集落活動センター氷室の里 ~きのこの里を目指して~

公開日 2017年08月17日

平成28年度 地域の皆さんの活動(地域支援企画員からの報告)

いの町の取組(仁淀川ブロック)

 集落活動センター氷室の里は、いの町の北部、高知県と愛媛県の県境の山間に位置する集落です。市内から約65㎞離れた越裏門地区と、さらにそこから6㎞離れた寺川地区の2地区で集落活動センターを形成しており、人口は76名、高齢化率81.6%(H29.3.31時点)と県内でも特に過疎・高齢化が進んだ地域です。
 その一方、石鎚山系に接した標高700m以上の高地にあり、吉野川の源流に近く、きれいな川や原生林が残った森など自然豊かな地域でもあります。冬季には、毎年雪が積もるほど寒く、滝全体が凍る「大瀧の滝」、山では「霧氷」が見られます。また、江戸時代、手箱山の雪屋の雪を壺に納め、夜間の早飛脚で土佐藩主に献上した歴史を再現した「氷室まつり」は毎年多くの人が集まり賑わいます。

霧氷
10月下旬~11月の短い期間に見られる霧氷
大瀧の滝
冬季に凍る大瀧の滝
登山隊
2月に氷室に氷を詰める登山隊
氷室まつり
氷室まつりで賑わう様子

 この自然豊かな地域で力を入れている取組が、きのこの生産・販売です。特に、昔からこの地域の山では、「まいたけ」のことを「まいなば」と呼んで親しまれており、また、天然のまいたけが地元で食べられていたこともあり、原木まいたけを中心に生産・販売に取り組んでいます。
 まいたけが発生するまでの一連の作業を専門家から指導を受けたり、地元のドラム缶を使って原木を殺菌したり、きのこの生産者に話を聞きに行くなど、試行錯誤しながら地域が一丸となって取り組んできました。
 平成28年度には、原木まいたけの生産キットの販売や「まいなばざんまいツアー」など、きのこの生産活動だけでなく、氷室の里の原木まいたけのPRなど広報活動にも力を入れ実施しました。また、集落活動センターの補助金を活用して、旧幼稚園を改修し、きのこの生産のために常圧殺菌釜や保管場所などの整備も実施し、新しい拠点施設も落成しました。
 本格的なきのこ栽培に向けての準備が整い、これからが氷室の里としての本格的な活動になってきます。現在は、この新しい拠点施設を利用して、まいたけの生産・販売だけでなく「なめこ」、「むきたけ」、「はたけしめじ」、「きくらげ」などさまざまなきのこの生産・販売に取り組んでいきます。

落成
H28.10 新しい拠点施設の落成を祝う地元住民と関係者

 

はたけしめじ1
新しい常圧殺菌釜にいれたはたけしめじ
はたけしめじ2
新しい常圧殺菌釜にいれたはたけしめじ

 

 きのこの栽培は、自然相手のため、安定的な生産量の確保や増産が計画通りに進まなかったり、今後の販路開拓、加工品の開発などでもこれから検討していく部分が多いですが、大きく成長する可能性を秘めています。
 今後、「氷室の里」が「きのこの里」として成長できるように地域住民の方に寄り添い、一緒に汗を流しながら、地域支援企画員として少しでも支援できることを探していきたいと思います。

 

まいなばちゃん
「氷室の里」公式キャラクター
まいなばちゃん

 

〈この記事に関するお問い合わせ〉
 いの町地域支援企画員 電話:088-850-5657

連絡先

高知県 産業振興推進部 計画推進課
住所: 〒780-8570 高知県高知市丸ノ内1丁目2番20号
電話: 企画調整担当 088-823-9333
成長戦略担当 088-823-9049
地域産業担当 088-823-9334
地方創生担当 088-823-9335
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