第13回INAP報告書(コロンボ)

公開日 2013年03月27日

更新日 2014年03月31日

2011年8月24日

第13回INAPコロンボ会議

第13回INAP総会及びシンポジウム報告書(スリランカ港湾庁)

第13回INAP総会及びシンポジウムが、8月24日にスリランカのコロンボ市の「シナモン・レイクサイド・ホテル」において『友好提携港から世界に広がるネットワークへ』というテーマの下、中国の青島港を除く全会員港が出席し、開催されました。

このイベントは、スリランカ港湾庁の主催でおこなわれ、ロヒータ・アベイグナワルダナ港湾・道路副大臣や尾﨑正直高知県知事が出席し、会議に花を添えました。

事情により、12代INAP会長であるセブ港湾局のデニス・R・ヴィラモール長官は欠席となりましたが、同港湾局のマリオ・G・タン技術部長がヴィラモール長官の代役として、シンポジウムに先立っておこなわれた総会で進行役を努めました。総会では、セブ港からコロンボ港への会長の交代がおこなわれました。各港代表者と関係者の見守る中、セブ港湾局のタン技術部長からスリランカ港湾庁のピリヤス・ウィクラマ総裁にINAP旗が渡され、これをもって正式に会長職が引き継がれました。タン技術部長からスリランカ港湾庁に対しイベント開催への謝辞が述べられ、海事分野が今後直面するであろう課題に向けて姉妹港間の協力関係を強化していくことの必要性を主張されました。

次回会議までのINAP会長に満場一致で選出された後、ウィクラマ総裁は会長の席に着き、INAP会員港のコロンボ港に対する信頼に感謝を述べ、INAPの目標達成に向けて努力していくことを誓いました。総会は議題に基づき、残りの議案が順々に可決されていきました。ニハール・ケペティポラ大佐(スリランカ港湾庁)が、今後のINAP活動において、専門技術、知識、海上物流における姉妹港間交流を促進させていくことを提案しました。スービック港のペルフェクト・C・パスカル港湾部長から、INAP会員港の拡大に向けて提案があり、INAP会員資格の要件についてのINAP規約を確認しました。

全ての議案が全会一致で可決され、事務局から次回の会議がタンジュンペラ港主催で開催されることが提案されました。この提案を受け、タンジュンペラ港のエコ・ハリヤディ(ターミナルマネージャー)が、タンジュンペラ港主催で第14回INAP会議を開催することに対して意欲を示しました。ウィクラマ総裁は、組織の方針の向上に向けて精力的に活動することが使命かつ特権であるとされる立場に任命されたことに大きな責任を感じていると述べました。また、ウィクラマ総裁は、ネットワークの全会員港の協力で目的の達成に向けて全力を尽くすことを誓いました。

総会に引き続いておこなわれた開会式は、スリランカの文化遺産を描いた数々の文化的行事が融合したものでした。主賓であるロヒータ・アベイグナワルダナ港湾・道路副大臣のスピーチに続いて、INAP会長に選任直後のウィクラマ総裁から歓迎の辞が述べられました。

午後の部では、各港の成果や実績、また開発計画などの総合的情報を含んだ各INAP会員港のプレゼンテーションがおこなわれました。午後の部の最後に、訪問団一行はスリランカ政府による巨大プロジェクトのひとつが実施されているコロンボ南港を視察しました。
 
閉会式と夕食会は、訪問団一行に敬意を表し、スリランカ港湾庁主催でおこなわれ、写真撮影やお土産の交換をしながら今後お互いに連絡を取り合うことを約束するなど、短い時間の中で友情を強く認識させるものになりました。

Dr. Priyath B Wickrama
スリランカ港湾庁総裁

 

この記事に関するお問い合わせ

高知県 土木部 港湾振興課

所在地: 〒780-8570 高知県高知市丸ノ内1丁目2番20号
電話: 総務担当 088-823-9882
ポートセールス第一担当(貨物・高知新港振興プラン) 088-823-9888
ポートセールス第二担当(客船対応・企業誘致) 088-823-9890
ファックス: 088-823-9657
メール: 175201@ken.pref.kochi.lg.jp
Topへ