「日本一の健康長寿県構想」でがん検診受診促進事業に取り組んでいます

平成22年度の取組

　「日本一の健康長寿県構想」の取組として、40歳代、50歳代の働き盛りの県民（約19万人）お一人お一人に、がん検診の重要性や検診日程をお知らせするため、市町村が実施する「がん検診に関する個別通知」に係る経費の支援を開始しました。

　また、未受診者に対する再勧奨と併せて未受診理由調査を実施し、受診率向上対策に活かす取組を開始しました。

 

　【取組実績】（平成２３年６月時点の評価）

　　＜個別通知＞

　　　　県内34市町村のうち22市町村（約15万人に個別通知）で実施

　　　　⇒新たに個別通知を実施した市町村では、40歳代、50歳代の検診受診者が増加しました。

　　　　　※高知市の場合（平成２３年５月に市町村が集計した速報値による）
　　　　　　　男性で、40歳代の受診者が３倍から４倍程度、50歳代も２倍以上増加しました。
　　　　　　　女性も、40，50歳代の受診者が１．５から２倍程度増加しました。　

　　＜未受診者への再勧奨＞

　　　　再勧奨を行った対象者のうち、約１０%の方が検診を受診しました。

　　＜未受診理由調査＞（平成２０年度調査分との比較）

• 「受診機会が無い」との回答が減少
  ⇒個別通知の目的の一つである、がん検診の受診機会を周知することは達成し、受診者数の増加につながった
• 「忙しい、面倒」との回答が依然として上位
  ⇒がん検診の意義や重要性を認識していただく取組を強化（個別通知や広報の内容を工夫）
• 「忙しい、待ち時間が長い、特定健診や他のがん検診との同時実施」を望む声が多い
  ⇒利便性向上への取組強化

　

平成23年度、平成24年度の取組

　　＜個別通知＞

　　　　平成22年度に引き続き、市町村が行う、40歳代、50歳代の働き盛りの県民お一人お一人に

　　　　対する、がん検診の個別通知に対しての支援を行いました。

　　＜再勧奨＞

　　　　再勧奨方法に、郵送の他、地域組織、電話や訪問による勧奨を加えるとともに、検診の種類

　　　　ごとに行う再勧奨を支援しました。

　　＜利便性向上＞

　　　　夜間・休日の集団検診の実施や、検診会場へのバス移動等について支援しました。

平成25年度の取組

　　　　事業開始３年間で、対象年齢にはがん検診に関する周知が進んだことから、市町村が実施

　　　　する、がん検診の新規対象者である、40歳から42歳、20歳から22歳の方に重点を置いた

　　　　個別通知について支援を行います。

　　　　平成25年度より対象年齢を拡大し、40歳代から60歳代の市町村がん検診未受診者の方を

　　　　対象に市町村が実施する、郵送、地域組織、電話、訪問による再勧奨について支援を行い

　　　　ます。

　　　　検診回数の増加、がん検診受診率向上のためのがん検診情報管理システムの改修、複数

　　　　のがん検診の同時実施、検診会場への送迎バスの運行、大腸がん検診の検診容器の郵

　　　　送、がん検診啓発に係る資材等の作成等、がん検診の利便性や受診率を向上させるため

　　　　の取組を支援します。

企業と連携してがん検診受診促進に取り組んでいます

「高知県がん検診受診率向上プロジェクト」を締結しました

　平成20年7月23日に、株式会社高知銀行様、東京海上日動火災保険株式会社様と、「高知県がん検診受診率向上プロジェクト」に関する協定を締結し、取り組んでいます。

≪平成24年度の主な取組≫

1. 無料乳がん検診の実施
   　平成24年11月17日に、財団法人高知県総合保健協会様のご協力をいただき、中央公園前において乳がんの無料検診を行うとともに、通行者に啓発資材を配布し、がん検診受診を呼びかけました。
2. 高知城のライトアップ
   　平成24年10月1日から2日間に、ピンクリボン運動を県民に広く周知するために、高知城とヤシィパークなどをピンク色にライトアップしました。
   　高知城の風景等
3. リレーフォーライフin高知2012に参加
   　平成24年10月6日から7日に、高知市城西公園で開催されたリレーフォーライフin高知2012に参加し、24時間リレーウォークを達成しました。

「高知県がん対策推進計画」の推進に関する協定を締結しました

　平成22年7月28日に、株式会社四国銀行様、アフラック様、第一生命保険株式会社様と、「高知県がん対策推進計画」の推進に関する協定を締結し、取り組んでいます。

≪主な取組≫
　　県が作成したがん検診受診促進用のポスター、チラシの掲示及び配布にご協力いただいています。