平成30年度 「対話と実行行脚」 第3回 日高村 

公開日 2020年01月20日

平成30年度 「対話と実行行脚」 第3回 日高村訪問実績

日時:平成30年8月8日(水曜日)

視察地

1.村の駅ひだかの視察
2.日高村トマトを核とした農業クラスターの取組について現地視察及び意見交換
3.屋形船仁淀川の視察
4.江尻地区「かわまちづくり」の取組の視察
5.日高村立図書館「ほしのおか」の視察
6.日下川新規放水路整備事業の視察
7.猿田洞の視察
8.住民の方々との意見交換

 

視察の様子

村の駅ひだか

 

1.村の駅ひだかの視察

 昨年10月に増床工事を行い、日高村商工会の販売スペース「エキナカ商工会」と、飲食可能な休憩スペースを整備した村の駅ひだかを視察させていただきました。
 来場者数、各店舗の売り上げともに好調というお話や、想定を超える来客に対応するための対策として、上記の対策を行ったというお話をお伺いし、大変頼もしく感じました。
 今後も道の駅「ひだか」が、地産地消・外商、観光振興の取組の拠点として、ますます日高村の経済活性化に寄与されることを大いに期待しています。

 

 

次世代型ハウス

ミニトマト選果場

意見交換

2.日高村トマトを核とした農業クラスターの取組について現地視察及び意見交換

 昨年9月に完成した株式会社イチネンホールディングスの次世代型ハウスと、昨年11月に完成したJAコスモスのミニトマト選果場を視察させていただいた後、株式会社イチネンホールディングスの職員の方と意見交換をさせていただきました。
 次世代型ハウスでは、環境制御技術を活用してミニトマトを生産している現場を視察させていただき、ミニトマト選果場では、ミニトマトがサイズ別に選別され、箱詰めされる行程や、主要市場関係者との販売戦略会議を行い、市場との情報共有を図りながら販売力の強化に取り組んでいる話などをお伺いしました。
 意見交換では、栽培技術を磨いて高品質のミニトマトに前向きに取り組むとともに、JAコスモスと連携した低コストの物流に力を入れていくというお話をお伺いしました。
 日高村を代表する農産物であるトマトの生産拡大に向けて各事業者が連携しながら取り組まれている様子に、大きな期待が高まりました。
 

 

 

船

3.屋形船仁淀川の視察

 株式会社屋形船仁淀川が運営する屋形船に乗船し、「遊覧コースガイド」の活動や、奇跡の清流「仁淀川」における屋形船を中心とした魅力的な地域の観光拠点づくりについてお話をお伺いしました。
 屋形船では地元のガイドさんの案内のもと「奇跡の清流」と呼ばれる仁淀川の澄んだ水、木々の緑に爽快な風と仁淀川の自然を堪能しました。
 今後は、日高村の魅力を活かしたツアーの企画や、インバウンド観光客受け入れ体制の充実を図り、観光客の安定的な受け入れに繋げていきたいというお話を伺いし、前向きに日高村観光に尽力されている様子に大変感銘を受けました。
 今後も観光の拠点として「屋形船仁淀川」が、ますます観光客誘致に寄与されることを大いに期待しています。

POP UP IN

合同会社スッゴイスポーツ

親水公園整備地

 

4.江尻地区「かわまちづくり」の取組の視察

 江尻地区集落活用・交流企画(POP UP INN)実施地と、合同会社スポーツスッゴイスポーツの拠点、整備が進む江尻地区親水公園を視察させていただきました。
 「POP UP INN」は、NPO法人日髙わのわ会と、東京在住の民間メンバーが実施主体となり、集落を活用し、気軽に宿泊を試せる仕組みを試行的に開催しており、平成31年度の本格稼働に向け動いているというお話を伺いしました。
 合同会社スッゴイスポーツでは、地元密着型をモットーに仁淀川流域でSUPやラフティング等の各種アクティビティを提供しており、今後は年間を通じた集客を目指して、コースエリアやツアー人数の拡張を検討しているお話などをお伺いしました。
 江尻地区親水公園整備地では、国土交通省による「かわまちづくり」計画に登録されて以降、国土交通省・日高村の双方で整備を進めており、「仁淀ブルー」の河川空間を利用した、新たな観光拠点を創出するだけでなく、日高村村内の既存の観光施設・食文化なども含めた流域全体としてアピールしていきたいというお話をお伺いしました。
 全国的な認知度が高まっている仁淀川を活かしたコンテンツが充実する今後の展開に大きな期待が高まるとともに、江尻地区「かわまちづくり」事業による振興で、仁淀川のさらなる認知度向上と、観光客誘致に寄与されることを大いに期待しています。
 
 
 
 

 

 

 

ほしのおか

 

5.日高村立図書館ほしのおかの視察

 平成28年にオープンし、現在、日高村絵本コンクール入賞作品を展示している村立図書館「ほしのおか」を視察させていただきました。
 日高村をもっと広く全国に知ってもらえるように、オムライスを題材とした手作り絵本コンクールを実施して選ばれた、最優秀賞を含む入賞作品15点が展示されており、どの作品も手作り感あふれる力作ぞろいで、心があたたまる内容に大変感銘を受けました。
 日髙村立図書館「ほしのおか」が、新たな日高村の知の基盤として、村内外の方にますます活用されることを期待しています。

既存放水路

新規放水路

6.日下川新規放水路整備事業の視察

 既存の「日下川放水路」と、「日下川新規放水路」の工事現場を視察させていただき、放水路の役割や今後の工事計画等についてお話をお伺いしました。
 昭和50年8月洪水の甚大な浸水被害を契機に、現行の「日下川放水路」が完成しましたが、平成26年8月の台風12号による甚大な浸水被害をの発生を受け、ハード・ソフト対策が一体となった総合的な内水対策を進めるべく、国土交通省、高知県、日高村が連携した浸水対策の取組を行っているお話をお伺いしました。
 日下川新規放水路の早期完成が待ち望まれるとともに、整備が完了することで浸水被害がなくなり、安心安全な生活の基盤が確立し、今後の日高村の発展に大きく寄与することを期待しています。
 

猿田洞


 

7.猿田洞

 体験型観光の一つであるケイビングを行っている猿田洞を視察し、現在の取組状況等のお話をお伺いしました。
  猿田洞は、1858年に発見された全長1,420mの石灰洞で、日高村に実在したとされる忍者「日下茂平」が修行を行った地として伝承されており、現在は約200mを探勝用として開放し、通年での催行を平成29年1月からは通年で入洞体験を実施しているというお話を伺いました。
 洞窟内は16.5度と大変涼しく、真夏の暑さを忘れさせてくれるケイビング体験は、夏の観光にぴったりだと感じました。

  さらなる誘客に向けた猿田洞ケイビングの認知度の向上や、観光客、リピーターを増やす取組を検討しているとのことで、猿田洞が日高村の新たな観光のコンテンツとなる今後の展開に、大きな期待が高まりました。
 










 

意見交換

8.住民の方々との意見交換

 日高村の産業分野、福祉分野、教育分野、防災分野、中山間分野で活躍されている住民の方々とそれぞれの活動や課題について意見交換を実施し、その後、傍聴者の方からご意見をお伺いさせていただきました。
 日高村地域の物流支援事業(買い物サービス)やコミュニティスクール、避難所運営ボランティア訓練など、それぞれの活動に真摯に取り組まれているお話をお伺いし、深い感銘を受けるとともに、皆さんそれぞれが地域を盛り上げようと尽力をされている姿に、日高村の未来は明るいと感じました。
 今後も、皆さんの活躍により、日高村がますます活性化することに期待が高まりました。

 また、意見交換には40名の方に傍聴いただき、日高村の現場の声をお聞かせいただける有意義な時間となりましたことに感謝いたします。

この記事に関するお問い合わせ

高知県 総合企画部 広報広聴課

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