平成22年度の研究課題
■海洋微細藻由来抗腫瘍物質の大量生産技術の開発と創薬研究
海洋深層水の冨栄養性と室戸の海洋性気候を利用し、渦鞭毛藻の大量培養と安価で環境低負荷な大量精製法を検討する。また、得られた天然物で動物薬理試験や臨床試験に供する抗がん剤リード化合物を選抜し、将来のがん治療薬につなげる。
■海洋深層水を利用した海浜植物の栽培技術の開発
室戸を代表する食材の一つであるハマアザミは乱獲が進み、自主採取が困難となって露地栽培が行われるようになったが、栽培方法が確立されていないため、戸数、面積とも多くはない。そこで、深層水を利用してハマアザミの風味付けを行うとともに栽培技術を確立し、安定供給を可能とする。併せて、深層水の塩分を利用した新野菜(アイスプラント等)の特産野菜化の可能性を検討する。
■海洋深層水ミネラル調整液研究
ミネラル調整液並びに同調整液とトレハロースとの化学的結合による粉末及び液体を生産し、新しい産業素材として県内外の企業や生産者等にサンプル出荷し、付加価値の高い商品開発など幅広い分野での研究や市場調査を行う。これにより、新たな海洋深層水ビジネスチャンスの拡大につなげる。
■海洋深層水研究所技術支援事業
1.海洋深層水からのパウダーソルト製造法の開発
清浄な海洋深層水及びミネラル調整液並びにミネラル調整液製造時の副生成物を原料として粉末化することにより、輸入品のパウダーソルトより高品質な国産パウダーソルトを開発する。
2.藻場再生を目指したホンダワラ類を対象とした母藻及び種苗の畜養手法の開発
海洋深層水研究所においてホンダワラ類を対象とした母藻及び種苗の畜養手法を開発することによって、種苗確保の利便性を高める。得られた種苗を用いた現場海域への効率的な定着手法は水産試験場が開発する。
3.養殖状況に適合したスジアオノリ養殖株の探索
冬場の低水温に耐えうる養殖株を、自然水域から探索するとともに、種を効率よく取ることができる養殖株の探索も併せて実施し、スジアオノリ養殖施設の周年生産化を支援する。
平成21年度の研究課題
■海洋深層水ミネラル調整液研究
■海洋深層水を利用した海浜植物の栽培技術の開発
■海洋深層水研究所技術支援事業
1.藻場再生を目指したホンダワラ類の大量種苗生産・畜養手法の開発
2.養殖状況に適合したスジアオノリ養殖株の探索
3.近海漁業漁獲物の鮮度保持に最適な水質調整装置の開発
平成20年度の研究課題
■深層水ミネラル調整液研究
昨年度までに開発された海洋深層水を原料としたミネラル調整液並びに同調整液とトレハロース(林原企業G)との科学的結合による粉末及び液体を生産し、新しい産業素材としての県内外の企業や生産者等にサンプル出荷し、付加価値の高い商品開発など幅広い分野での研究や市場調査を行い新たな海洋深層水ビジネスチャンスの開拓と拡大に資する。
■海洋深層水中のホウ素除去技術の確立
溶液中のホウ素除去技術について検討し、海洋深層水中のホウ素除去方法を確立する。
■海洋深層水を利用した海浜植物の栽培技術の開発
室戸を代表する食材の一つであるハマアザミの栽培技術を確立するとともに、深層水の添加が風味に及ぼす影響を調査する。また、塩生植物についても栽培方法等を検討する。
■海洋深層水研究所技術支援事業
海洋深層水の特性を利用した、シャーベット氷貯氷システムや、藻類の培養への深層水利用に関する技術支援を行う。
平成19年度の研究課題
■深層水ミネラル調整液研究
■海洋深層水を利用した施設園芸実証試験
■地域特産海藻の培養とその利用に関する研究
■海洋深層水研究所技術支援事業
平成18年度の研究課題
■深層水ミネラル調整液研究
■海洋深層水を利用した施設園芸実証試験
■地域特産海藻の培養とその利用に関する研究
■海洋深層水研究所技術支援事業
平成17年度の研究課題
■深層水ミネラル調整液研究
■海洋深層水を利用した施設園芸実証試験
■地域特産海藻の培養とその利用に関する研究
■海洋深層水研究所技術支援事業
■海洋深層水の水質等の調査研究 海洋深層水研究所における、深層水の取水管は設置後15年が経過し、その材質や壁面の経年変化等の影響により、水質変化が起こっていないか等、検討すべき時期に来ている。
本調査研究では、テレビカメラ等により、取水管内壁の観察や微生物及びそれに付随する物質による水質変化の状況を把握し、適正な運転条件とメンテナンスに関する調査を実施し、海洋深層水の更なる水質保全と安定供給や、取水施設管理上の重要な知見を得るとともに、取水施設を含めた深層水への信頼性を高める。
■海洋深層水利用に関する実態調査および動向調査
全国各地の深層水に対する取り組み動向を把握し、本研究所の先導的な機能強化を図り、今後高知県での深層水研究の新たな展開の足がかりとする
→平成16年以前の研究内容