●キーワード●  「火災を発生させない 初期消火」

地震・津波発生時には、消防がすぐに消火対応できない場合が想定されますので、火災を発生させないことが重要です。また、火災が発生した場合は、消火器などで火が小さいうちに消火し、身の危険を感じたら安全な場所へ避難しましょう。

1) 火災による被害

■関東大震災の火災(1923年9月1日)

揺れで倒れた戸数の約1.7倍の戸数が、火災で焼失。東京本所の陸軍 被服廠跡(ひふくしょうあと)では、避難してきた約3万8千人の住民が火災で犠牲となりました。

■北海道南西沖地震の津波による火災 (1993年7月12日)

奥尻町では、津波の襲来後、火災が発生し、多くの家屋が焼失しました。

■阪神・淡路大震災の火災(1995年1月17日)

地震発生直後から各地域において同時に約300件もの火災が起こり、特に神戸市内は大きな被害を受けました。

■東日本大震災の火災(2011年3月11日)

東日本大震災による火災は宮城県、岩手県、茨城県、東京都など広範囲にわたり300件以上発生しました。

2) 電気火災の発生防止

地震の揺れにより発熱性の電気製品が転倒したり、その上に可燃物が落ちてくることにより火災が発生することなどがあります。転倒したときに自動で電源が切れる電気製品を購入したり、周辺に着火物になりそうなものを置かないようにしましょう。

また、電気が復旧したときに破損した電気製品や屋内配線に、再び電気が流れることにより火災が発生することもあります。揺れがおさまったあと、避難するときにはブレーカーを落としましょう。

■感震ブレーカー

感震ブレーカーは大きな揺れを検知した場合に、電気を自動的に遮断します。

コンセントタイプや分電盤タイプなど用途に応じて選択できますので、電気による火災の発生を防ぐために設置しましょう。