公開日 2009年03月20日
更新日 2014年03月16日
磯焼け対策研修会の開催、須崎市久通(2008年9月30日)
平成20年9月30日に高知県漁協久通支所において漁業者が中心になって実施する磯焼け対策の実施に向けた話し合いが行われました。
当日は約30名(地元漁業者19名)が集まり、今後の磯焼け対策について議論しました。
九州において先進的に漁業者が実施した磯焼け対策事例を社団法人水産土木建設技術センターの安藤亘さんと中嶋泰さんから紹介していただきました。 水産試験場からは県内で実施しているウニ類除去による藻場再生の現状報告をしました。皆さんとても熱心に聴いておられました。
会の後半は、これから自分たちでできる磯焼け対策について話し合いを持ちました。皆さん熱心に議論していただき、「久通地区磯焼け対策部会」を結成し、 ウニ類除去を中心とした磯焼け対策を行うこととなりました。会場からは「自分らの海のことは、自分らでやらないかん」といった心強い声も聞かれました。
ウニ類除去方法は、素潜りと船上から箱メガネで覗きながら潰すことになりました。もちろん、これまでのように学生や水産試験場が除去のお手伝いをすることで、 地元の皆さんと一緒に藻場の再生を目指したいと思っています。
なお、今回の研修は「岩礁域における大規模磯焼け対策促進事業」におけるサポート制度の一環で実施されました。本県のサポート役は有限会社エコシステムの細木光夫さんで、 研修会の準備と司会をしてくださいました。
とにかく実行に移そうと、平成20年10月12日に漁業者の皆さんと高知大学・漁業指導所・水産試験場でウニ除去を実施しました。この様子は次回報告します。
熱心に聞き入る参加者
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