日高酒造ホールの取り組み~旧酒造を地域のコミュニティ拠点に~

公開日 2018年11月20日

平成29年度 地域の皆さんの活動(地域支援企画員からの報告)

日高村の取組(仁淀川ブロック)

 旧松岡酒造(現日高酒蔵ホール)は1890(明治23)年に創業を開始。1975(昭和50)年頃には、須崎と日高に酒蔵を構え年間180㎘を生産する造り酒屋でしたが、1990(平成2)年に酒造業を廃止して花卉栽培業に転向し、酒蔵を閉鎖しました。
 2004(平成16)年には国登録有形文化財に指定されたものの、2009(平成21)年1月に維持管理が難しくなったことを理由に、所有者より取り壊しの意向が日高村に伝えられました。しかし、これを知った地元の有志が、貴重な日高村のお宝を何とか残したいと運動を起こし、有志による「旧松岡酒造酒蔵保全活用委員会(のちの日高酒蔵会)」を立ち上げ、これが現在の日高酒蔵ホールとしての活用につながりました。

01 酒蔵外観1 02 酒蔵外観2

 現在、酒蔵会の委員は13名。月に1回程度、定例会を開きイベントの開催計画や実施したイベントの反省会、意見交換などを行っています。この定例会の運営に関して、イベント企画時のアドバイスなど、地域支援企画員がサポートをさせてもらっています。
 酒蔵会の活動はすべてボランティアで行われており、委員の方はそれぞれ仕事等を持っているため、準備やイベント開催時に人手が揃わず苦労することもありますが、酒蔵を保存しながら地域のコミュニティ拠点となるべく元気に活動を行っています。

 酒蔵保存のための活動資金を得るため、また広く酒蔵を知ってもらうために、春のひなまつり、夏まつり、秋の収穫祭など季節のお祭りを中心に、村外からの出演者や観光客も呼び込みながら、地元の方が楽しめることを念頭にイベントを企画しています。
 なかでも、流域の一大イベントとして仁淀川流域の6市町村(仁淀川町、越知町、佐川町、日高村、いの町、土佐市)が連携して行う「仁淀川ひな回廊」には、日高村は『ひだかさかぐらひなまつり』として酒蔵会が中心となって参加しています。
 この「仁淀川ひな回廊」は、平成26年度に当時の地域支援企画員が中心となり、流域6市町村を周遊してもらう仕掛けとして始めたもので、平成26年度はいの町、平成27年度は日高村が幹事役となり、スタンプラリーや景品の準備と引き渡しなど、賑わいを生む仕掛けづくりについて、試行錯誤しながら企画、実施しました。

03 スタンプラリー 04 樽雛 05 雛飾り

 その中でも日高村は、平成26年11月にオープンした「村の駅ひだか」と連携し、酒蔵ホールを拠点として周辺地域を盛り上げるため、酒蔵会を中心に「村の駅ひだか」や商工会、女性の会、役場と地域支援企画員で組織する「日高村ひなまつり実行委員会」を立ち上げました。
 今年のひなまつりは、イベント期間中に村の駅のレンタサイクルを無料にすることや、村の駅を訪れたお客さんにさかぐらひなまつりのチラシを直接手渡してPRを行い、酒蔵ホールに来ていただいたお客さんに「村の駅ひだか」の提供による米麹で作った甘酒をふるまうなどの取り組みを行いました。

06 外観 07 大雛

08 甘酒 09 ステージ


 実行委員会を中心とした取り組みを始めた結果、酒蔵ホール1箇所の点から「村の駅ひだか」を加えた2箇所の点をつないだ線になり、訪れるお客さんによる流れができ始めました。
 今後はこの2箇所を拠点として更に取り組みを広げ、JR岡花駅周辺の国道33号線沿いが更に面的に広がり、盛り上がっていくことを期待しています。

 これからも地域のつなぎ役として酒蔵会と日高村に寄り添いながら、酒蔵ホールを地域コミュニティの拠点とする取り組みを支援していきたいと思います。

〈この記事に関するお問い合わせ〉
 日高村地域支援企画員 電話:0889-20-1522

連絡先

高知県 産業振興推進部 計画推進課
住所: 〒780-8570 高知県高知市丸ノ内1丁目2番20号
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成長戦略担当 088-823-9049
地域産業担当 088-823-9334
地方創生担当 088-823-9335
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