公開日 2009年03月20日
更新日 2014年03月16日
一般には大型海藻の衰退現象を「磯焼け」と総称しており、全国の沿岸海域で見られています。
北海道ではコンブ藻場、本州以南ではアラメやカジメの海中林やホンダワラ類のガラモ場が代表的な藻場としてあげられ、それらは魚類などの様々な動物の産卵場、保育場、隠れ場、生息場となっているばかりでなく、海域環境へ果たす役割も大きいと考えられています。それら重要な機能を持つ藻場の衰退は、直接または間接的にその恩恵にあずかっている我々にとっても重大な問題であると考えられます。現在、磯焼け状態から海藻群落を形成させるために各地で様々な取り組みがなされています。
土佐湾においては、平成10年に最盛期には180haあった手結地先のカジメ海中林が消滅し、現在も磯焼け状態が続いています。現在では、黒潮町から四万十市にかけて140ha程度のカジメ海中林が残っているのみとなっています。
香南市夜須町手結地先の磯焼け 黒潮町田野浦地先のカジメ海中林
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