HIV感染防止のための針刺し事故対応

公開日 2017年12月25日

HIV感染防止のための予防服用マニュアル(第2版)

 マニュアル表紙画像高知県では、平成7年以降、県内1か所のエイズ治療中核拠点病院及び4か所のエイズ治療拠点病院(以下「エイズ治療拠点病院」という。)を指定し、HIV(ヒト免疫不全ウイルス)感染者及びエイズ患者(以下「HIV感染者等」という。)に対する診療体制の充実を図るとともに、平成11年度に「高知県針刺し後のHIV感染防止体制整備事業実施要領」を定め、エイズ診療等により針刺し事故が生じた場合に、感染予防のための予防薬を服用できる体制を整備してまいりました。

 しかし、HIV感染者等に対する医療は、HARRT療法等の多剤併用療法などにより近年飛躍的に進歩し、HIV感染者等も他の慢性疾患患者と同様に、定期的な通院のみで仕事、学業、家庭生活といった日常生活を営みながら平均寿命に近い人生を全うすることが可能となり、HIVの特異的な症状以外の診療(歯科等)については、身近な地域の医療機関で受療することが多くなっています。

 そのため、地域の医療機関においてもHIV感染者等が安心して医療を受けられるよう、また、医療機関の従事者も安全に診療が行えるよう、エイズ治療拠点病院と地域の医療機関との診療連携の充実を図るとともに、HIV感染者等に対する日常の診療における医療安全対策の整備と周知徹底を行うことが重要となっています。

 そこで高知県では、実際に県内の医療機関等で針刺し事故が生じた場合において、適切にHIV予防薬の内服が行えるよう、HIV予防薬配置医療機関を整備するとともに、医療機関等の対応と連携について記載した「HIV感染防止のための予防服用マニュアル」を作成しています。

マニュアル

高知県HIV感染防止のための予防服用マニュアル第2版(H29改正版)[PDF:1MB]

様式

HIV予防服用マニュアル様式_別紙1から5[DOC:89KB]
HIV予防服用マニュアル様式_別紙6[DOC:34KB]

マニュアル使用上の注意

(1)HIVの感染リスクについて

 血液曝露事故におけるHIV感染率は、針刺し事故の場合で0.3%(0.2-0.5%)、粘膜曝露の場合で0.09%(0.006-0.5%)程度であり、多剤併用による曝露後予防内服が行われるようになってからは、ほとんど発生していません。

 血液曝露事故によるHIV感染を防止するためには、事故後できるだけ早く、HIV予防薬の服用を開始する必要があります(2時間以内の服用が推奨されています)。適切な予防内服をすることで、事故によるHIV感染リスクをほぼゼロにできます。

(2)針刺し事故時の対応

 針刺し事故発生後、速やかにHIV予防薬を服用できるようにするために、医療従事者は上記のマニュアルをよく読み、あらかじめ予防内服や副作用について理解しておく必要があります。

 また、本県の場合は地理的条件により、事故の発生した医療機関等からHIV予防薬を配置する医療機関まで2時間以上を要する場合も想定されることから、曝露由来患者のHIV検査結果を待たずに1回目の予防内服を行うことを推奨します。

 なお、事象発生後予防内服を開始するかどうかは、血液等の曝露を受けた医療従事者本人が自己決定しなければなりません。

HIV予防薬配置医療機関

 高知県では、曝露予防のためのHIV予防薬を17医療機関に配置しています。連絡先や方法等については、上記マニュアルをご覧ください。

HIV予防薬県内配置図

 

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連絡先

高知県 健康政策部 健康対策課
住所: 〒780-8570 高知県高知市丸ノ内1丁目2番20号
電話: がん・企画担当 088-823-9674
難病担当 088-823-9678
感染症担当 088-823-9677
周産期・母子保健推進室 088-823-9659
ファックス: 088-873-9941
メール: 130401@ken.pref.kochi.lg.jp

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