すぐ解る流行の状況! 感染症週報(第3週)

公開日 2018年01月24日

(第3週:1月15日から1月21日)

★ お知らせ
◆ インフルエンザに気をつけて!
高知県全域で警報値である30.00を超えています。
 定点医療機関当たりの報告は第2週に31.73と警報値を超えましたが、第3週は64.08と急増し引き続き警報値を超えています。県全域から報告があり、中央西、高知市、中央東で急増、須崎、幡多、安芸で増加し、全ての地域で警報値を超えており、過去5年間と比較しても最も高い値となっていますので引き続き注意して下さい。
 また、学校等における集団発生の報告でも休校、学年閉鎖、学級閉鎖の報告が増加しています。
 インフルエンザ定点医療機関における迅速診断ではインフルエンザA型の割合が45.5%、インフルエンザB型の割合が54.5%となっています。
 病原体検出情報では、第3週にInfluenza virus A H1pdm09が8例Influenza virus AH3 NTが7例Influenza virus B/Yamagataが5例検出されています。異なる型の流行がみられるので、複数回感染することも考えられます(詳細は病原体検出情報に記載)。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況は、直近の5 週間(2017 年第51~2018年3週)ではAH1pdm09の検出割合が最も多く45.5%、次いでB(山形系統)が35.8%、AH3が12.2%、B(ビクトリア系統)が5.7%、B(系統不明)が0.7%の順でした。

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<インフルエンザにかからないために>
 1) 咳エチケット:咳やくしゃみを浴びないようにするためにマスクをしましょう。
 2) 外出後の手洗い:インフルエンザウイルスを流水・石けんで除去しましょう。
 3) 人混みや繁華街への外出を控える:特に高齢の方や基礎疾患のある方は注意しましょう。
 4) 休養と栄養摂取:体の抵抗力を高めましょう。

<かかったらどうする>
 1) 医療機関を受診:体調不良の時には、早めに医療機関を受診しましょう。
 2) 休養と睡眠(水分補給):安静にし、休養をとりましょう。
 3) 外出をひかえる:無理して職場や学校に行かないようにしましょう。
 4) 咳エチケット:周りの方へうつさないように、マスクをしましょう。
※小児、未成年者では、インフルエンザの罹患により、急に走り出す、部屋から飛びだそうとする、ウロウロ歩き回る等の異常行動を起こすおそれがあります。自宅で療養する場合、インフルエンザと診断され治療が開始された後少なくとも2日間は小児・未成年者が一人にならないなどの配慮が必要です。

 厚生労働省 インフルエンザの総合ページ
   http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/infulenza/index.html

 
◆ 感染性胃腸炎に気を付けて!
 定点医療機関当たりの報告数は第2週の3.00から第3週では3.70と増加しています。県全域から報告があり、安芸で減少していますが、中央西で急増、中央東、須崎で増加しています。
 定点医療機関からのホット情報では、ノロウイルス5例、ロタウイルス1例、細菌の病原性大腸菌を原因とする胃腸炎の報告1例の報告があります。
 また、学校等欠席者・感染症情報システム※でも38例の報告があることから引き続き注意が必要です。
 ノロウイルスによる感染性胃腸炎は、1年を通して発生していますが、特に冬季に流行します。嘔吐、下痢が主症状ですが、その他、発熱、腹痛などの症状があります。特に、乳幼児や高齢者、体力の低下している方は、下痢、嘔吐などで脱水症状を起こすことがありますので、早めに医療機関を受診してください。通常は1週間以内に回復しますが、症状消失後も1週間程度、長いときには1ヶ月程度便中にウイルスの排出が続くことがあります。保育園や幼稚園、学校や社会福祉施設など集団生活の場で大規模な流行となることもあり注意が必要です。

 <予防方法>  感染予防の基本は手洗いです
 人への感染経路は、主に経口(食品、糞便)です。食品を除けば大半が手に付着したウイルスが口に入って感染します。感染防止策は「手洗い」が基本ですので帰宅時・調理前・食事前・トイレの後に石けんを使ってよく手を洗いましょう。また、感染した人の便や吐物には、大量のウイルスが含まれていますので直接触れないようにし、次亜塩素酸ナトリウムまたは家庭用の次亜塩素酸ナトリウムを含む塩素系漂白剤の使用方法を確認した上で使用し処理しましょう。(使い捨ての手袋やキッチンペーパーなどを使って処理しましょう。)また、調理をする場合は、十分加熱しましょう。

   ●厚生労働省 「ノロウイルスに関するQ&A」
    
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuchu/kanren/yobou/040204-1.html
  ●衛生研究所 「高知県ノロウイルス対策マニュアル」
    
http://www.pref.kochi.lg.jp/soshiki/130120/norovirus.html


◆ 百日咳に気を付けて!
 
第3週に百日咳の発生届けが須崎福祉保健所管内から7例報告されています。
 百日咳は、感染力が強く、軽症でも菌の排出があるため、注意が必要です。特に生後6ヶ月未満の乳児では無呼吸発作等、重篤になる場合もあるので、予防接種をしていない新生児、乳児がいる場合は特に感染に対する注意が必要です。また、成人が感染した場合、通常は咳が長期にわたって持続するものの、典型的な発作性の咳嗽を示すことはなく、やがて回復に向かうことから、軽症で感冒など他の疾患との鑑別が困難ですが、菌の排出はあるためワクチン未接種の新生児・乳児に対しての感染源となるため注意が必要です。


 ※ 百日咳は平成30年1月1日より全数把握疾患になったことから、「★全数把握感染症」に掲載しています。

 <予防方法> 飛沫感染予防には、手洗い、咳エチケットです
 
外出時にはマスクを着用し、人混みはなるべくさけ、帰宅時には、手洗いを励行しましょう。また、定期予防接種があります。ワクチンは生後3ヶ月から接種可能なので、かかりつけ医と相談し、出来るだけ早く受けておくことをお勧めします。

 ※ 学校等欠席者・感染症情報システム:県内小中高等学校における疾病別患者数情報システム

☆野外活動の際にはダニに注意!

 ★ 日本紅斑熱やSFTSに注意しましょう
 
日本紅斑熱やSFTS(重症熱性血小板減少症候群)は屋外に生息するダニの一種で、比較的大型(吸血前で3~4mm)のマダニが媒介する感染症です。

 「マダニに咬まれないこと」がとても重要です。
 マダニは野山、草地、畑、河川敷などに広く生息しています。屋外でキャンプ、ハイキングなどのレジャーや農作業をする場合には次のことに注意しましょう。(全てのマダニが病原体を持っているわけではありません)
 ●長袖・長ズボン・長靴などで肌の露出を少なくしましょう。
 ●マダニに対する虫除け剤(有効成分:ディ-トあるいはイカリジン)を活用しましょう。
 ●地面に直接座ったりしないよう、敷物を使用しましょう。
 ●活動後は体や衣服をはたき、帰宅後にはすぐに入浴し、マダニに咬まれていないか確認しましょう。

発熱等の症状が出たとき

 野山に入ってからしばらくして(数日~数週間程度)発熱等の症状が出た場合、医療機関を受診して下さい。受診の際、発症前に野山に立ち入ったこと(ダニに咬まれたこと)を申し出て下さい。
 また、このたび
発熱・衰弱等に加え血小板減少等の所見が見られた飼育ネコ及び飼育イヌの血液・ふん便からSFTSウイルスが検出された事例並びに、体調不良のネコからの咬傷歴があるヒトがSFTSを発症し死亡した事例が確認されました。これらの事例は稀な事例ではありますが、イヌやネコの体液等からヒトが感染することも否定できないので、体調不良の動物に接触した後、発熱等の症状が出た時には医療機関を受診して下さい。その際には、動物との接触歴についても申し出て下さい。

 ●重症熱性血小板減少症候群(SFTS)に関するQ&A(厚生労働省)
 http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/sfts_qa.html

 ●高知県衛生研究所 ダニが媒介する感染症及び注意喚起パンフレット
 http://www.pref.kochi.lg.jp/soshiki/130120/2015111600016.html

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★ 県内での感染症発生状況!

インフルエンザ及び小児科定点把握感染症 (上位疾患)

3週 (1月15日~1月21日)

疾 病 名

推 移

定点当たり報告数

県 内 の 傾 向

インフルエンザ

64.08

県全域、中央西、高知市、中央東で急増、須崎、幡多、安芸で増加し、全ての地域で警報値を超えています。

感染性胃腸炎

3.70

安芸で減少していますが、中央西で急増、県全域、中央東、須崎で増加しています。

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

1.83

中央西で急減していますが、安芸、須崎で急増、県全域、高知市、中央東で増加しています。

手足口病

0.70

幡多で急減していますが、安芸、中央東で急増、県全域、高知市で増加しています。

RSウイルス感染症

0.33

中央東、幡多で急減、県全域で減少していますが、安芸、中央西で急増しています。

:急増 :増加 :横ばい :減少 :急減

 


 ★ 地域別感染症発生状況

第3週
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★ 気を付けて!
インフルエンザ 第3週:64.08  (注意報値:10.00 警報値:30.00 )
 
第3週の定点医療機関からの報告数は定点当たり64.08(前週:31.73)と急増し警報値を超えています。中央西88.00(前週:37.80)高知市73.38(前週:36.50)中央東54.09(前週:25.73)で急増、須崎65.00(前週:40.25)幡多60.13(前週:30.25)安芸31.50(前週:16.00)で増加し、全ての全域で警報値を超えています。

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感染性胃腸炎 第3週:3.70  (注意報値:12.00 警報値:20.00 )
 第3週の定点医療機関からの報告数は定点当たり3.70(前週:3.00)と増加しています。安芸3.50(前週:5.00)で減少していますが、中央西1.67(前週:0.33)で急増、中央東5.14(前週:3.43)須崎3.00(前週:2.00)で増加しています。

 
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  ※グラフの途切れについて
  H27-H28年は第53週まであるため、グラフ横軸に第53週を挿入しています。
  そのため、H28-H29年とH29-H30年のグラフ第52週~第1週間に途切れが生じています。


病原体検出情報
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 前週以前
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★全数把握感染症
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 高知県感染症発生動向調査(週報)ダウンロード

◆ 第3週週報
◆ 過去の週報・月報は「感染症情報(週報・月報)」のページからダウンロードいただけます。
◆ 高知県の流行発生注意報・警報基準値

 

連絡先

高知県 健康政策部 衛生研究所
住所: 〒780-0850 高知市丸ノ内2丁目4番1号 保健衛生総合庁舎
電話: 総務企画課 088-821-4960
保健科学課 088-821-4963
生活科学課 088-821-4964
ファックス: 088-872-6324
メール: 130120@ken.pref.kochi.lg.jp

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