揺れによる土砂災害

●がけ崩れ(急傾斜地の崩壊)

地面にしみこんだ水分が土の抵抗力を弱め、弱くなった斜面が突然崩れ落ちるのが一般的ですが、地震の揺れによっても地盤の抵抗力が弱まり発生することがあります。 地震時には突発的に起こり瞬時に崩れ落ちることがあります。

●地すべり

比較的緩やかな斜面において、地中の粘土層など滑りやすい面が地下水の影響などでゆっくりと動き出す現象で地震によっても発生することがあります。 一度に広い範囲が動くため、ひとたび発生すると住宅、道路、鉄道、耕地などに大きな被害を及ぼし、川をせき止めて洪水等を引き起こすことがあります。

新潟県中越地震で崩れ落ちた民家
(2004年10月24日新潟県山古志村、
提供 共同通信社)

●山津波

地震の揺れで斜面が崩壊することによって、川がせき止められ、土砂ダム(湖)ができます。堰が耐えられなくなると、せき止められた水や土砂が一気に下流を襲います。これが山津波(大規模土石流)です。

注意

地震後、川の様子がいつもと違う(川の水量が変わる、水が急ににごるなど)ときは、山津波の前ぶれの可能性があります。まわりの人に知らせて、できるだけ早く避難しましょう。

仁淀川の河道閉塞(かどうへいそく)(1707年頃)

越知町の「越知町史」の年表に、1707年の頃に「大地震で越知町舞ケ鼻が崩壊し、仁淀川を堰き止 めて洪水を起こす」と記されています。2008年に、痕跡地形の調査を行ったところ、記されていたとおり天然ダムの原因と考えられる土砂崩壊の跡が確認されました。

新潟県中越地震(2004年10月23日)の河道閉塞

地震による大規模な土砂崩れで川がせき止められ、上流の地域が水没しました。