アユの高温耐性品種作出技術の開発 アユを育種素材として選抜,交雑法による高水温耐性系統の作出を試みた。異なる馴致温度に対する適応力を指標とした高温耐性形質について家系選抜を行い,さらに兄妹交配を繰り返した近交系では,継代に後も高い高温耐性が維持されることが明らかとなった。 PDF
DNAマーカーを利用したアユ優良品種開発 効率的な育種技術の確立に資するため,DNAマーカーの利用について検討した。化学発光を用いたAFLP(増幅断片長多型)検出法を確立し,既存のアユマイクロサテライトDNAマーカーとあわせて兄妹交配2代目アユ家系の連鎖地図を作成した。
モクズガニ資源培養開発研究 効率的なモクズガニの放流技術を開発するため,高知県物部川支流に放流した人工種苗の追跡調査を実施し,成長度や降下時期等の基礎データの収集および放流効果の把握を行った。その結果,放流種苗の生残率はおよそ13%と試算され,甲幅長8mmで放流した場合,3年で♀69mm,体重158g,雄78mm,体重275gに達することが明らかとなった。
PDF
川干を利用した物部川水系の生物調査 毎年3月,物部川流域一帯で行われる川干(農業用水路の浚渫工事)では,用水路の水が完全に遮断されるため,そこに生息する水生生物の調査が容易となる。そこで,近隣に位置する土佐山田町立楠目小学校および山田小学校との共同研究により,物部川の生物相に関する定性,定量的な調査を試みた。その結果,希少種,危急種を含む多くの魚類,甲殻類の生息が確認された。また,水路底部をコンクリートで被覆していない区間では,より多くの生物種が確認された。PDF
アユ冷水病発生機構の解明と
病害阻止に関する研究
アユ冷水病の蔓延と被害の拡大を防止するため,感染機構の解明,天然アユや常在魚,および放流種苗の保菌検査ならびに疫学的発症要因の調査を行った。概要
土佐湾産地アユの海洋生活期における生態と生息環境に関する調査研究 アユ資源の変動メカニズムを解明するため,孵化仔魚の流下量,浅海域の仔魚分布状態,海洋構造,系群構造等について調査を行った。PDF

これまでの研究成果