前日の季節外れの大雨と暴風がうそのような秋晴れの11月9日、地元三里消防署の協力のもと避難・通報・初期消火の消防訓練を実施しました。

　火災発生の設定や訓練の目標は毎回検討していますが、今回は「日常生活に最も近い状況で火災が発生したとき、いかに各自が判断し行動するか」をテーマに事前周知も少なくしました。

　学生寮調理場前で発煙筒を発火して煙を演出。発見者は初期消火をしながら、けが人の救助。もう一人は、火災警報器を押して事務所までダッシュ。

　

　「火事や～。誰か消火器持って応援に行って～。」

　「どこよ～？」「マジ？けが人は居るが？」「誰か担架持って行っちゃて～」「担架、どこ！」

　「火事です！避難してくださ～い！」校内放送のマイクの声もリアル。

　「１１９番通報して～。」「もしもしっ！火事です。はいっ！燃えてます。」現場で確認しながらの状況説明も緊張感たっぷり。

　「担架搬送は、足の方から進んでよ！」「AED持ってきて～」・・・などなど、過去の訓練の経験が活かされています。

令和元年度に高幡消防組合須崎消防団さんから寄贈いただいた消防ポンプ車も高らかにサイレンを鳴らしながら出動しました。

 

　訓練生が避難するとまもなく三里署の消防車が到着し、模擬放水を実際に見せていただくことができました。ホースから勢いよく出る大量の水に歓声が沸き、風下の訓練生はしぶきを浴びながらも「すげぇ～、格好いい。」を連発。自動車整備や消防設備などの勉強をしている訓練生たちにも、貴重な訓練となりました。