記者配布資料(県政記者向け)

行事等のお知らせ(No.00041899)

公開日 2019年04月18日

  • 行事名
    マダニが媒介する感染症に注意してください
  • 日時
    2019年4月18日
  • 場所
  • 知事の出席
  • 副知事の出席
  • 取材ポイント
     高知県安芸福祉保健所管内在住の方で重症熱性血小板減少症候群(SFTS)による症例が確認されました。SFTSは、主にマダニに咬まれることにより感染するため、予防対策としては、野外でマダニに咬まれないようにすることが重要です。
     これから気温が上がり、薄着で野外へ出かける機会が多くなる時期となりますが、県内ではマダニが媒介するSFTSや日本紅斑熱、つつが虫病が毎年発生しており、野外でのマダニ対策がより重要になるため、県民の皆様に対して注意喚起します。 
  • 内容
    (1)患者の概要等
     高知市保健所管内の医療機関から安芸郡在住の方が、重症熱性血小板減少症候群(Severe Fever with Thrombocytopenia Syndrome:SFTS)と診断されたとの情報提供がありました。感染経路は不明ですが、SFTSは多くの場合、SFTSウイルスを保有しているマダニに咬まれることが主な感染経路といわれています。
     患者:安芸郡在住の50歳代女性。発症前1ヶ月以内の海外渡航歴無し。
     経過:平成31年4月上旬に、発熱、全身倦怠感などの症状により高知市保健所管内の医療機関を受診。平成31年4月17日付けで、当該医療機関よりSFTSの発生届が提出されました。現在、入院加療中。
    (2)発生状況等
    ①発生状況
     昨年の全国でのSFTSの発生報告数は77例で、今年の発生状況は第1週(12月31日~1月6日)から第15週(4月8日~14日)までに8例(長崎県2例、宮崎県2例、鹿児島県2例、和歌山県1例、徳島県1例)の報告があります。
    ②感染経路
     ・多くの場合、ウイルスを保有しているマダニに咬まれることで感染します。
     “マダニは野外に生息する大型のダニで、屋内に生息するダニ(コナダニ類など)はこの疾患とは関係がない。”
     ・最近の研究では、SFTSに感染し、発症している野生動物やネコ・イヌなどの動物の血液からSFTSウイルスが検出されています。このことより、ウイルスに感染している動物の血液などの体液に直接触れた場合、SFTSウイルスに感染することも否定できません。
     ・インフルエンザのように容易に人から人へ感染して広がるものではありません。
    ③症状
     ・マダニに咬まれてから6日から2週間程度の潜伏期間を経て、主に発熱、消化器症状(食欲低下、嘔気、嘔吐、下痢、腹痛)が出現。時に頭痛、筋肉痛、神経症状(意識障害、けいれん、昏睡)、リンパ節腫脹、呼吸器症状(咳など)、出血症状(紫斑、下血)を起こします。 
    
    (3)その他
    ①県内でのダニ媒介感染症の報告状況
     平成26年から平成31第15週(4月8日~14日)まで
     発生年     H26年  H27年  H28年  H29年  H30年
     SFTS      11     3     7    5    5
     日本紅斑熱    7     4     13    6    13 
     つつが虫病    3     0      4    11    2      
    
    ②感染予防方法
     マダニに咬まれないようにすることが重要です。農作業や庭仕事、レジャーなど野外で活動する際には、次のことに気をつけてください。
      ・長袖、長ズボンなどを着用して皮膚の露出を避け、すそを入れ込んでダニの付着を防ぐ。
      ・肌が出る部分には防虫スプレーを噴霧する。(説明書の注意書きに沿って使用してください)
      ・作業後は、体や服をはたき、ダニに刺されていないかを確認する。
      ・帰宅後は、すぐに入浴して身体をよく洗い、付着したダニを落とし衣服は洗濯する。
      ・吸血中のマダニを見つけた場合は、できるだけ医療機関で処置する。
      ・マダニに咬まれた後に、発熱等の症状があった場合は、医療機関を受診する。
     ネコなどの動物からSFTSウイルスに感染しないように次のことに気をつけてください。
      ・SFTS以外の感染症に対する予防の観点からも、動物を飼育している場合、過剰な触れ合い(口移しでエサを与えたりするなど)は控える。
      ・動物に触ったら必ず手洗いをする。
      ・野生動物は、どのような病原体を保有しているか分からないため、野生動物との接触は避けてください。
    
    ③相談窓口
      ダニに関することや、ダニによる感染症に関することは、最寄りの県福祉保健所または高知市保健所へご相談ください。
      安芸福祉保健所:0887-34-3177
      中央東福祉保健所:0887-53-0297
      中央西福祉保健所:0889-22-1247
      須崎福祉保健所:0889-42-1875
      幡多福祉保健所:0880-34-5120
      高知市保健所:088-822-0577
    
    ④参考となるホームページ
    ・厚生労働省ホームページ「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)について」
    http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000169522.html
    ・国立感染症研究所ホームページ「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」
    https://www.niid.go.jp/niid/ja/diseases/sa/sfts.html
    ・国立感染症研究所ホームページ「日本紅斑熱とは」
    https://www.niid.go.jp/niid/ja/encycropedia/392-encyclopedia/448-jsf-intro.html
    ・厚生労働省ホームページ「つつが虫病について」
    http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000173061.html
    
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担当課:健康対策課
係・担当者:德橋・芝岡
電話:088-823-9677