第10回INAP報告書(スービック)

公開日 2014年12月16日

2008年10月28−29日

第10回INAPスービック湾会議

INAP会長からの報告

 

第10回INAP会議にて挨拶を行う知事

 

 新しいINAP会長として、2008年10月28・29日フィリピンにおいて開催した第10回スービック湾INAP会議・展示会が、INAP関係者様の多大な尽力により、大成功に幕を閉じたことを、会員港各位にご報告いたします。

 会合には200名以上の参加者があり、日本の高知港28名、フィリピンのセブ港15名、韓国の木浦港の10名など多くの代表団が送り込まれました。また、インドネシアのタンジュンペラ港やスービック湾の代表役員、来賓で会場は埋め尽くされました。

 10月28日会合初日に開かれた総会では、前会長の高知港から代わってスービック湾港が会長となり、韓国の木浦新港が2009年INAP会議主催国に指名され、賛同を得ました。また、ビジネスプレゼンテーションと討論会が隣接する会議ホールにて開催されました。

 同日午後には、各港代表団らはスービック湾内の船上視察に参加し、続けてバルチラ工場と海洋技術アカデミーの施設見学を行いました。

 海洋技術アカデミーは、船舶操作や船舶技術など海洋技術全般のトータルトレーニングを行い、模擬訓練を含む約70種類の海洋訓練コースがあります。

 会合第2日目の10月29日、全ての参加港によるプレゼンテーションが行われ、生産性の向上や本会合のテーマである“アジア港湾の新しい役割”について各港から発表がなされました。

 続いてのパネルディスカッションでは2つの提案がなされました。一つ目は、会員港間での職員交換研修制度で、二つ目はINAP会員港間を結ぶ船舶の入港税を免除する優遇制度です。これらの提案を審議するため、制度制定を検討する小委員会を設置することについて合意がなされました。

 私は新INAP会長として、制度制定小委員会の設置に向けて積極的に検討を開始し、皆様に開始時期等の詳細を通知いたします。

 同日夜には、参加港の皆様にはパムパンガ州クラーク自由貿易地域の現場視察にご参加いただきました。ディオスダドマカパガル国際空港(DMIA)はクラーク自由貿易地域にあり、アメリカが建設した2つの滑走路はアジア最大級のもので、米国のスペースシャトルの代替滑走路にもなっています。

 今年のINAP会合は、送別晩餐会で締めくくられ、実りのある会合は成功に幕を閉じました。

 私は、次回、韓国の木浦新港で皆様にお会いできることを心待ちにいたしております。皆様が順風満帆でありますように。

COMMO. FELICIANO G. SALONGA, PCGA
スービック湾都市開発庁長官/INAP2008会長

 

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