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エネルギー

私達の暮らしは100年前にくらべると何が一番ちがっているでしょうか? まず、身の回りにものがたくさんあります。たべもの、洋服、電気製品、乗り物・・・100年前には食べられなかった、バナナなどの外国の果物、お菓子、肉などがスーパーにはあふれています。 外国へは船で何ヶ月もかけて行かなければならなかったし、電車や汽車がようやく都会で開通したばかり、少し離れたところでも何時間もかけて歩くのが当たり前の時代でした。今は飛行機で簡単に外国へも行けますし、隣町のスーパーに買い物に行くときも自家用車で出かける人も少なくありません。 電気を使えば、掃除も炊事も洗濯も100年前には無かった電気製品のおかげで、ずいぶん楽にできるようになりました。

私達の暮らしはとても便利になりましたが、その便利さはエネルギーをたくさん使って生まれています。
石炭や石油をエネルギーに変えることで今の暮らしが成り立っているのです。

およそ100年前20世紀はじめには世界人口はおよそ17億人でしたが、20世紀のおわりには60億人を越えてしまいました。 いまはまだ貧しくて車や電気製品を持てない国の人たちが40億人以上いますが、やがて、世界中の人々が平等な暮らしが出来るようになれば、今私達が暮らしている日本と同じように車や電気が必要になります。そして、世界人口は今世紀半ばには90億人を越すと考えられています。いったいどのくらいのエネルギーが必要になるのでしょう?

世界では石炭や石油の使いすぎで環境にいろいろな問題がおきています。地球温暖化、酸性雨、オゾンホールの拡大による紫外線増加や空気の汚れによる人の健康への害など。 そして石炭や石油は無限にあるわけではありません。いつか使い果たす日がくるのです。 では、わたし達に出来ることは何があるでしょう?







だれでも できるような ことでした。
でも みんなが してくれるとおもって、
だれも しませんでした。
みんなは、だれでもできることなので、
だれもしないとは 思いませんでした。
あなただけが、きょうから はじめることができます。

スティーナ ヨハンセン著 自然と環境のファイルより



石油を燃やして出来るものはわたしたちのまわりにたくさんあります。 自動車は石油からとれるガソリンや軽油を燃やして走っています。飛行機や船もおなじです。電気は火力発電所で重油や石炭、天然ガスを燃やしてつくられるものが全体の二分の一くらいあります。 また、季節はずれの野菜や果物を食べるとき、ハウス栽培の温度調節に使われる重油を考えてみたことがありますか? 冬のきゅうりを育てるためには路地栽培のきゅうりのおよそ5倍のエネルギーが必要です。 あまり考えずにものを買って、いらなくなったからすぐ捨てるという暮らしは、ものを作るときのエネルギー、捨てられたものをごみとして処理するときのエネルギーの2重の無駄遣いなのです。

1人ひとりが小さなことに気をつけるだけでエネルギーはずいぶん無駄がなくなります。たとえば日本中の家庭にあるテレビを一日3時間だけ消すと、200リットルドラム缶で335万本もの重油の節約になります。

ものを燃やしてできる二酸化炭素が大気のなかに増えすぎて、地球温暖化ということが起きています。 世界の国々は地球温暖化を深刻な問題として、1997年、京都で会議が開かれ、温暖化を防ぐ具体的な行動を話し合い、それぞれの国が目標を決めて二酸化炭素が増えないように努力することにしました。 二酸化炭素を出さない暮らしってどんな暮らしでしょう。

みんなが暮らしのなかでよく考えて行動しないと目標の達成は大変難しくなります。


〇 近くなら、車に乗らずに歩くか自転車で
〇 遠くなら、公共の乗り物で
〇 冷房や暖房は適温に(夏は27〜28度、冬は19〜20度)
〇 テレビは観たいときだけつける
〇 誰もいない部屋の照明や冷暖房は消す
〇 買い物は買い物袋持参で
〇 野菜は地元の季節の旬のもの、できれば魚や肉も地元のものを
〇 食べ残しをしないように適量を調理する
〇 ものを買うときは、本当に必要かよく考えてから
〇 修理したら使えるものは捨てないで使う

クリーンエネルギーといわれる、太陽熱発電や風力発電をくらしのなかにとりいれていくこともこれからは大切になります。 自動車もエコカーといわれる電気自動車やハイブリッド自動車などガソリンの使用量が少なく、排気ガスのきれいな車を利用することをすすめていくことが大切です。




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