先輩職員からのメッセージ

先輩職員からのメッセージ(試験区分:行政・TOSA)

試験区分:行政・TOSA(平成26年度採用)
所属:地産地消・外商課
異動歴:なし

行政職員の仕事風景

1. 現在の担当業務を教えてください。

  • 県産品の販売促進(高知県産品のフェア等の応援で量販店等の売場で実際に販売支援をする)
  • 県内事業者の販路拡大支援(県外バイヤーを県内の生産地にお連れしたり、県内で商談会を開催してバイヤーと県内事業者をマッチングする等)
  • 県全体の外商成果のまとめ(県外事務所、地産外商公社の商談やフェア状況のとりまとめ等)

2. なぜ、この職種を志望しましたか?

前職は県外の食品関連の会社で、転勤も多く、いつか地元に戻りたいと漠然と思っていました。そんな中、高知県が実質経済成長率ほぼ最下位、プラスして少子高齢化の先進県と、かなり厳しい状況にあること等を知りました。高知県の食は県外から客観的に見てとても魅力があることを実感していたこともあり、食を通じて高知をもっと元気にしたいと考えるようになり、前職での経験が高知県の発展に貢献できたらと思い、受験しました。

3. 採用前のイメージと採用後のイメージは違いましたか?

受験を決める前は、生活の中で関わらない県庁には特にイメージはなく、強いて言うならデスクワークが中心なのかな、というくらいでした。

受験の際、人事担当者等との面接の中で、行政・TOSA枠は比較的多忙な部署に配属されやすいことや、即戦力として考えているというようなことを聞いており、覚悟をして入庁しました。

入庁してからは、大変ではあったものの、覚悟して入庁したのでそうギャップに苦しむことはありませんでした。ただ、私に限らずこの課は、思ったより出張や外勤が多いように思います。

4. 『やりがい』について民間企業とはどんなところが異なりますか?

県庁には、業務目標はあるものの、それはチームでの目標であり、個人の成果は民間企業のように明確化されず、評価を受けにくい傾向にあると感じます。ですので、今の会社で、目標達成率等の数値に換算されるものにモチベーションを持ち、それを評価されてきた方には物足りなく感じるかもしれません。

しかし、個々人に見えにくくはありますが、行政には行政特有の大きいやりがいがあります。

それは、県全体を良くしていく政策(=県民が困っている問題の解決のために手段を講じること)に関わることができる点です。例えば、道路を作る、観光客の誘致、福祉の充実等の、企業単体では携われないミッションを実行できるのは、行政職員の特権であり、大きい魅力・やりがいだと思います。

5. 仕事上で困った時、どうやって解決しましたか?

最初に困ったのは「言葉」です。全く異なる業界に転職するのですから当然と言えば当然ですが、業務上の専門用語はもちろん、それ以外にも、聞き慣れない単語や県庁独特の言い回しがあるので、最初はそれを覚えるのが大変でした。

言葉を覚えた後は、「判断基準の違い」に戸惑いました。実務経験がある方は、その会社での「判断基準」があったと思いますが、民間企業のそれと、行政のそれとは全く異なります。何かを行う時、問い合わせを受けた時の対応等、様々な場面で判断に迫られることがありますが、迷った時は周囲に相談し、正しい判断基準で対応するようにしています。

6. これから受験される方へのメッセージをお願いします。

転職にあたり、【今の会社で満足・不満足な部分がどこか、またその不満足な部分を解決するために、満足な部分のうちのどれなら捨てられるか】の価値観と優先順位を整理することをおすすめします。自分が将来どうなりたくて転職したかを考えておくことで、入庁後に想像や前職とのギャップに悩まずにすむからです。

また、いろんな思いを抱かれて受験されるとは思いますが、これまで培ってきた力を十分活かせないと感じる部署に配属になる可能性もありますし、行政・TOSA枠は即戦力として扱われますので、入庁初日から残業があるような部署に配属される方も多いです。

「定時に帰れて」「休みも取れて」「仕事も楽だろうから」という動機であれば、思い通りにはならない可能性もありますし、「今の職場(業務内容・人間関係・福利厚生)への不満」だとしたら、それが必ずしも解決するとは限りません。

一方で、県庁は、県全体を良くするための組織であり、業務も多岐に渡るので視野も広がりますし、幅広い業務をする中で交友関係も広がり、いろんな関係者を巻き込んだ大きいプロジェクトに携わることも可能です。ここには、皆さんが活躍できる分野・ステージがきっとありますし、休暇についても制度があるだけでなく、風土も伴っているので、生活基盤を整えたい方にはありがたい雰囲気と言えます。

皆さんがこれらを理解・納得の上で入庁し、充実した県庁生活を送られることを願っています。