高知県の取組み

公開日 2023年10月10日

高知県のがん対策

　高知県では、高知県がん対策推進計画に基づき、がん対策を推進しています。
　また、平成22年度からは「日本一の健康長寿県構想」にも「がん対策」を位置付け、より対策を強化して加速度的に取り組んでいます。

　平成18年６月23日に「がん対策基本法」が公布されたことに伴い、高知県では議員提案により、全国で２番目の平成19年３月23日に「高知県がん対策推進条例」が公布され、同年４月１日から「がん対策基本法」とともに施行されました。

　条例制定から７年が経過し、その後のがん対策についての新たな課題も明らかになってきました。そこで、がん対策を社会全体で幅広く、総合的かつ計画的に推進していけるよう「高知県がん対策推進条例」が議員提案により改正され、平成26年３月25日に公布されました。

　また、「高知県がん対策推進条例」の中で、10月を「高知県がんと向き合う月間」と定め、県民のがんに関する正しい知識及び関心を深めるための啓発活動を実施しています。

　がん対策基本法の第12条第１項に規定されている「都道府県がん対策推進計画」にあたる、「高知県がん対策推進計画」を策定し、種々の施策に取り組んでいます。平成30年３月には「第３期高知県がん対策推進計画」を策定しました。

　高知県がん対策推進計画の策定、進捗状況等については、医療関係者や患者・家族会、学識者で構成する「高知県がん対策推進協議会」の意見を聞くこととしています。

　高知県がん対策推進計画の全体目標の一つである「がん患者、その家族及び遺族の満足度の向上」を目指すための基礎資料を得ることを目的に「患者満足度等調査」を令和５年度に実施しましたので、その結果を掲載します。

令和５年度患者満足度等調査[PDF：1MB]
別紙　調査票[PDF：298KB]

　がん、心臓病、脳卒中等生活習慣病の動向を把握し、また、市町村及び検診実施機関に対し、検診の実施方法や精度管理のあり方等について適切な指導を行うとともに、がん登録事業に関し必要な事項を審議するために設置しています。

　前立腺がんは早期に発見すれば治癒することが可能です。また、中には進行がゆっくりで寿命に影響しないと考えられるがんもあります。

　年齢別にみた罹患率は、60歳ごろから高齢になるにつれ顕著に高くなります。高知県では男性の14.4％がかかり4.5％が死亡します。

　がんや炎症により前立腺組織が壊れると、PSAが血液中に漏れ出し増加します。PSA値を測定することで前立腺がんを早期発見することが可能です。　

　高知県では、前立腺特異抗体（PSA）検査に関する啓発用チラシを作成しました。市町村や医療機関等に掲示していただくことにより、PSA検査に関する正しい知識の普及を図ることを目的としています。

　ぜひご活用ください。

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