このような状況を踏まえ、本県では、不測の事態に備え、保健所の防疫体制や衛生研究所の検査体制の整備に努めており、
加えて、感染症指定医療機関、救命救急センター、災害拠点病院など、 県内医療機関に事件発生時の患者対応についてお願いをしております。
また、事件への速やかな対応を図るため、警察部門との連携強化にも努めております。
| 炭疽菌 |
病原体 |
Bacillus anthracis 芽胞形成グラム陽性桿菌。 ヒツジ・ウシ・ウマなど草食動物の病気で代表的な人畜共通感染症。 |
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法的位置 |
感染症法では四類感染症(患者発見後7日以内に届出を要するのみ、隔離不要)。
現在は特別措置で、診断後直ちに保健所長に届け出ていただけるようお願いしている。 |
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発生状況 |
動物では世界各地で発生。ヒトでは獣疫の管理が不十分な国、特にアジア、アフリカ、南米で発生。
日本では、家畜の病気はほとんどなく、ヒトの症例もほとんどない(最近では、1994年に2例報告)。 |
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感染経路 |
感染動物やその加工品との接触等による皮膚感染、まれに大気中の芽胞の吸引や、汚染食肉や水を介して感染する。
ヒトからヒトへの感染はない。 |
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潜伏期間 |
感染経路により異なるが1〜10日、多くは2日以内。 |
| 症状 |
皮膚炭疸 |
全症例の95%。多くの場合は頭頚部、手、前腕に病変が生じる。まずかゆみが生じた後、丘診が出現、
1〜2日以内に水疱化し、その後、潰瘍を形成して中心が黒色を呈することが特徴である。周囲は浮腫状。痛みを伴うことは稀。 |
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肺炭疸 |
発病初期には、発熱、乾性咳そう、筋肉痛、倦怠感などの急性ウイルス性上気道炎様症状を呈する。
一過性に症状が軽快する場合もあるが、通常は発病後、数日(1〜3日)以内で重症化し、半数近くに髄膜刺激症状を伴い、呼吸困難にて死に至る。 |
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腸炭疸 |
極めて稀。吐き気、嘔吐に続いて、消化管出血、敗血症を来たす。 |
| 検査法 |
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血液、病変から菌を分離。血清抗体検査が可能。 |
| 治療法 |
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医師により処方される抗菌剤に感受性がある。 |
| 出典 |
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感染症予防必携、感染症の調査と危機管理のためのマニュアル 他 |
| 最重要点 |
パニックにならないこと
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炭疽は人から人へと伝染することはありません。
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また万一、炭疽菌の粉がかかってしまった、あるいは吸い込んでしまったとしても、
すぐに発症するわけではなく、適切な治療を早期に受けることで、発症を防ぐことができます。
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| 不審な郵便物の特徴 |
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見ず知らずの人から送られてくるもの
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差出人の住所や氏名がないもので、受取人を限定するような「個人あて」、「親展」、「Personal」、「Confidential」等の記載があるもの
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差出人の住所と一致しない市町村の消印が押されているもの
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郵便物の表面から白い粉等の異物が漏れているもの
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異臭があり又は形状が異常なもの
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| 不振な郵便物を受け取ったときは |
封を開けずにすぐ警察へ!
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疑わしい封筒又は小包を振ったり、においを嗅いだり、中身を開けないでください。
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その封筒又は小包は、中身が漏れないように、ビニール袋か他の種類の容器に入れましょう。
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もし容器が手近になければ、その封筒又は小包を、衣服、紙、ゴミ箱など何でもかまいませんので何かで覆い、その覆いをはずさないようにしましょう。
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その場所にある扇風機や換気ユニットのスイッチを切りましょう。
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その部屋を離れ、ドアを閉めるか、あるいはその区域に他の人が立ち入らないようにしましょう。
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すぐに手を石鹸と水で洗いましょう。その際、家庭用漂白剤や他の消毒剤を使用してはいけません。
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このことを直ちに地元の警察に通報し、その後の指示を受けてください。
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疑わしい書簡又は小包が認められた際にその部屋にいた人全てをリストにしましょう。そのリストを警察または保健所に渡してください。
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不審な郵便物は振ったり、開封したりしないでください。ビニール袋に密封し(できればチャック付きビニール袋に二重に入れてください。)、最寄りの保健所又は警察署 に相談してください。
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また、受け取りの必要のない郵便物については、「受取拒否」の旨、郵便局に通報すれば、郵便局でも回収することになって
おります。
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なお、直接、手で触れた場合は、必ず石けんでよく手を洗ってください
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| 不審な粉が入った封筒を開封、または不審な粉を浴びてしまった場合 |
別の部屋へ移動して、すぐ警察へ!
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粉を掃除しようとしてはいけません。粉を、衣服、紙、ゴミ箱など何でもかまいませんので、直ちに何かで覆いましょう。そしてその覆
いをはずさないようにしましょう。
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その場所にある扇風機や換気ユニットのスイッチを切りましょう。
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その部屋を離れ、ドアを閉めるか、あるいはその区域に他の人が立ち入らないようにしましょう。
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汚染が広がるのを防ぐため、まず手を石鹸と水で洗いましょう。その際、家庭用漂白剤や他の消毒剤を使用してはいけません。
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粉がかかった衣服はできる限り早く脱ぎ、ビニール袋か、密封できる他の容器に入れましょう。
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自宅であれば、そのまま風呂場に行き、石鹸と湯でできる限り早くシャワーを浴びましょう。その後、別の部屋で待機しましょう。
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職場等で、すぐにシャワーを浴びることができない場合、別の部屋あるいは区域で待機しましょう。
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このことを直ちに地元の警察に通報し、指示を受けてください。
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職場等で建物の警備係か管理者がいる場合には、その人達にも知らせましょう。
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できれば、その部屋又は場所にいた人、特にその粉に実際に触れた人全てをリストにしましょう。そのリストを、警察または保健所に渡してください。
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→ すぐに医療機関を受診する必要がありますか?
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粉が何であるのかを明らかにすることが先決です。そのために、まず警察等へ連絡し、必要な指示を受けるとともに、粉の検査・鑑定をしてもらってください。
その結果及びその後の対応については保健所等から連絡しますので、その前に慌てて自分で医療機関に駆け込む必要はありません。
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| 屋外で不審な粉を見つけた場合 |
風上に避難して、すぐ警察へ!
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ただちに、その粉から離れるとともに風上に移動してください。
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このことを直ちに地元の警察に報告し、その後の指示を受けてください。
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| 直接、不審な粉を浴びた、吸い込んだということはないが、近くにいて、とても心配という場合 |
保健所や警察と相談
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その他にも心配なことがあれば、保健所や警察と相談してください。
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