平成24年度 「対話と実行行脚」 第9回 大川村

公開日 2012年10月26日

更新日 2014年03月16日

「対話と実行行脚」 第9回 大川村訪問実績

日時:平成24年10月12日(金曜日)

視察地

  1. 大川村総合福祉センター 
  2. 山中教夫氏の花卉ハウス 
  3. 大川村小中学校
  4. 大川村森林組合作業現場 
  5. 土佐はちきん地鶏ハウス・BMWプラント 
  6. 大川村ふるさと留学センター 
  7. 大川村ふるさとむら公社
  8. 意見交換会

視察の様子


1.大川村総合福祉センター

インターネット無線回線を使ったTV電話映像による高齢者の見守りや救急対応の説明を受け、実際にテレビ電話を操作させていただきました。このTV電話の画面は取りはずしが可能で、タブレット端末としても利用することも出来るそうです。常時の見守りや緊急事態発生から病院の搬送まで画面を通した医療管理などに利用できるとのことで、人口の少ない市町村ならではの先進的な高齢者見守りシステムとして事業展開に注目していきます。

2.山中教夫氏の花卉ハウス

地域の生産者有志とJA土佐れいほく内の部会「土佐れいほくConfidence flower」を組織し、青年農業士として活動されている山中教夫さんのハウスにうかがい、ユリ栽培の状況や今後の構想などをお聞きました。現在はご両親とパート4名が従事しているそうですが、来年には規模拡大の予定があり、「同世代の花作りの仲間を増やし、その仲間と共にユリの産地化に取り組みたい」との夢を語ってくれました。村も山中さんに大きな期待を寄せられています。

3.大川村小中学校

大川村小中学校では生徒の皆さんと給食をいただき、その後、学校の特色や取り組みなどのお話をお聞きました。同校は施設一体型集中一貫校で、9年間で育てる教育を目指しているそうです。今年度から正式にコミュニティー・スクール(学校の運営に地域住民の声を活かす)となり、今年度、来年度の2年間文部科学省指定研究に取り組んでいくそうです。現在、学力向上を図る環境づくり(おおかわ検定)や花取り太刀踊りの伝承に力を入れ、今年は謝肉祭で小学生が踊りを披露するそうです。

4.大川村森林組合作業現場

森林組合の作業現場にうかがい、大川村森林組合長さんからH型架線集材や森林機械による木材搬出について説明を受け、作業を見学させてもらいました。H型架線集材の導入により労働災害が減少したとのこと、現在は作業員6名で2班体制での作業ですが、毎年職員を増やし5年後には3班体制にする計画を立てているそうです。木材価格の低迷により経営が難しい状況ですが、いかに低コストで効率よく木材を搬出できるかを考え、事業量を増やし後継者を育成していきたいとのことでした。

5.土佐はちきん地鶏ハウス・BMWプラント

白滝銅山の跡地の一部を利用した「大川村土佐はちきん地鶏生産センター」の取組を、防疫服着用、足元の消毒を入念に行った上で、飼育施設、BMW(生物活性水)プラントなどを順に見せていただきました。雛の成長具合に応じたきめ細やかな工夫の一方、「自由に動ける環境を確保し「自然」に近い環境にこだわっている」、また高い品質が全国的に知られ、取扱いが拡大している「土佐はちきん地鶏」ですが、「さらなる品質の向上、生産を安定させ、一層の規模拡大を目指す」とのお話をお聞きしました。

6.大川村ふるさと留学センター

山村留学生が実際に生活している施設におうかがいし、施設の紹介と普段の生活状況などのお話をお聞きしました。昭和61年から延べ157名の留学生を受け入れている同センター。現在は小学生、中学生合せて12名を受け入れています。食事の作法(三角食べ)などセンターで身に付いたことは学校での給食の時にも発揮され食べ方がきれいで感心しました。施設は明るくきれいで木のぬくもりが感じられる作りになっており、留学生の皆さんが伸び伸びと生活されている様子がうかがえました。

7.大川村ふるさとむら公社

大川村ふるさとむら公社で、施設概要や山岳観光、観光啓発等の取組、新法人への取組について説明をしていただきました。大川村には過去にインターハイの登山に使った上級者向きのルートや、手軽に本格的な登山体験が楽しめるコースもあるそうです。山に登ってそのまま帰るというのではなく、登ってきてここに泊ってもらうというようなプランも商品化出来ないかという話も出ているとのことでした。今後、山岳観光、登山観光に力を入れて行きたいとのお話をお聞きしました。

8.意見交換会

「500人の村が行く」というテーマで、行脚訪問先の方々や、村議会議員、元村長さんなどと意見交換会を行いました。参加者の方々からは、県道の整備や地域コミュニティの再生の取り組み、村への愛情がこもった様々なお話をお聞きしました。


この記事に関するお問い合わせ

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