森で女王に拝謁(高知県東部)

公開日 2007年10月15日

高知の自然・景観

森で女王に拝謁(高知県東部)

 この夏、森で女王に出会いました!猛暑の中、高知県東部の森へ散策に出かけたときのことでした。木漏れ日の足元は落ち葉のじゅうたんでふかふかです。沢沿いには時折、ヒンヤリとした風が吹き抜け、汗の吹き出た顔をやさしく冷やしてくれます。森の中、沢沿いのけもの道に突如、黄色の物体、「わぁ~」とその自然の造形美に思わず声がでました。それは、“キノコの女王”、ウスキキヌガサタケ(スッポンタケ科)でした。高さ15cmほどの山吹色のキノコで、中四国以西の温暖な地域で見られ、環境省のレッドデータブックでは絶滅危惧2類に指定されている希少なキノコです。見た目の美しさとともに、中華料理の高級食材にもなるそうで、高知県立森林技術センターでは他県に先駆けて、栽培技術の確立を目指しているそうです。開いた網状の部分(菌網)は1日も立たないうちに、しおれはじめてしまうそうで、森の中の偶然の出会いに感謝しました。真夏の夜ならぬ、真夏の昼の夢のような出会いでした。(2007.10.15)

 きのこの女王                       

 ”キノコの女王”ウスキキヌガサタケ

きのこの女王-1  

  先端のこげ茶色の部分から胞子を含む臭い粘液(クレバ)を分泌し、昆虫類を誘って胞子を運んでもらいます。                                  

 関連サイト

  高知県森林技術センターのホームページ >>> http://www.pref.kochi.lg.jp/soshiki/030102/

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