先輩職員からのメッセージ

先輩職員からのメッセージ(試験区分:農業)

試験区分:農業(平成28年度採用)
所属:農業技術センター
異動歴:なし

1. 現在の担当業務を教えてください。

 農業技術センターで、ピーマンやカラーピーマンの新品種を作るための研究、また育種素材を探すために遺伝資源(トウガラシなど)を収集、調査しています。

2. なぜ、この職種を志望しましたか?

 私は1年間民間企業で働いていましたが、大学で学んだ知識を活かして、故郷の高知県で農業に関連した職に就きたいと思っていました。そのなかでも、県庁は自分の仕事の成果が直接自分の利益になるわけではないが、その分純粋に顧客のことを考えた仕事ができる場所と考えたことが志望した理由です。

3. 実際に仕事をしてみて、この職に対する採用前のイメージと異なりましたか?

 私は、研究職としての配属で、一番驚いたのは仕事の幅の広さでした。私が担当しているだけでも、オランダを参考にした栽培システムに適したピーマンの育種や、トウガラシ遺伝資源収集・調査など様々です。平成29年度には、国のプロジェクトで他の研究機関の研究員とともにカンボジアへ遺伝資源を収集しに行きました。自分が想像していた以上に色々なことは経験させてもらえるため、忙しいですが楽しい毎日です。

4. 『やりがい』について、民間企業とはどんなところが異なりましたか?

 私の仕事のやりがいの根本は顧客のニーズに応えることで、民間企業でも県庁でも同じでした。現在、私の直接の顧客は高知県民の皆様、特にピーマン農家の方々です。まだピーマンの新品種の開発という結果に繋げられてはいませんが、いつか私の育成した品種が農家の方に栽培され、出荷された果実が、全国のこのメッセージをお読みになっている皆様のもとへ届いてほしいと思い、日々研究を続けています。

5. 仕事上で困った時、どうやって解決しましたか?

 困ったときは頼りになる上司や先輩方に相談して解決します。直属の上司や先輩だけでなく、農業振興センターの方など各分野の専門家の指導のもと仕事に励んでいます。

6. これから受験される方へのメッセージをお願いします。

 私は右も左も分からない状態で入庁したため、仕事についていけるかどうか不安でしたが、上司・先輩や研修など多くの方の力を借りながら、栽培管理や試験課題について取り組むことができました。
 受験される皆様が入庁された際には私も先輩として少しでも支えるよう努力しますので、皆様が来られることを心からお待ちしています。