったら売れるとか、ああいうものがあったらいいのになとか思う、その思いというのが、速やかに高知のほうで反映されて、高知のほうでその品物を調達できてクイックに送れる体制、またもしくは、高知のほうから、どんどん、どんどん店頭に、これを持っていったら売れるんじゃないかと提案していけるような体制というものを、もっともっとパイプを早くかつ太くしていかないといけないと思っていまして、そこが課題なんだろうなというふうに思っておるところです。
 レストランは、引き続き目標を大きく上回るかたちで推移していて、ありがたいことだなと思っていますし、それから、物販とレストラン全体をあわせた売上というのも目標を大きくクリアするかたちで推移しています。
 ですけれど、やはり物販については、良かったり悪かったりというのがいろいろある。季節によって大きくぶれがあったりもしているところですから、もう一段、もっと売れるはずだという思いで、先ほど申し上げたパイプを太くかつもっと早くしていくということをしていかないといけないと思いますね。どちらかというと、それはもう私の責任というか、高知側から東京に向けてのロジスティクス[物の流れを総合的・効果的に管理するシステム]をどう構築できるかという課題だと思っていますね。私のほうでしっかりやらないといけないと思いますね。


鳥インフルエンザへの対応

(伊藤:テレビ高知記者)
 あと一点ですけども、富山県のほうで鳥インフルエンザで、もし県内で万が一というような事態になった時の対応というのは、どんなことを考えていますか。

(知事)
 この鳥インフルエンザですが、今の現状から申し上げさせていただきますと、家きんの農場に対しましては、10月から数回にわたりまして、消毒とか野鳥の侵入防止対策を、徹底するための文書による指導というのを行っているところであります。また、その実施状況については、家畜保健衛生所が農場に立ち入って確認をしているというところです。富山県と鳥取県でのウィルス分離事例というのを受けまして、改めて、周知徹底を12月20日段階で実施しました。
 また、小規模の家きん農場とか、自家消費用や愛玩用の鳥の飼育者に対しましても、生産者団体とか市町村の協力を得ながら、消毒や野鳥の侵入防止対策について、普及啓発や周知徹底を行っているところであります。また、県内の動物園に対しましても注意喚起を行っているというのが、現状までのところでございます。
 とにかくですね、万一、高知県の家きん農場で発生したということがあってはいけないわけですけれども、仮にも発生した場合、とにかく初動対応が極めて重要ということになりますので、予め防疫作業マニュアルというのを整備しています。それから、県職員とかいろいろな人のマンパワーが必要になってきますから、その動員表というものも作ってあるんです。これにそって速やかに殺処分を進めていくと。さらに消毒ポイントの消毒を開始するという手はずを整えているというところです。
 念のため、机上防疫演習を11月29日に実施して、その手順、マニュアルとかその動員表の手順等々についても確認しているという状況ですね。スタンバイはできていますので、もしも、万一何かありました時には、一連のこういう準備に基づいて速やかに対応していきたいと考えています。


高速道路の新料金制度

(大山:高知新聞記者)
 今日の午前中、新しい高速道路の料金制度が、民主党と国交省との間で合意されたと思うんですが、このことについて県としての捉え方を教えていただきたいんですが。

(知事)
 休日1,000円の継続とともに、平日2,000円になったということは、歓迎すべきことだと思いますね。ただ、本州四国連絡道路の料金について、まだ引き続き検討するということになっていますから、この議論の推移というのは、よくよく見守っていかなければならないなと思っているところです。
 こっちからも、本州四国連絡道路の料金が、できるだけ低レベルになっていくように働きかけといいますか運動というのもしていかなければならんなと思っているところですけどね。

(大山:高知新聞記者)
 そもそも、本州四国連絡橋を同一料金というか、別料金じゃなくて一緒に捉えてほしいという要望をされているかと思うんですけども。今後もそういう要望をするのか、それとも値段を下げてくださいと要望するのか、どちら(ですか)。

(知事)
 いずれにしても最後は、橋を通って四国まで入っていただく、もしくは四国から本州へ出て行く方の経済的負担というのが、他の地域、例えば九州から本州へなどの動きに比べて、できる限り負担増にならない、比較して負担が大きいということにならないようにするということが大事だろうと思っていまして、そういう点においては、できるだけ金額は低いほうがいいと思います。いろんな仕組みが考えられるんだろうと思いますけれども。

(大山:高知新聞記者)
 地元の負担があればというような議論も途中であったかと思うんですが、一定負担しても料金引き下げてもいいという考え方なのか、負担をしないという考え方なんですか。

(知事)
 地元の負担のあり方について、これは、10府県市での合意というのがありますので、その10府県市での合意というのにそって対応していくということが重要だと思いますね。これからも、10府県市でよくよく話し合っていくことが重要だと思いますよ。


全国体力テストの結果

(高橋:高知新聞記者)
 教育関係でもう一点。知事は、以前から高知の子どもたちの学力向上に、強い思いをもっていらっしゃいますが、先日、(子どもたちの)体力(テストの結果)についても発表がありました。学力と体力は、相関関係もあるという指摘もあるんですが、高知の子どもたちの体力を、どのように受け止められていて、その向上についてはどういうふうにお考えなのか、もし、ご意見がありましたら(お聞かせください)。

(知事)
 私は、学力向上に熱心に取り組んでまいりました。(就任当初から)、教育改革ということで申し上げさせていただいてまして、(県教育委員会で)学力向上・いじめ問題等対策計画を策定した。さらに、体力テストが全国最下位という話が出た時、衝撃を受けて、体力づくりについても新しい対策を講ずべきということで取り組みを進めてまいりました。
 やはり、学力の問題、体力の問題、両方についてしっかりと対応していかなければならないだろうと思っています。県教育委員会において、いろいろ取り組みを進めておられて、私としても、予算面でバックアップをしていくという取り組みを進めてきたわけですが、前回の体力テストの結果として、改善率という点では小学校も中学校も全て全国1位ということだったかなというふうに承知しております。中学校のほうが特に改善率は良かったんですね。
 まだ、全国平均というところまでは至ってないと思いますが、非常に改善率が良かったということ。一言で言えば、多くの皆さんが努力された結果であります。やはり、やればできるということなんだろうというふうに思いますよね。
 とにかく、子どもたちがいずれ社会に出て、生きていかなければならん、その時のために備えて、学力であり体力であり、しっかりとつけさせてあげたい。子どもたちのためになるような教育環境の充実を図らなければならんと思います。学力テストもそうです。改善率という点では、全国でも一番良かったということでありました。
 まだまだ、まずは全国平均というレベルには達してないですけれど、やはり、取り組みを進める中で改善率という点においては、一番いいという手応えも出てきているところでありますから、取り組みの結果・効果というものも見て検証もしながら、本当に子どもたちの学力とか体力の向上につながるためにはどうすればいいか、もっと言えば、充実した教育というものが図ることができるよう取り組みを今後も続けていかなければならんと思いますね。


国への要望のあり方

(古川:NHK記者)
 予算に関してなんですけども、公共事業費について、政権交代後に公共事業費削減が狙い撃ちされたし、今回も一定程度の削減が行われるかもしれないんですが、その中で県単独の事業で穴埋めという部分があると思うんですが、そういった財源不足、国も県も財源が不足している中で、今後もその状態が続けば厳しいと思うんですが、その点について予算のあり方とかですね、国への要望についてはどういうふうにお考えですか。

(知事)
 やはり、インフラ整備が極端に遅れているところへの重点配分というのは、是非求めていかなければいけないというふうに思いますし、さらに、項目自体としても、遅れている分野に重点投資するようなあり方であってもらいたいなというふうに思っているところですね。
 そういう点において、例えば、大きな項目でいけばミッシングリンクの解消とかいうものに対しては、是非重点的な配分をお願いしたいというふうに思っているところです。また、そんな中でも、本県のようなところへの配分はよくお願いしたいと思っているところですけれども、とにかくですね、十分インフラ整備が進んでいるところと、本当に不十分なところと両方あるということをよく踏まえて、まだ進んでないところへの重点配分というのは、是非お願いしたいと思いますけどね。

(古川:NHK記者)
 今の政権で、県の要望というのを陳情に行くなりしてですね、やり方に関して、限界なところとか、もしかしたら、また違ったやり方で要望していくようなことは考えていますか。

(知事)
 ケースバイケースだと思うんですよ。しかも、やり方としては、時々によって全然違うと思います。ただ、基本の基本は、現状というものをしっかり踏まえて説得的な[説得力のある]議論を展開する。しかも高知県の人だけにとっていいという話ではなくて、全国的にみてもこのように良いですよという、全国の他の県の方にも理解していただけるような理屈でもって訴えていくということが非常に重要ではないかなと思っています。
 例えば、ミッシングリンクの解消をすると、高知県内の方々の命の道が整備されるという点において高知県の方々にとってすごくいいわけですが、あわせて、例えば、宿毛から朝どれのものが大阪に運ばれるようになるんですね。すると、大阪などにおいても、経済的な選択肢の幅というのが大いに広まっていって、関西圏全体としての社会構成の向上というのにつながっていくというふうに思うわけですよ。そういう議論などを展開していくということが重要だと思って、今までそうしてきましたし、これからもそういう議論というのを展開していきたいと思っています。そのあとは情勢を見ながら、ケースバイケースで、かつクイックに対応していくことが必要だと思っていますね。そういう意味で、今回もそうでしたけど、東京事務所のほうで徹底した情報収集をする。その情報収集の結果を踏まえて、今の動きというのを把握して、場合によって必要だったら官邸に行って訴えるとか、それから、ツボ、ツボがありますから、ツボをついてその人に訴えかけていくということをしていくことだと思います。限界があるといっても仕方ないので、私たちのもっている力を総動員してものごとを実現できるように努力をし続けていくということかと思いますね。


(中村課長補佐)
 それでは、以上をもちまして記者会見を終了します。

 

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