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町田美紀さんインタビュー

町田さん

大嫌いだった故郷が、実は「かっこいい」の宝庫だった。

町田美紀さん(39)

2011年に移住。高知県出身。
デザイン事務所や、地の食材を使った商品の発売、ワインバル運営等、幅広い事業と子育てを両立されている。

 田舎には、都会のようにおしゃれなカフェも少ないし、かわいい服が買えるところもなかなか見つからない。どこに行っても知り合いがいて、声をかけられてしまう。高知は特に人間関係が「家族」のようだから、余計その距離感は近く、それが嫌で都会に出て行きたい・・・。「早く地元から脱出したい」と上京する地方出身者は、高知に限らず少なくないはずだ。
 しかし、いざ外から地元を見直してみると意外な魅力を発見してしまい、「やっぱり帰りたいなぁ。」と思ってしまうことがある方も少なくないのではないだろうか。町田さんが再発見した故郷の魅力とは何か、故郷に帰ってみて何を感じたのか、伺った。

あなどっていた、高知の底力。

 「絶対帰ってきたくない場所」だったという故郷・高知から上京して18年。デザイン事務所を立ち上げ、旦那様と一緒に東京で最先端のデザインに触れていた町田さんが、高知に再度目を向けなければならなくなったのが、お父さんの体調不良だった。
 実家に帰ってお父さんの看病をしながら、その先の「もしも」を考えて家計の事情を調べようと思い立ったという。実家のテナントビルを見なおしはじめると、空き部屋が少なからずあり、せっかくの土地が上手く活かされていないことを知った町田さん。空き部屋がどうやったら埋まるのか、父の看病をしながら考えはじめたという。
 地元の旧友が、高知ならではの大宴会を開いてくれては高知の情報を共有してくれるほか、高知県庁のプログラムを活かして多くの「高知から世界へ挑戦する」社長に触れることで、自分が嫌いだった高知が「かっこいい」と感じはじめた。
 「こんな田舎の高知から世界を目指す、という人たちの熱意がかっこいいな~と思って。このビルにも、そんな熱くて面白い人たちが集まってほしいなと思い始めました。部屋はお世辞にも新しかったり、綺麗だったりとは言えないけれど、それでも面白い住人同士の交流で、新しいアイディアが生まれるような、そんな場所にしたいなと。」

 高知で「やりたいこと」が見えてきた町田さん。そのタイミングで、折しも東日本大震災が起こり、東京の住まいがほぼ半壊状態になってしまった。引っ越し先を慌てて探し始めていると、気づけばその先が都内ではなく「高知」になっていたそうだ。豆鉄砲を食らったのが旦那様。東京生まれで田舎が苦手だった旦那様と、引っ越し先については何度もやりとりをしたそうだが「子どものためには、東京と高知どっちがいいと思うか」との町田さんの質問に、旦那様も「ご飯がおいしく、自然が目の前にある高知」と答えざるを得なかった。
 このあたりが、さすが高知のはちきん娘。グイグイ男性をも引っ張っていくほどの、強い気概があるのが高知の女性の魅力である。移住する際にも、友人が町田さんに対して「(旦那様を)泣かせるんじゃないよ」と冗談めいて送別を受けたとのエピソードも。笑

町田さん
旦那様とは大学時代に知り合った。卒業後、同窓会で久しぶりに出会ってから関係が深まったという素敵なエピソードもお聞かせいただいた。

高知の「食」パワー、子どもの成長に◎。

 県庁のプログラムに参加しながら知り合った、高知の元気な農家さんの中に刈谷農園との出会いがあった。使われていないトレーラーを事務所にしているところがまずかっこよく、さらに農家さんご本人はサーフィンをやっていて、遊びには事欠かない。それでも食づくりには本気で、有機栽培でしょうがなど高知ならではの作物を作っていた。
 町田さんは東京の大手デパートをめぐりながら、「商品は、そのクオリティもさることながら、その前にパッケージがかわいいとかデザインがかわいいといったことで手に取られることが多い」ことを知り、高知の美味しい素材と、東京で磨いたデザイン力でかわいいパッケージ商品を生み出すことが高知での仕事の軸になっていった。生まれた新しいアイディアは、町田さんのテナントビルに入居している方々と一緒に試食会を開き、更に新たなアイディアで磨きをかけていく。
 高知の食のパワーを、町田さんが持つデザインの力で、どうやって全国へ、そして世界へ売りだせるか。

町田さん
町田さんらがデザインした高知産の生姜やハーブを使った商品
 高知の食のパワーはお子さんの変化によって実感している。
 震災で精神が少々不安定になってしまい、食欲が減ってしまった町田さんのお子さんが、高知の畑でとれたばかりのきゅうりを手にとるなり、よだれを垂らしながら食べてくれるようになったそうだ。それ以降、もともとはあまり好きではなかった野菜をたくさん食べるようになったという。

 「仕事をする場所としては、正直東京の方がやはり便利。でも子どものことを考えたら、絶対に高知に来て良かったと思う。月に1度は東京に行って情報の最先端を感じながらの二拠点生活。正直今のスタイルの方が、なんだかかっこいいんじゃないかと思ったりしてますよ。」

 所有するテナントで定期的に試食会をやっているうちに、専用のキッチンも設けていつでも美味しい肴とお酒が飲める場所を作ってみようと、お店を立ち上げることになった町田さん。高知を代表する観光名所であり県民の伝統的フードコートといえる「ひろめ市場」で、場所をお借りして立ち飲みバルが始まった。
 「(立ち飲みバルは)東京にはそれこそいくつもありますけど、長時間日本酒を飲み続ける文化が根強い高知には、軽くワインを飲めるような場所が今までなかったんです。」
 立ち上げてみたものの、やはり立ち飲みスタイルはなかなか浸透せず、今は椅子を設置したバルに。それでも高知にはワインが飲めるところが多くは無いので、高知のワイン好きが集まっては、ひろめ市場の雰囲気とは一線を画して、高知の食材を西洋風にアレンジした料理でお客さんをもてなしている。

町田さん
町田さんが主宰す'BAR VALERIAN'はひろめ市場の追手筋側に店を構える。
今は町田さんの旦那さんが主にキッチンを切り盛りしている。
高知の食材を巧みに調理し、ワインにあったオリジナル料理がここで食べられる。

伝説の?!「はちきん銀河系軍団」

 高知の女性は「快活で男勝り、間違っていることは間違っていると言葉に出さないと気が済まない」というような、力強い性格が特徴とされ、「はちきん娘」と言われている。そんな「はちきん娘」のなかでも、さらに「はちきん度」が高い伝説の女性チームがあるそうで、地元ではいつしかプロサッカーチームのメンバーになぞらえ「はちきん銀河系軍団」と呼ばれるようになったという。そのメンバー構成は、町田さん含め5人。
 地元メディアの記者の方等、仕事はしっかりと自立しながらも、夜は高知の名店に立ち寄っては、はちきん魂全開でとっくりを次々空にしていくそうだ。

 「高知では、本音と建前をあまり分けることがなく、思ったことを、ありのままに伝える、そんな快活な性格の方が生きやすいんですよね」と語る町田さん。
 「逆に、最初から自分からぐいぐいといろんな人のところへ入っていけるような、少し強いパーソナリティが無いと、なかなか混じりにくいかもしれません。その為にも、3年ほどはじっくりと高知県民と付き合ってから移住を決めた方がいい」とのこと。
 また、「最初から雇われ仕事を探すようなことをするのも、避けておいた方がいいかもしれません。高知県民でさえ、そういった仕事は見つかりにくいご時世なので、高知県外から移住して仕事を探すとなると、相当苦労すると思います。」
 自分で仕事を見つけていく、創って行く、そんな心意気で移住を検討していかないといけないのではとアドバイスを頂いた。

町田さん

移住とは「冒険」。
困難もたくさんあるかもしれないけれど、新しいやりがいを見つける冒険として、楽しんでもらえれば。

 地元に帰りたくても仕事がない、とお嘆きの皆様。自分らしい仕事、生きがいを見つける冒険をするつもりで、改めてUターンを考えてみませんか?

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