光化学オキシダントについて
工場や事業所、自動車などから排出される窒素酸化物や炭化水素類が太陽の紫外線を受けると、光化学反応を起こし、「光化学オキシダント」と呼ばれるオゾンなどの酸化性物質が生成されます。
気象条件によっては、生成されたこれらの物質が滞留して、空がかすみ、白くモヤがかかったような状態になることがあり、この状態を「光化学スモッグ」と呼んでいます。
■ 発生しやすい気象状況
春から夏の日差しが強くて気温が高く、風が弱い日などに高濃度になりやすい。
[天候]・・・うすぐもり、晴れ
[気温]・・・比較的高いとき
[風速]・・・弱風のとき(約4m/s以下)
[日射量]・・・強いとき
[その他]・・・逆転層、海風の発生等
■ 発令情報
「注意報」は、『1時間値が0.12ppm以上』となり、気象条件からみて継続するおそれがある場合に発令されます。
※ppmとは、「parts per million(パーツ パー ミリオン)」の頭文字をとったもので、100万分の1を意味します。
■ 健康被害の症状例
1.目の痛み
2.のどの渇き、痛み
3.体がだるい
4.頭が痛い
■ 注意報が出たら
1 屋外での激しい運動をさける。
2 目などに刺激を感じたらすぐに家に入る。
3 病弱な人、乳児、老人などは影響を受けやすいので注意する。
■ 被害を受けたら
1 目がチカチカしたり、痛いときは、水道水で洗浄する。
2 のどに痛みを感じたときは、うがいをする。
3 洗眼や、うがいをしても良くならないとき、呼吸困難等があるときは、医師の診察を受ける。
4 被害を受けた方は、最寄りの福祉保健所、市町村の環境担当課へ連絡する。
■ 県のとりくみ
県では,光化学スモッグの指標である光化学オキシダントの濃度が,0.12ppm以上になれば注意報を発令します。
これによって県民に注意をうながし,不要不急の自動車の運転を控えていただくよう呼びかけるとともに,大きい工場などには,排出ガス量等を削減するよう協力を求めています。
■ オキシダントの発生を防止するために
本県の光化学オキシダントは中国大陸などの広域要因が大きいと推定されていますが、オキシダントの影響を抑制するためには、私たちにも身近な原因物質である窒素酸化物や炭化水素の排出量を減らすことも大切です。
そのためには、アイドリング・ストップやマイカーの使用自粛など、私たちにもできる取り組みがありますので、御協力をお願いします。
■ 注意報等発令状況
全国の大気汚染状況,光化学オキシダント注意報等発令状況については,環境省大気汚染物質広域監視システム(そらまめ君)(http://soramame.taiki.go.jp/)をご覧ください。