大豊町西峯地区におけるコンテナ苗生産の取組

公開日 2017年08月18日

平成28年度 地域の皆さんの活動(地域支援企画員からの報告)

大豊町の取組(嶺北ブロック)

地区の概要
 大豊町西峯地区は、徳島県三好市との県境にあり、国道439号を役場から車で約50分走った山あいにある集落です。
 野々屋、土居、久生野、大畑井、沖、蔭、柚木の7集落からなる西峯地区ですが、高齢化率が75%を越える、大豊町内でも特に高齢化が進んだ地区になります。

集落活動センター西峯開所に向けての取組
 西峯地区では、平成26年度から西峰地区区長協議会、民生委員、老人クラブ会長、自主防災会長、公民館関係者など、地域の活動団体が網羅された構成で、集落活動センター「西峰」(仮称)設置推進委員会を立上げ、集落活動センターの立上げに向けた話合いがスター トしました。
 地域の現状と課題の整理、地域資源の洗い出し、地域の将来像、取組内容、運営組織、活動拠点などについて話し合いを重ね、平成27年3月に集落活動センター西峯を開所しました。

①西峯委員会風景 ②落成写真

コンテナ苗の生産
 集落活動センター西峯では、集落活動サポートや安心・安全サポートといった集落での支えあい活動をこれまで同様行う一方で、新たな取組として、スギのコンテナ苗の栽培をスタートすることになりました。
平成26年度には県森林技術センターに講師をお願いし、栽培の概要を掴むための勉強会を開催したり、香美市で既に林業用コンテナ苗の栽培を行っている生産者の視察に行くなど、栽培開始に向けての準備を行いました。
 そして、平成27年3月に開催された県林業種苗生産事業者講習会を西峯地区活性化推進委員会産業部会のメンバー6名が受講し、生産者の登録を行い、平成27年4月からの試験栽培を開始しました。栽培は西峯地区の公民館の横にある旧保育所のプールに育苗ハウスを設置して行うことにしました。県森林技術センターの職員に講師をお願いし、栽培管理の仕方、病害虫の防除について、出荷作業の視察など、計9回の勉強会を開催しながら、約2000本のコンテナ苗の栽培を行いました。

③コンテナ苗移植作業 ④勉強会風景

平成28年度には、旧西峯小学校のグランドに育苗ハウスを新たに設置し、20,000本に生産規模を拡大して本格的な試験栽培をスタートさせました。
 日々の水やりや消毒などといった栽培管理は、産業部会のメンバーが1週間ずつ交代で行い、ハウスの設置作業や、苗のコンテナへの移植作業の時にはメンバー総出で作業を行いました。4月に種を蒔き、2~3cmほどに成長した幼苗をコンテナへと移植する作業を6月、8月、10月に行いました。一部病気などの影響があるものの、現在約17,000本のコンテナ苗を育苗中です。
 そして平成27年度に栽培を開始したコンテナ苗のうち約1,400本が出荷できる規格にまで成長しています。苗の出荷は高知県種苗緑化組合を通して、大豊町内の林業事業体へと出荷する予定になっています。苗の生産から植栽、育林、伐採、製材までのサイクルを大豊町内で回していくうえで、集落活動センター西峯産業部会が、苗の生産部分を担うことになるのです。

⑤育苗ハウス

今後の展望
 まだコンテナ苗の生産に関しては確立されたマニュアルが無い状態です。平成27年度、平成28年度と試験栽培を行うなかでは、20,000本分のコンテナに一度に移植を行うだけの幼苗が足りなかったり、消毒のタイミングが合わず病気が発生してしまったり、といったこともありました。このような経験を蓄積し、平成29年度からの本格栽培に活かしていく必要があります。

地域支援企画員として
 これまで試験的に栽培を行ってきたスギのコンテナ苗ですが、平成29年度からは本格生産へと移っていきます。安定的な生産・供給が行えるように、引続き町役場や県の林業部局とも連携しながらサポートを行っていくとともに、コンテナ苗生産の取組が西峯地区の活性化に繋がるようお手伝いをしていきたいと思います。

 

〈この記事に関するお問い合わせ〉
 大豊町地域支援企画員 電話:0887-72-1281

連絡先

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