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知事講話 (平成23年11月11日)

公開日 2011年11月16日

〔平成23年11月11日(金曜日) 第二応接室〕

 それでは高知県職員の皆さん、昨日おかげさまで無投票という形で再選をさしていただきました尾﨑正直でございます。またこれから4年間、県知事として皆さま方と一緒に仕事をさしていただくこととなります。またどうぞよろしくお願いを申し上げます。

(対話と実行の姿勢)

 私はこれからの4年間、本当に対話と実行という姿勢、これをより身を引き締めて、気持ちを引き締めて、より貫いていきたいとそのように考えておるところです。今回、選挙戦が無かったということもあり、より一層自分自身でいろいろな県内各地にお伺いをさしていただいて県民の皆さま方からいろいろ教えていただく、その実態についてお話を率直に聞かしていただく、そういう機会を持っていかなければならない、そういう思いを強くしておるところでございます。県民の皆さま方の声に率直に耳を傾ける、そういう県知事でありたい、そのように考えております。対話と実行、この姿勢をより強化していきたい、そのように考えておるところです。
 これは職員の皆さまと私との間でも同じだとそのように思っております。皆さま方のご意見、これを率直に聞かしていただいて、本当にお互いよくよく議論を重ねさしていただいて、県民の皆さまのために共に働かしていただきたいとそのように考えておるところでございます。またよろしくお願いを申し上げます。

(5つの基本政策)

 次の4年間におきましても5つの基本政策をしっかりと堅持し、むしろさらにバージョンアップをしていく形で取り組みを進めていきたいとそのように考えておるところです。人口減少により縮み行く経済、こちらに対しては産業振興計画、地産外商戦略、これをより徹底をしていきたいと考えておりますし、また、過疎化・高齢化の進む中、非常に厳しい状況におかれている多くの方々の暮らしを守っていくため、日本一の健康長寿県構想をしっかりと引き続き堅持し、さらにバージョンアップしていきたい、そのように思っています。教育改革の推進、南海地震対策の抜本強化、インフラの整備の促進、これらも基本的に政策として更に継続をして、さらにバージョンアップをしていくということで対応さしていただきたいとそのように考えておるところです。今まで、特に私の一期目の任期の後半、多くの皆さま方と5つの基本政策の総点検のようなものをさしていただいたとそのように考えておるところです。その中でいろいろと次に向けてどういうことをさらに行っていくべきなのかということについて、いろいろと率直な形で議論さしていただいたと思っておるところでございますけれども、その議論の成果を生かさしていただいて、さらに県民の皆さまの役に立つような政策立案をしていきたいとそのように考えておるところです。これらの政策について対外的に国に対してもしっかりと主張をしていくということも、非常に引き続き重要だとそのように考えております。知事会での活動を通じ、さらには東京事務所、県外事務所の皆さんの活動を通じ、しっかりと対外的にも主張すべき点は主張していくとそういう対応を取っていきたいとそのように考えておるところです。

(課題解決の先進県)

 以上のような政策的な対応を図っていくに当たりまして、是非とも県庁職員の皆さんと共にこういう姿勢で臨ましていただければなと私自身思っておることについて、少しお話をさしていただきたいと思います。私は、今回この県知事選挙において最も訴えようと思いましたことは、高知県が課題解決の先進県になりたい、それを目指すということでございます。課題先進県、これがいわば高知県の現状ということではないかなとそのように思っています。人口減少・高齢化これに真っ先にさらされた本県、それに伴う経済的な縮みであるとか過疎化・高齢化問題とか様々な問題が重なってまいりました。しかしながらこれは決して高知県だけの問題ではなくて、他の県もいずれ同じような状況に陥っていくのだと思います。高知県は課題の先進県、課題の先進県であればこそ最も苦しんできた分、課題解決の先進県となるべく努力を重ねていき、真っ先に全国に先駆けて処方箋を示していくことで、その処方箋を地産外商やさらには移住の促進、そういうものに繋げていければいいなとそのように思っています。
 課題解決の先進県になっていくためには、少し因数分解をして言わせていただければこの3点が非常に重要ではないかと思っています。

○正面からの取り組み

 第1に、本県が抱える課題に対して正面からがっぷり四つで取り組んで行くということが非常に重要だとそのように思います。この4年間もそういう姿勢で取り組みを進めさしていただいてまいりました。これからの4年間においても本県が抱える課題に対して正面からぶつかっていくということ、これを是非引き続き貫いていきたいとそのように思っています。

○創造的な姿勢

 そして第二点目でありますけれども、創造性ということが非常に重要になってくるというふうに思います。本県が抱えている課題に対して未だ有効な処方箋というものがこの世に存在をしていないのだとそのように思います。それを解決し得た県というのを私は見たことがありません。むしろ私たちは道なき道を自らの力で開拓していかなければならないのだということかと思います。人口減少による縮み、それを押し返すための地産外商戦略、これをより本格化していくためにどうすべきなのか、自分達で考え自分達で汗をかいて道を切り開いて行かなくてはなりません。超過疎化・高齢化が進んでいく、そういう農山漁村においてどうやって人々の暮らしを守っていくのか、これに対し完全なる解決策を示し得た県はなく、私たち自身でそれを考えていかなければなりません。南海地震という未曾有の災害であろう地震に対してどう対処していくのか、私たち自身で考えていかなければならない問題なのだとそのように思っています。課題解決の先進県となるための第二は、やはりこういう形で自分達で考えそして行動するという創造的な姿勢、クリエイティブな姿勢というものが非常に重要なのだとそのように思っておるところです。

○処方箋の発信

 そして三点目でありますが、自分達で見出した処方箋、ノウハウを是非対外的に強く発信をしていきたいとそのように考えております。「高知県ではこの過疎化・高齢化の問題にこう対応していきます。」そういう姿勢というのを対外的にも、是非大いにPRをして発信をしていきたいと思います。それによって国の政策を変えさせるということもありますでしょう。また、そういう高知県、こちらに移住しようと思ってくれる人も増えてくるかも知れません。また地産外商に繋げていくことも出来るかも知れません。私は是非そうありたいとそのように考えておるところです。例えば、南海地震対策を進めていく中で防災産業の育成というものも図っていけるかも知れません。課題に正面からぶつかっていく中で地産外商に繋げていけるような何かを見出していくことができるんではないかとそのように思っています。いや是非そういうふうにしていきたいとこのように考えておるところです。

(時代の流れを推進力に)

 課題解決の先進県を目指す、是非そうありたい、皆さまと共に知恵と汗をかいていきたい、そのように考えています。時代の大きな流れ、その時代の大きな流れを是非味方に付けていきたいと考えています。時代の大きな流れをしっかり受け止めて、私たちの推進力に換えていく大きな帆を是非張れるようになっていきたい、そのように考えているところです。これから人口減少・高齢化は進んでいくでしょう。人口減少・高齢化が進んでいく中で、どうやって生き残っていくかという処方箋を全国に真っ先に示すことが出来れば、高知県の持つそのノウハウは全国的な時代の要請に添うものとなるはずであります。時代の流れを味方に付けることができるということではないかと思います。世界的にこれから食料とかエネルギーとか、非常に厳しい時代が50年以内にはやってくることとなりますでしょう。インドとか中国とか、本当に多数の人々が先進国として上がっていく中でそういう時代がやってくる。いやもう既にその兆候は多数見えている訳であります。穀物価格の高騰とか、エネルギー価格の高騰という形でそういうものが出てきているんだというふうに思っておるところです。そういう中において高知県が食糧の供給県、新エネルギー関連産業の育成、そしてまた供給県となることができれば、これは時代の要請に添った、時代に必要とされる県になるということなんだと思っております。残念ながら私は戦後の50年、高知県は時代のそういう大きな流れ、その流れを自分達の推進力とすることは出来なかったのだと残念ながらそう思っています。重化学工業化それに引き続く情報産業化の流れには、高知県は乗ることは出来ませんでした。しかしながら、だからこそ残っている美しい自然とか一産業とか、こういうものはこれからの次の50年において日本国全体から必要とされる、そういうものになり得るとそのように考えています。繰り返しますが、真っ先に高知県が人口減少・高齢化社会に突入したが故に最も苦しんでまいりました。しかしながらそれが故に見出そうとしているノウハウはこれからの時代、全国でも必要とされるものになるんだとそのように考えておるところであります。
 時代の大きな流れ、これを味方に付けることが出来るように、時代の大きな流れを受け止める帆を作って、その時代の大きな流れを我々の推進力に換えていけるような、そういう仕事を是非していきたいとこのように思っています。私は、是非この4年間において高知県をそういう位置、そういうポジションに位置付けていくようなそういう仕事が出来ればいいなとそのように考えているところです。それぞれ県庁職員の皆さま方が抱えておられるお仕事の中で、それぞれ是非そういう点を意識していただいてお仕事をしていただきたいと思います。私自身もそういう思いを持って、仕事を是非さしていただきたいと思います。皆さま方と対話を重ねさしていただいて、お互いに高知県民の皆さま方のためにクリエイティブな仕事ができますよう、これから4年間もどうぞよろしくお願いを申し上げます。本当にどうも皆さんこの4年間お世話になりました。ありがとうございました。これからの4年間もどうぞよろしくお願いをいたします。どうもありがとうございます。

 

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