全国の自治体の研究機関が共同で酸性雨や広域大気汚染の調査を行っています
酸性雨は、目安として、pH5.6以下の雨を言い、その酸性度が問題にされることが多いですが、現在の酸性雨研究では、大気中から雨の中に溶け込んでもたらされる各種イオン成分(湿性沈着といいます)だけでなく、雨によらず飛来・降下する微細粒子やガス状成分(乾性沈着といいます)が重要な項目として調査されています。(詳細はこちら)

また、酸性雨の発生メカニズムは図1のとおりですが、原因となる排気ガスは大変な長距離を移動する場合も多く、時には海を超え、国を超えてもたらされます。
このように、酸性雨の調査は、広域で多くの項目を観測する必要があるため、多数の研究機関が協力して実施しており、高知県も地方自治体の環境研究所を会員とする全国環境研協議会と共同でデータの収集・解析等を実施しています。
この共同研究は1991年から始まり、現在は第5次調査が進められています。
2003年から2008年に実施した第4次調査では、湿性沈着は57~62地点、乾性沈着は28~61地点で測定が行われ、現在、解析が進められています。
このようにして、調査・解析が行われたデータは、国立環境研究所のホームページ(こちら >> http://db.cger.nies.go.jp/ja/database_B2.html)に順次掲載されていますが、研究者を対象とした内容であるため、一般の方にはなじみにくいものでした。
そのため、全国環境研協議会の酸性雨についての部会では、酸性雨調査の概況をとりまとめ、2種類のパンフレットを作成しました。やや専門的な内容も含まれていますが、できるだけ平易に整理しましたのでご活用下さい。
1.全環研酸性雨調査について
2.日本の酸性雨の状況について
また、高知県の調査データは当センター所報として公表し、一部は、(こちら)に掲載していますが、このたび、その概要を簡単にとりまとめましたので、あわせてご利用下さい。
3.高知県における酸性雨の状況について