先輩職員からのメッセージ

先輩職員からのメッセージ(試験区分:林業)

試験区分:林業(平成27年度採用)
所属:森林技術センター
異動歴:なし

林業職の仕事風景

1. 現在の担当業務を教えてください。

 木材の性質や加工方法に関する試験研究及び調査を行う部署で、主に木材の乾燥処理分野を担当しています。関連業界の方々からの要望や林業・木材産業の動向を踏まえて研究課題を設定し、課題解決のための手法の調査を行い、研究計画を立案・執行します。試験研究業務のなかでは、木材産業の現場を訪れての現地調査のほか、試験用の設備を用いた実験も行います。研究成果は、業界の方々や高知県庁内の関係職員が利用しやすいように研究成果報告書としてとりまとめるとともに、報告会や個別に機会を設けて普及しています。

2. なぜ、この職種を志望しましたか?

 森林の保全・利活用に関心があり、なかでも計画や制度を作り運用する行政部門に携わりたいという希望がありました。林業・環境に関わる部を持つ高知県の林業職は、希望に合致するものと思われました。

3. 採用前のイメージと採用後のイメージは違いましたか?

 業務の目的が違いました。森林関係の行政というと、大きな目的として「適切な森林管理による生態系サービスの維持・向上」を掲げているようなイメージがありました。しかし、実際に大きな目的として意識されているのは、他分野の行政と共通の「県民全体の利益」であり、その下に「林業・木材産業の振興」や「中山間地域での雇用維持・創出」という課題が設定されていました。思っていたより「誰のために仕事をするのか」という点が重視されており、「森林の存在を利益につなげる」という方向性が強いと感じました。

4. これまで担当してきた業務でやりがいを感じたことは?

 顕微鏡で100分の1mm単位の長さを測ったり、ひも状温度計で木材内部の温度を測ったりしていると、「林業・木材産業の実務とはずいぶん違うことをやっている」と感じられます。これだけでは、自分の仕事が役に立つのかと不安になる面もありますが、結果をとりまとめ、実務に携わる方々に報告する形式に整えていると、「現場ではやらないが現在・将来のために必要なことをやっている」という役割分担がイメージでき、産業振興に携わる公務員として、やりがいを感じることができます。

5. 仕事上で困った時、どうやって解決しましたか?

 研究課題を設定し、解決手法を構築する際には、現場の実態や活用できる事柄についての知識が不可欠です。簡単に手に入る資料で勉強できることもありますが、「現場で困っていること」や「稼働中の工場における測定の注意点」のような事項はそうもいきませんし、全く手をつけたことのない分野の事柄については調べようもありません。そのようなときは、経験を重ねてきた先輩職員にアドバイスを頂いたり、知識を持つ外部の方との窓口になって頂いたりして、知識不足を補うことができました。

6. これから受験される方へのメッセージをお願いします。

 「産業振興」のような大きくて困難な課題に取り組むだけに、取組方には幅広い可能性があり、個人のスキルや適性がものをいう場面も多いように思います。あなたも、私たちと一緒に課題解決に向けて働きませんか。