教育等の振興に関する施策の大綱

公開日 2017年05月18日

1.大綱の策定について

1.大綱の位置づけ

 この大綱は、地方教育行政の組織及び運営に関する法律(昭和31年法律第162号)第1条の3第1項に基づき、本県の教育、学術及び文化の振興に関する基本理念や基本目標を明らかにした上で、それを実現するための総合的な施策について、知事と教育委員会で構成する高知県総合教育会議で協議を行った上で定めたものです。

2.大綱の期間

  平成28年度から平成31年度までの4年間

3.大綱の進捗管理
 
大綱の基本理念の実現に向けた基本目標の達成状況や施策の進捗状況等については、高知県総合教育会議において協議、確認を行います。
 なお、この大綱に定める施策等については、国の教育改革の動向や施策の進捗状況等を勘案し、適宜、見直しを行います。

 

2.基本理念

1.学ぶ意欲にあふれ、心豊かでたくましく夢にむかって羽ばたく子どもたち

 グローバル化や情報化、少子・高齢化が急速に進むなど、社会・経済が激しく変化する時代に生まれた子どもたちが、これからの時代を自らの力で力強く生き抜き、自らの夢に向かって羽ばたけるようにするためには、知・徳・体の調和のとれた生きる力を育んでいくことが必要です。
 

<知・徳・体の育成すべき力>

 ◆知:基礎的・基本的な知識・技能やこれらを活用して課題を解決するための思考力・判断力、生涯にわたって学び続ける意欲
 ◆徳:社会の中で多様な人々と互いに尊重し合い、協働し、社会に参画しながら人としてよりよく生きていくための基礎となる、他者への
     思いやりや規範意識、公共の精神などの豊かな人間性・道徳性
 ◆体:生涯にわたってたくましく生き抜いていくための基礎となる、体力や健康的な生活習慣

 こうした知・徳・体の調和がとれた、自らの人生を切り拓き主体的に生きる力を、家庭の保護者や地域、学校、市町村教育委員会、県教育委員会などが、それぞれの役割や責任を意識しながら力を合わせ、社会全体で子どもたちに身に付けさせていかなければなりません。 

2.郷土への愛着と誇りを持ち、高い志を掲げ、日本や高知の未来を切り拓く人材 
 
 我が国では、先の見えない変化の激しい時代の中で、課題に挑戦し、未来を切り拓く人が求められています。
 特に少子・高齢化が著しい本県が今後も活力を維持・向上していくためには、郷土への愛着と誇りを大切にしながら、グローバルな視点を持ち、高い志を掲げ、産業・経済や地域福祉、さらには、文化、コミュニティなど多くの分野で地域の将来を担う人材が求められています。

 

3.基本目標

1.知の分野の基本目標

 (1)小・中学校
   
●小学校の学力は全国上位を維持し、更に上位を目指す。中学校の学力は全国平均以上に引き上げる
    
※H27年度全国学力・学習状況調査結果(数値は全国平均正答率との差
     小学校:国語A +3.4  国語B +1.6  算数A +1.8 算数B -0.4
     中学校:国語A -2.5  国語B -2.9  数学A -4.5 数学B -5.4
 (2)高等学校
 
  ●高校3年生の4月の学力定着把握検査におけるD3層の生徒の割合を15%以下に引き下げる
    ※H27年度学力定着把握検査結果(高校3年生4月):30.4%
   ●高等学校卒業者のうち進路未定で卒業する生徒の割合を3%以下にする
 
   ※H26年度卒業者に占める進路未定者の割合:8.0%

2.徳の分野の基本目標
  
●生徒指導上の諸問題(不登校、暴力行為、中途退学)の状況を全国平均まで改善する
   ※H26年度児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査結果
     ・暴力行為発生件数 千人あたり発生件数:8.2件(全国4.0件)
     ・不登校児童生徒数 千人あたり不登校数:小中15.5件(全国12.1件)
     ・中途退学率:2.1%(全国1.5%)
  ●全国学力・学習状況調査における児童生徒の道徳性(自尊感情、夢や志、思いやり、規範意識、公共の精神等)意識調査結果で、全国平均
   を3ポイント以上上回る

   ※H27年度全国学力・学習状況調査結果(各質問に対し肯定的な回答をした児童生徒の割合。( )は全国平均との差)
     ・「自分には、よいところがあると思う」   小学校:77.3(+0.9)  中学校:69.4(+1.3)
     ・「将来の夢や目標を持っている」      小学校:86.1(-0.4)  中学校:73.1(+1.4)
     ・「学校のきまりを守っている」        小学校:91.2(+0.1)  中学校:93.8(-0.6)
     ・「ものごとを最後までやりとげてうれしかったことがある」       小学校:94.1(-0.4)  中学校:94.1(-0.1)
     ・「いじめはどんな理由があってもいけないことだと思う」        小学校:97.0(+0.8)  中学校:94.4(+0.7)
     ・「人の役に立つ人間になりたいと思う」  小学校:94.4(+0.7)  中学校:93,9(+0.2)

3.体の分野の基本目標
  ●小学校の体力・運動能力は全国上位に、中学校の体力・運動能力は全国平均以上に引き上げる
   
※H27年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果(数値はT得点(全国平均=50))
    小学校:男子50.1  女子50.4
    中学校:男子49.8  女子48.4

 

4.5つの取組の方向性

 「高知県教育大綱」の基本理念や基本目標を実現していくためには、家庭や地域、学校、教育行政など、教育等に携わる全ての人や組織が、それぞれの役割や責任を認識した上で、力を合わせて子どもたちを育成していくことが必要です。
 そのために、大綱と基本計画では、教育等に携わる全ての人に日常的に意識していただくための5つの取組の方向性を定め、取組を推進していきます。

1.チーム学校の構築
 ○学校の組織力を高めながら、個々の教員の力量のみに頼らず、教員同士がチームを組んで主体的に学び合うことにより組織的に授業力
  の向上や生徒指導上の充実などを測ります。
 ○外部の専門家の力を活用し、地域の人材の協力も得て、学校の目標の実現や課題の解決を図ります。

2.厳しい環境にある子どもたちへの支援
 貧困の世代間連鎖を教育の力で断ち切ることを目指して、
 ○就学前には保護者の子育て力の向上などを重点的に支援します。
 ○就学後は放課後学習や地域全体での子どもの見守りなどにより子どもたちを支えます。

3.地域との連携・協働
 地域と学校とが力を合わせて子どもたちを支え、育んでいくため、
 ○家庭・地域・学校が一体となって地域ぐるみで子どもを育てる仕組みである学校支援地域本部の設置を促進し、活動を充実させます。

4.就学前教育の充実
 ○専門的で高度な知見に基づいた質の高い教育・保育を実践します。
 ○就学前教育と小学校教育の接続を意識した取組を充実・強化します。

5.生涯学び続ける環境づくり
 ○誰もが生涯にわたって学び続けれられる環境や、文化・スポーツに親しめる環境を整備します。
 ○個人の学びの成果がさまざまな場面で発揮されることで、地域や社会に好影響がもたらされることを目指します。

 

5.冊子等

教育等の振興に関する施策の大綱(概要)
 
教育等の振興に関する施策の大綱(概要)[PDF:6MB]

教育等の振興に関する施策の大綱(リーフレット)

 教育等の振興に関する施策の大綱(リーフレット)[PDF:6MB]

教育等の振興に関する施策の大綱(本文)
 
第1章 大綱の策定について[PDF:116KB]
 第2章 高知県の教育の現状と課題[PDF:626KB]
 第3章 基本理念と基本目標[PDF:215KB]
 第4章 取組の方向性と施策の基本方向[PDF:8MB]
 第5章 基本方向ごとの施策[PDF:1MB]

 一括ダウンロード(全体)[PDF:11MB]
 

連絡先

高知県 総務部 政策企画課
住所: 〒780-8570 高知県高知市丸ノ内1丁目2番20号(本庁舎2階、東側)
電話: 代表 088-823-9332
企画第一担当(国への政策提言、東京事務所等) 088-823-9332
企画第二担当(全国知事会等) 088-823-9573
企画第三担当(庁議・政策調整会議、ふるさと寄附金等) 088-823-9563
地方分権担当(地方分権、四国知事会等) 088-823-9603
ファックス: 088-823-9267
メール: 111601@ken.pref.kochi.lg.jp

PDFの閲覧にはAdobe System社の無償のソフトウェア「Adobe Reader」が必要です。下記のAdobe Readerダウンロードページから入手してください。

Adobe Readerダウンロード