梅原 信一(金属加工)

公開日 2014年12月17日

フライス盤製造メーカーで、機械の精密加工法の一つである「きさげ仕上げ」の高度な熟練技能を有する職人である。
機械の動きを支える部品のガイド面を、1/1000mm単位の精度で修整を行う事が出来る、数少ない職人である。



◆「技のみどころ」 ≪こだわり≫
 
 機械仕上された工作物の表面に、ミクロン単位の極めて浅い多数の凹みを作り、機械のすべり運動をなめらかに

 する「きさげ仕上げ」を担当しています。

 機械加工では出来ない微妙な調整を手作業で仕上げ、より精度の高い機械を作り出すことにこだわっています。

◆「夢」 ≪挑戦・目標≫

 当社のフライス盤の、長期にわたる精度維持と高剛性という特長は、「きさげ」なくしては語れません。

 今まで以上に「きさげ仕上げ」の技術向上に努め、ユーザーに長く使っていただける良い製品を作っていきたい

 と思います。

  

◆「ひとこと」

 「土佐の匠」の受賞を機に、これまで以上に技術向上に努め、工業会の発展に貢献していきたいです。

 また、これからは後進の育成指導にも力を入れていきたいです。

  
◆これから「ものづくり」の道に進もうとする方へ

 現代の「ものづくり」は効率が重視されますが、手間暇がかかること、手作業だからこそ出来る良さがあります。

 何事も最初から上手くはできないと思いますが、自分が目指すべき道に向けて一生懸命頑張ってほしいと思います。

◆◇ 作業風景及び作品 ◆◇

 
作業風景 フライス盤 きさげ面

 

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