高知県観光特使が語る!『高知県の魅力』第八弾~豊ノ島~

公開日 2024年03月01日

更新日 2024年03月01日

-本日は元力士でタレントの豊ノ島さんにインタビューさせていただきます!

豊ノ島さん、どうぞよろしくお願いします。

よろしくお願いします。 

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【豊ノ島さんプロフィール】

 出身地
 1983年6月26日
 出身地
 高知県宿毛市
 趣味
 音楽鑑賞、カラオケ、ゴルフ
 座右の銘
 「3年先の稽古」
 

最近の活動について

-力士、親方を引退されて、現在はタレントとして活動されていますね。全く異なる業界に転身されたわけですが、現在の活動や目標について教えてください。

 豊ノ島という名前でこれまでやってきて、どこまでいっても今の自分があるのは相撲のおかげなので、相撲をもっと広めていきたいです。特に相撲番組を持ちたいと思っています。サッカーや野球の場合は、試合の放送以外にちょっとした番組があるので、相撲でもそういう番組ができたらいいなと思います。

 2月に豊ノ島杯ちびっ子相撲大会を開催しました。今後は高知県全体でそういう活動もしたいですし、高知は相撲王国、実力のある力士を多く輩出した土地柄で、相撲とは縁があります。今は高知出身の関取がいないので、高知から強い力士、土佐の力士”おらんく力士”が出てくればいいなと思います。

-私も少し前から相撲にはまっています。観ていて本当に面白いです。

 自分自身も観ていて面白いと思います。

 我々の時代は、白鵬という絶対王者がいて、「この人を誰が倒すか!」みたいなムードがあって。でも結局白鵬が勝って、やっぱり強かったって。それで横綱が優勝して場所がしまる。他の力士が優勝するのは難しい、という時代でやってきました。

 今は優勝力士がころころ変わるので、そういう意味でのワクワク感が今の相撲にはあって面白いですね。強いて言うなら世の中の誰もが知っているスター力士が今はいない。面白いのに。見せ方ひとつで相撲はもっと盛り上がると思います。今はチャンス。そういう意味でも取組の放送とは別に相撲番組ができて、いろんな人に情報を広げていけたらいいなと思います。

-都内で「豊ノ島の部屋」というトークイベントをされていますよね。豊ノ島さんが相撲の魅力や奥深さを伝えるためにスタートされたんですよね。

 以前は自分がゲストで出演することが多かったんですが、今は日刊スポーツのおなじみの相撲デスクの佐々木記者と一緒に二人でゲストを呼んでトークショーっていう形でやっています。

 ゆくゆくは自分で番組を持ってやっていきたいと思っていて、そうなると、こちらでゲストを招いてやる必要があるので、そういった意味で将来に向けた練習にもなっていますし、やり始めた理由でもあります。

-2月20日(火)に池袋で5回目が開催されましたね。

 今東京でしかやっていなくて、地方でもやりたいと思っています。地方でもこのトークイベントを開催し、人を集めて、相撲の魅力を伝えたいです。

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-力士・親方時代と現在の活動で何か共通点はありますか。

 共通点はないですね。相撲の知識があるというぐらいです。

 現役時代からバラエティ番組にも出させていただいていたので、それがあったから今でもこうやって色々なところで声をかけてもらって、仕事につながっています。

 ただ、ちょんまげがあったときに呼ばれてやっているのと、タレントになった今では勝手が違います。力士時代は相撲が主なので、番組に出られなくても困りはしないですが、今は次に繋げるために(次のチャンスを)勝ち取っていかないといけないので、変に意識してしまってしゃべることが少なくなってしまったりもしています。現役時代の方が、「何しゃべってもいい。」じゃないけど楽しくワイワイしゃべっていました。

 (そういう意味では)今の方が緊張感がありますけど、ただ自分の中で大事にしていることは、仕事は楽しんでやろうと思っています。緊張感ばかり出してやるよりも、楽しみながらやることで、観ている人にも楽しさが伝わればいいなと思っています。

-楽しみながらといえば、豊ノ島さんはいつもニコニコされていますよね。

 ニコニコを意識しているというか、もともとニコニコ顔なんでしょうね。

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-レスリングの吉田沙保里さんとゴルフをされているのをSNSで拝観しました。

 吉田沙保里さんがゴルフ好きなのでよく誘っていただいて。

-ゴルフは以前からされていたんですか。

 始めたのは22、23歳ぐらいで、当時の親方・師匠に誘われて行ったんですけど、気を遣わないといけないので楽しいわけないですよね。しかもめっちゃ打つし。「どうだ、楽しいか?」「はい~。」と言いつつ、二度と行くかと思いながら(笑)。

 また途中ではまりそうになったんですけど、たまにしかいかないから上達もしなくて。琴奨菊と一緒にコースを回ったときにスコアが全く同じになった時があって、その時は楽しくなってゴルフ熱が上がってきそうだったけど、結局それでもあんまり乗らなくて。

 本当にはまりだしたのは去年、吉田沙保里さんや元サッカー選手の大久保嘉人さんと行き始めてからですね。行き始めるとスコアも上がり始めて。楽しいですよ。

-楽しいだけじゃ上手くならないと思います。きっと素質があるんでしょうね。

 ゴルフの素質はないと思います。楽しんでやるから上達しているんだと思います。自分で言うのも何ですが、相撲の素質はあったと思います。ゴルフは少しずつですが、やればやるほど上達しています。素質はもちろん大事ですけど、ゴルフを本格的にやり始めたことで、一生懸命やることが絶対上達につながるんだなって感じました。今いいこと言ったな(笑)。

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-高知県内にも土佐カントリークラブやKochi黒潮カントリークラブなどのゴルフ場がありますが、高知のゴルフ場にも行かれましたか。

 高知さんさんテレビの番組で高知に行ったときに、吉田沙保里さんと土佐カントリークラブに行きました。海をバックにしたホールはとても気持ちよかったです。黒潮カントリークラブにはまだ行っていないので、行きたいですね。

高知県の観光PR

-高知のゴルフ場のPRもしていただけたら。

 ゴルフ好きな人に「高知でゴルフしよう。」と誘ったら喜んで来てくれると思います。身近に「高知に行きたい。高知だったらどこに行ったらいい?」って聞いてくれる人が割と多いんです。ただ、自分は宿毛市出身なので、宿毛以外のことを実はあまり知らなくて。なので、自分も知りながらPRできたらいいなと思っています。

 よさこり祭りも1度だけ行ったことがあるんですけど、そのとき自分は地方車に乗せてもらっていたのでお客さんとしては観ていないんですよ。お客さん目線で観るよさこいがどんなものなのかとか、結構知らないことが多いんですよ。小学校から高校まで相撲づくしで、高知市内には休みの日の大会でしか行ったことないですし、高校卒業後すぐに高知を出たので。もっと高知のことを知っていきたいですし、知るべきだと思っています。

 高知市内でいうと、自分が高知でやった結婚式の会場が三翠園さんでしたので、そのご縁もあり、高知に帰ったら毎回三翠園さんに泊まっています。

-三翠園さんといえばリニューアル(2021年)されて綺麗になりましたね。天然温泉もありますし、おすすめの宿泊施設のひとつだと思います。

スポーツ振興について

-高知県での活動に限らず、スポーツ振興に対してどういう想いで取り組まれていますか。

 相撲に限らずサッカーとかスポーツ全般に興味を持ってもらいたいです。どうしても今、家でゲームをしている子供が増えています。押しつけるわけじゃないですけど、我々の時代みたいにスポーツをする習慣、スポーツの良さも知ってもらいたいです。

 「豊ノ島杯」をやり始めたきっかけも、宿毛市の地域の学校を回ったときに「相撲をとったことがある人?」って聞いたときに全然手が上がらなくて・・・。我々の親の世代からは「昔は相撲大会があって、地域の横綱がいて。」っという話を聞いていたので、ほとんどの子供たちに相撲経験があったと思うんですね。でも今はそういう地域で行う相撲大会がなくなっているのでさびしいです。このままだと相撲を伝えるきっかけがなくなると思いました。

 それで未経験者を対象に「豊ノ島杯」をやり始めまして、13年間で10回を超えました。累計で100人ぐらいは参加してくれたので、その子達が言ってくれるかは別として、相撲をとったという経験があるので、自分なりに相撲を広めるきっかけにはなったのかなと思います。今は宿毛でしか出来ていないので、ゆくゆくは高知、四国、全国と広がっていけばいいなと思います。

 相撲はグラウンドに円を書けばできるし、体育館でも先生がテープで引けばできます。ルールも簡単で分かりやすいですし。

高知の魅力

-東京での生活と高知での生活を比べてみていかがですか。

 

 昔は、『「高知は自然があっていい。」と言っておけばいい。』と思っていたんですが(笑)、今改めて自然がいいなと思います。

 

 娘を宿毛に連れて行ったときに「あんなブロッコリーみたいな山初めて見た。」って言われて、見渡すと山があって、その下に海があって、ちょっと移動したら川があって、東京じゃ味わえない風景だと思いました。

 

 「(宿毛は)空気が全然違う。」って言っておけばいいと思っていましたけど(笑)、娘に言われて景色を眺めていたら、本当に空気が違うなと実感するようになりました。あと東京で鰹も食べますけど、宿毛で食べる鰹、ぶり。やっぱり現地で食べると違うなと思います。

 

-自然に囲まれた環境で子供を育てたいという気持ちはありませんでしたか。

 

 娘が生まれたときはまだ現役だったので、そういう意味では考えなかったですね。今の立場的には移住も勧めないといけないところですが、自分には難しいです。東京が生活の場・活動の中心になってしまいました。

 

 帰りたいとは思います。帰ると温かいですし。高知の人は何かしてあげよう精神がやばい(すごい)じゃないですか。

 

-東京で生活しながら、高知県のPRをしていただけたら。

 

 都会で疲れた人や、人が好きっていう人にはおすすめですね。逆に人に疲れたっていう人には勧めたくないです(笑)。

 

-宿毛でのおすすめの観光スポットや昔よく行かれていた場所はありますか。

 

 おすすめ・・・。学生の時は相撲に明け暮れていたので、観光スポットには行ってないんですよね。

 

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-だるま夕日とか。

 

 だるま夕日も観たことがないんです。小さいときは興味ないし、物心ついたら相撲に明け暮れていたので。

 
 今、墨田区に住んでいるんですが、スカイツリーも登ったことがないんです。近すぎていつでも行けると思うと行かないんですよね。
 
 今になってだるま夕日を観たい、だるま夕日をバックに写真をとりたいと思うようになりました。だるま夕日ツアーとかあればいいな。
 

 でもやっぱり宿毛は交通の便が良くないですね。行った人みんなに言われます。「もっと近けりゃ。」と。近くないからいいんですけど、一人で行くには遠すぎますね。

 

 去年、大久保さんに宿毛に来ていただいてダブル成人式をやったんですけど、「めちゃくちゃいい!人生の中で3本の指に入るいい所!もうちょっとすぐ着くなら何回も行きたい。」って言ってもらえたんですが、往き道は機嫌悪かったです(笑)。「まだ着かないの?」って。高知県はそういう(東西に長い)形ですので仕方ないんですけど。変なもんで私たちは何度も行き来しているので慣れっこですが、初めて行く人にはね。

メッセージ

-このインタビューを見られる方に向けてメッセージをお願いします。

 観光特使っていう立場抜きにしても、高知って本当に良いところです。「高知の良いところ何?」って言われたときに、食べ物もあると思いますが、何より人の良さでですね。精一杯のおもてなしをするじゃないですか。自分が苦になるんじゃなくて自分も楽しむ。人が魅力的なので人が好きな人は是非行ってほしいです。人が苦手な人はあまりオススメしません(笑)。是非魅力を感じてもらえれば。

-豊ノ島さん、ありがとうございました!

インタビュー中に登場した高知ワード(登場順)

○宿毛市 https://www.city.sukumo.kochi.jp/

○土佐カントリークラブ https://www.tosacc.jp/

○Kochi黒潮カントリークラブ https://kuroshiocc.com/

○三翠園 https://sansuien.co.jp/

○だるま夕日(一般社団法人宿毛市観光協会) https://sukumo-darumayuhi.jp/%E8%A6%B3%E5%85%89%E3%82%B9%E3%83%9D%E3%83%83%E3%83%88/%E3%81%A0%E3%82%8B%E3%81%BE%E5%A4%95%E6%97%A5

参考URL

○豊ノ島さんオフィシャルウェブサイト https://toyonoshima.com/

○豊ノ島さんInstagram https://www.instagram.com/toyonoshima_daiki/

○豊ノ島の部屋 https://www.nikkansports.com/battle/sumo/toyonoshima-no-heya/

○第11回豊ノ島杯ちびっ子相撲大会 https://sporu-kochi.com/event/toyonoshima-cup2024/

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