宇治川での取り組み

公開日 2009年03月28日

更新日 2014年03月16日

宇治川の位置図

宇治川での多自然型川づくり(石積みの設置)

1.はじめに
 直線的な宇治川の流れに変化をつけるための方策として,石組みによる落差工を試験的に実施しました

2.専門家との打ち合わせ
 近自然工法の提唱者である福留氏を招き,現地視察や打ち合わせを行い,流れに変化をつける方法について検討しました。

3.石組みについて
 川の本来持つ流れ等を見て,流れの速い区間と深みの場所を確認した後,より速い流れをつくるために,石組みを設置することとしました。
 石と石の間の水の流れが速くなることで(右図赤色破線部),河床に堆積していた泥が流されます。

4.職員による施工風景
 施工の半分は,若手職員を中心に有志を募り,職員自らの手で施工しました。

5.完成直後の様子
 石が水を切り,流れが分かれているのが確認されます。
 また,完成直後には,石組みの間の泥が流される様子は見られません。

6.140日経過後
 石組みの間の泥が流されて,礫(粒径の大きな石)が露出しています。

7.今後の予定
 調査を継続し,瀬や淵の形成状況,生物への効果について検討していきたいと考えています。

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