さんSUN高知11月号ロゴ
 高知県広報紙 さんSUN高知 平成19年(2007)11月号 No.153

 ●表紙 県政ピックアップ(1) ●県政ピックアップ(2) 高知がサイコー!
 ●特集 ●旬の魚介類  ●お知らせ  ●県立施設のご案内 ●県人口 他

 
県勢ピックアップ-1
 
「土佐林間会議」を開催しました


「協働の森づくり」に取り組む
企業・団体の首脳が梼原に集結!

 環境問題に積極的に取り組む企業、県、市町村(森林組合)の3者がパートナーズ協定を結び、企業と地域が協働して森林の再生や交流活動を行う「協働の森づくり事業」。この取り組みに、これまで20の企業・団体(11月1日現在)に参画していただき、地域との交流の輪が広がっています。
 9月1日には梼原町で、協定を結んだ企業・団体の首脳ら9人と知事、梼原町長が集い、初めての「土佐林間会議」を開催しました。「人が森を助ける。森が人を助ける。」木製の円卓を囲み、活発に行われた「森の力」の可能性をめぐる議論の中から発言の一部(要旨)をご紹介します。
 
森の力ロゴ


葉っぱイメージ写真  
あずさサスティナビリティ(株)・魚住隆太社長(アドバイザーとして話題提供)
洪水防止、二酸化炭素吸収など、全国の森林の公益的機能を貨幣価値で評価すると、平成2年の林野庁の試算では74兆8千億円にのぼる。

■森林の評価

全日本空輸(株)・大前傑(すぐる)副社長
森林の持つ公益性を経済的に評価すれば、森林県の高知はもっと豊かであるべき。こうした貢献をしている地域に対して負担する何らかの仕組みがあっていい。

四国電力(株)・宮地正隆副社長
温暖化の問題は避けて通れないという認識が広がっている。温暖化への理解が深まれば、森林の評価も進む。

■企業の社会貢献

(株)四国銀行・青木章泰(あきひろ)頭取
持続可能な循環型社会の実現という大命題を企業が業務の中で位置づけないと、長続きしない。お客様にもメリットが出るような形でメッセージを発信していけば循環型社会への貢献にもつながる。

矢崎総業(株)・矢崎裕彦(やすひこ)会長
梼原町と協働で森林の再生事業に取り組んでいる。環境の新規事業を始めようとすると、予算や中長期的な見通 しなどの課題も出てくるので、トップが強い意志で引っ張っていくことが必要。
■協働の森

住友大阪セメント(株)・小田切康幸会長
地元の高校生と一緒に間伐や皮はぎの体験をしている。単にお金を出すということではなく、社員が森に親しむことに意義を感じる。

■ライフスタイルの見直し

トヨタ車体(株)・久保地理介会長
人間がより便利な生活を目指し、要求を満たし続けていいのかという議論がない。経済活動の減速や意識を変えていくことが必要。

コープ自然派事業連合・大川智恵子理事
季節にない野菜を求めない、住宅は日本の木で建てよう、というようなことを循環型社会とセットにして伝えていく必要がある。

キリンビール(株)・田村潤副社長
消費者の意識は30代を中心に「安心」に向けられている。森を守ることで川や海がきれいになり、安全が保たれるという理解が広がっている。

葉っぱイメージ写真  
梼原町・中越武義町長
企業の皆さんが社会貢献活動で森に目を向けてくださることで、森林再生や雇用の拡大につながり、よい循環ができている。多くの団体が参画されていることはうれしいし、山としての役割もきちんと果たさなければと思う。


会議の模様    最後に知事から、「企業の中からこうした前向きの意見が出ていることを発信していきたいし、企業の方々の中で活動が広がって欲しいと願っている。こういう会議を続けることで新しい動きを作っていけると思う」というあいさつがあり、 1時間あまりの会議を終了しました。
 今後県では、こうした会議を継続しながら高知から情報発信を行い、“環境のダボス会議”になればと考えています。
11月11日は 「こうち山の日」です。
●お問い合わせ  県庁循環型社会推進課
TEL 088・823・9794 Eメール 142901@ken.pref.kochi.lg.jp
 このページの先頭にもどる
 
 編集・発行/県政情報課 〒780-8570 高知市丸ノ内1丁目2番20号
 TEL:0888239046 URL:http://www.pref.kochi.lg.jp/
前のページへ 表紙へ戻る 次のページへ