夏の日差しがジリジリと肌を焼くようになったころ、畑のあちこちに、細長い茎の上にまるでゾウの耳のような大きな葉をつけた植物が生い茂り、地面に濃い影を落としている風景をよく見かけます。
この植物は高知県の特産品の一つで、沖縄(琉球)から伝わってきたことから、リュウキュウと呼ばれるイモの一種です。また、茎(葉柄)の断面にレンコンのように小さな穴が無数に開いていることから、ハスイモという名前がついています。
無数の穴のおかげでよく味がしみ込み、酢の物、サラダ、煮物、炒め物や汁物とさまざまな料理に利用できます。食物繊維やビタミンが豊富に含まれ、何よりもシャキシャキとした歯ごたえで、土佐の夏にピッタリの食感を楽しめます。
東京・銀座に整備を進めているアンテナショップのレストランでも、酢の物やサラダとして、メニューに加わる予定です。
■ 食べ方のポイント
夏のおいしい食べ方、土佐の地魚とあえた酢の物がおすすめ。
1 リュウキュウは端から表面の皮をむき、そぎ切りにして軽く塩もみし、しんなりしたら水にさらして絞っておきます。
2
なまり節やシメサバ、焼きアジなどを食べやすい大きさにほぐすか切る。
3 1人前の割合は酢大さじ2、ミリン大さじ1、醤油大さじ1、砂糖小さじ1/2、塩ひとつまみで合わせ酢を作る。
4 リュウキュウと魚を加えてあえ、器に盛り、いりゴマを振ってできあがり。