平成24年度 「対話と実行行脚」 第8回 津野町

公開日 2012年10月26日

更新日 2014年03月16日

「対話と実行行脚」 第8回 津野町訪問実績

日時:平成24年9月21日(金曜日)

視察地

  1. 貝ノ川棚田
  2. ふるさとセンター「風車の駅」
  3. 農村交流施設「森の巣箱」
  4. 旧白石小学校の施設 あったかふれあいセンター「鶴松の風」
  5. 高野廻り舞台、茶堂
  6. 芳生野営農生産組合
  7. 郷地区・旧五藤医院診療所
  8. 満天の星(加工所)
  9. 四万十源流センター「せいらんの里」

視察の様子

1.貝ノ川棚田

棚田保存会の皆さんから、棚田オーナー制度や棚田の維持管理の工夫等について、お話をうかがいました。その中で、ヤギに休田の雑草を食べさせることで、棚田の保全に役立てている取組についても紹介いただきました。
今年4回目を迎える「棚田キャンドルまつり」(10月13日)には、毎年多くの方がお越しになり、町外との交流活動としても大きな成果をあげられているそうです。

2.ふるさとセンター「風車の駅」

直販所としてだけではなく、津野町の集荷や地産外商の拠点となっている「ふるさとセンター『風車の駅』」にうかがいました。
津野町では、農家が自分の作った野菜等を最寄りの集荷所(町内26か所)まで持ち込めば、町が構築した流通網で道の駅やアンテナショップに出荷され、また、それぞれの商品の出荷・販売の状況は生産者が携帯電話のメールで確認できるシステムが確立されています。意見交換では「集荷を一層の効率化して、さらにコストダウンを実現したい」との抱負もお聞きしました。

3.農村交流施設「森の巣箱」

廃校舎を活用した宿泊型交流体験拠点「森の巣箱」では、地域ぐるみでの宿泊客へのおもてなしや住民間の交流の場づくりについて、お話をうかがいました。
平成13年度のオープン以来、この施設の利用者は順調に増えてきていて、現在では、年間で(地元・床鍋集落の人口の30倍にあたる)約3000人がこの集落を訪れているそうです。施設内のコンビニや居酒屋は「いつ来ても誰かいる」地元住民の交流の場となっており、集落活動センターの一つのモデルとしても注目されています。

4.あったかふれあいセンター「鶴松の風」

平成22年3月末に廃校となった白石小学校の校舎は、あったかふれあいセンターとして活用されるほか、今後は地域活性化の拠点としても整備が計画されています。この日は、地域活性化に取り組む「夢づくり白石会」のメンバーや、あったかふれあいセンターのスタッフや利用者など40人近い住民の方々にお集まりいただき、地域の元気づくりについて、いろいろなご意見をいただきました。若手の皆さんが音頭を取って、運動会などの交流イベントが開催されるなど、地域のまとまりの良さがとても伝わってくる意見交換でした。

5.高野廻り舞台、茶堂

国の重要文化的景観である高野で、地域に残る文化財等を活かして、観光・地域交流・産品づくりなど、様々な活動を展開されている「高野七福神の会」のメンバーとお話をさせていただきました。ミニコンサートでお迎えいただくサプライズや、廻り舞台に上がって(地元のお茶や蕎麦饅頭をいただきながらの)意見交換など、とても素敵なロケーションでの意見交換が出来ました。メンバー代表の方からは、今後の事業展開に向けての熱い思いや様々な活動計画もお聞かせいただき、これからの会の発展がとても楽しみになりました。

6.芳生野営農生産組合

芳生野奈路、保井川、下野の3集落でこうち型営農集落の仕組みづくりに取り組まれ、現在4年目となる芳生野営農生産組合。組織の立ち上げから現在の状況や、兼業農家が多く、人手の確保が難しいといった課題についておうかがいしました。また、米ナスのハウスも見学させていただきました。天候などの問題で例年よりは収穫量は伸び悩んでいるとお聞きしましたが、きれいなまるまるとした米ナスはとても美味しそうでした。

7.郷地区、旧五藤医院診療所

重要文化的景観に指定されている芳生野口目ヶ市地区の旧五藤医院診療所におうかがいし、郷地区活性化委員会の方々と今後の集落活動センターの設立に向けての意見交換を行いました。人口減少、高齢化が進む中、この状況を打破しなければとの切実な思いで、住民の方々が地域おこしに一丸となって取り組もうとする熱い心意気を聞かせていただき、心強く思いました。

8.満天の星(加工所)

船戸地区の満天の星(加工所)におうかがいしました。現在ほうじ茶スイーツが大人気です。増産体制の必要性や、今後経営を拡大していく上での課題についてお聞きしました。地元雇用にも力を入れられ、地域にも大きく貢献。加工所の人員増で、生産力もアップし、高知龍馬空港でも販売を始めたとお聞きしました。

9.四万十川源流センター「せいらんの里」

四万十源流センター「せいらんの里」におうかがいしました。不入山や四万十川源流地点などの観光スポットに行きやすいこともあり、全国(特に関東方面)から宿泊客がお越しになっています。一度泊っていただいたお客様から口コミで広まっているというお話もお聞きしました。
また、移動販売、宅配サービスにも取り組まれ、集落のお年寄りの命綱にもなっているといった切実な状況があることもお聞きしました。


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