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市町村職員とNPOとの意見交換会

更新日 2009年11月18日

市町村職員とNPOとの意見交換会

県では、「新しい公共サービスの担い手として期待されるNPO」と、「住民にとって最も身近な行政主体である市町村」との協働による新しい地域づくりを推進するため、市町村職員とNPOとの意見交換会を実施しています。
今年度は、県内東部の市町村職員とNPOの方々に集まっていただき、「地域力を活かした地域振興」をテーマに開催しました。

意見交換会

◆日時  平成21年10月20日火曜日 13時30分から16時30分

◆場所  香南市のいちふれあいセンター

◆会次第

1 開会

2 基調講演 「住民力を活かした地域振興」とその主題

         高知大学人文学部 上田健作教授

3 取組報告

  ・日高村役場健康福祉課  山下かのう氏

  ・東部ボランティア・NPO交流会  安芸誠一氏

  ・高知東海岸町並みネットワーク会議  西尾壽公氏

  ・NPO法人YASU海の駅クラブ   井土晴喜氏

4 休憩

5 市町村職員とNPOとの意見交換

6 コメント・まとめ  高知大学人文学部 上田健作教授

7 閉会


◆参加市町村
 香南市 17名、香美市 2名、
 室戸市、安芸市、南国市、東洋町、奈半利町、安田町、馬路村 各1名

◆参加NPO等
 香南市社会福祉協議会 1名、NPO法人YASU海の駅クラブ 2名、高知東海岸町並みネットワーク会議 1名、絵金蔵運営委員会 1名

◆コーディネーター
 高知県ボランティア・NPOセンター所長 半田雅典
 高知県地域づくり支援課地域支援企画員 依光香代子

◆当日配布資料[PDFファイル/724KB]


意見交換会の概要について


1 基調講演『「住民力を活かした地域振興」とその主題』

  知大学人文学部 上田健作教授(資料 P3~7)

・限界集落に暮らしていく人が最初に気づく→「行政だけに頼らず自分たちでできることから始めないといけない。」
・高度成長の中で作ってきた行政システムは、個別化された生活を謳歌する仕組み
・日々幸せを実感するという住民ニーズをつかめば、住民を引き込むことができる。
  住民ニーズ…住民の最大公約数ニーズ(例えば、健康に関すること)
  ニーズを満たす取り組みをすることが行政の役割
・市町村職員は、地域内にのみ目を向けているが、大事なのは、地域間連携であり、それが地域振興につながる。外に目を向けること、互いに助け合う視点が必要。
・既に率先して動いているNPOとの連携は課題解決のための有効な手段。
・NPOの側も住民ニーズを把握し地域間連携を考えることが大事。


2 取組報告
 

  日高村役場健康福祉課 山下かのう氏(資料 P9~10)

・日常生活で困らなければ、症状があっても障害者にはならない。
   同感、理解、協力してくれる環境づくり、まちづくり ← 行政の役割
・住民のメリットは行政のデメリットであり、住民のデメリットは行政のメリットであるため、協働することが望ましい。行政は、その仕組みをつくること。
・困りごとに対して行政に頼ってきた住民の意識が変わり、自分たちで解決するようになってきた。
・業務を標準化(マニュアル化)すると、「この部分ならできる」ということがわかりやすくなって、障害者の方ができる仕事が増えた。
・できることが多い人、少ない人のバランスをどうとるかコーディネートすることがこれからの課題。
・行政は「困ったら何でも言ってね」ではなく「一緒に考えていこう」というスタンスで。
 

  東部ボランティア・NPO交流会  安芸誠一氏

  高知東海岸町並みネットワーク会議  西尾壽公氏

  NPO法人YASU海の駅クラブ  井土晴喜氏

  (資料 P11~14)

 団体の目的や、地域での活動内容、今後の活動予定等を資料に基づき報告
 それぞれの団体が、「住民力を活かした地域振興」の具体的な実践内容を発表


3 意見交換

 3つのグループに分かれて意見交換後、グループごとに発表

・団体同士や、行政と団体がつながっていない。
 →お互いがお互いを知ることが必要。
・行政としての関わり方や役割分担が分からない。
 →・窓口を明確にする。 ・コーディネーターになる。 ・思いを語り合う、主張しあう。
・NPOは、助成金情報等を知る機会が少ない。事務力が弱い。
・地域づくりは人づくり
・想いを持っている人は結構いるかもしれないが、それを「実行に移す」ことが難しい。
・行政とNPOとが遠慮せず主張し合える関係づくりを。
・活動を楽しむ。 行政・NPO共に担い手が楽しむことが大事。


4 まとめ・コメント

〇上田教授より
・住民力というより、人や産業や自然等、全てを含めた「地域力」が大事。
・住民力が強い地域は既に地域づくりは終わっている。どう地域をつくっていくか、個別化された住民をどう集めていくかが課題。
・国は頼りにならないが、利用することはできる。
・キーマンを見つけて育てていくことが大事。それには行政の力だけでなくNPO(住民)の力も必要。
・「気がついた住民」と「やらねばならない行政」をどうつなげていくかが両者の課題。
・個別的生活をする住民は行政がつくりあげてきた。それを変えていく戦い、ありとあらゆるものをつなげていく戦いをしなければならない。

〇山下さんより
・相手を変えるのではなく、まず自分が変わることから。
・行政には、とにかく現場に出て、話を聞いてほしい。
・つながれる人はみんなつながっていくようにしたい。
・10年後、20年後を楽しみに、そこを目指していく。