公開日 2019年07月11日
空気のことを考えてみよう
晴れた日の空は澄(す)みきって、なにも落ちてくるものなんてないように見えるね。
空には空気以外なんにもないのかな?
わたしたちの身の回りには、空気をよごしているものがたくさんあります。
火力発電所、工場や車の排気ガス、火山のけむりやガス、家庭で使うストーブや台所のガスコンロ、お風呂など、ものを燃やして使うものがいろいろあります。
また、工事なんかで細かい土ぼこりなんかも出ますね。
排気ガスや土ぼこりなどのよごれた空気は少しずつ広がってうすまりながら、わたしたちのまわりにただよったり、空の高いところへ上がっていきます。
そのうちの粒の大きいものや重いものは地上に落ちてくるけれど、ガスや細かい粒はなかなか落ちません。
そんなガスや小さい粒のまじった空気のなかで、わたしたちは生活しているのです。
雨の日、空からはもちろん雨が落ちてきます。
雨の水はきれいなのかな?
空気中の細かい粒子(りゅうし)に水の粒がくっついて雨の粒になります。
雨が小さい粒の時はすぐには地上に落ちてこずに空の高いところでただよっています。これが雲です。
この時に空気をよごすけむりやガスなんかが空の高いところにあったら、雨のもとになる水の粒にくっついたり、とけこんだりします。
そして水の粒どうしが集まって大きい雨粒になり落ちてきますが、その途中にあるいろんなものを、とかしこんだり、くっつけたりして地上に落ちてくるのです。
酸性雨はものを燃やして出るガスがとけこんで、酸性になった雨のことです。
雪も空から降ってくるね。
まっしろくてきれいにみえる雪はどうかな?
最初にできる水の粒は雨と同じだけれど、それが凍ってできた雪は、雨より軽いからゆっくりゆっくり落てきます。
そうすると落ちてくる途中にあるいろんなよごれたものがくっつく時間が長いし、雪の形は雨みたいにまん丸くないから、雨よりもよごれやすくなります。
雨も雪も思ったよりもよごれていることがあるのです。
黄砂(こうさ)はどこからくるか知ってる?
春などに空がうっすらと黄色くかすんだように見えることがありますね。
これは黄砂(こうさ)といって、昔から春の季節をあらわすものとして、春霞(はるがすみ)とよばれていました。
中国の内陸部乾燥地帯のゴビ砂漠やタクラマカン砂漠で、砂嵐(すなあらし)で吹き上げられた砂の細かい粒が、風に乗って日本まで来るのです。
遠いところではハワイにまで飛んでいくと言われています。
黄砂は昔からよく知られていることで、公害ではないけれど、地球全体の乾燥が進んでいることから、だんだん回数や量が増えていると言われています。
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