令和2年8月15日  高知県・高知市合同記者会見

公開日 2020年08月15日

8月15日資料[PDF:312KB]

 

(司会)

 ただ今から、コロナウイルス感染症に関する高知県・高知市合同記者会見を開催をいたします。まず始めに知事より発生状態の概略等のご説明をいたします。

 

(知事)

 本日新たに14例の新型コロナウイルスの感染例が県内で確認をされましたので、この概要についてご説明を申し上げます。大きく分けて二つのグループに分かれておりまして、一つは14名のうち12名の方は、高知市内の社会福祉施設の関係の方々です。事例としては、84例目、85例目と二つ飛んで88例目以降の方から97例までの方、こちらが高知市内の社会福祉施設の関係の方々です。それから、残り2名、県内の86例目、87例目、これにつきましては、愛知県から高知県内に帰省をされていた方ということです。

 このうち12名の社会福祉施設にかかわる方に関しては、後ほど高知市長の方から詳細な説明をいただきますが、この社会福祉施設、具体的には高知市春野町の障害者支援施設「あじさい園」の入所者の方、あるいは職員の方ということです。全体で5名以上の感染者になっておりますので、いわゆるクラスターに該当すると考えられると思っております。

 県としては、後ほど詳細について高知市長からご説明いただきますが、高知市の保健所において詳細な調査をしていただいておりますので、その状況も踏まえて、県内の他の施設に対しても注意の喚起をしてまいりたいと思っておりますし、また必要な場合には、県として他の施設から応援が必要な場合には、他の施設からの応援職員の派遣の調整などの支援もしてまいる考えです。

 それから、愛知県から帰省された2名の方、86例目、87例目ですけれども、愛知県で判明をした患者さん、86例目の女性の旦那さん、夫、配偶者の方ですが、この方の濃厚接触者に当たる方です。86例目の方につきましては20代の女性で軽症。そして87例目は娘さんですが10歳未満の女児で、無症状という状況です。

 こちらの状況につきましては、県の福祉保健所の管轄になります。簡単にご説明しますと、お二人は、8月8日に愛知県から自家用車で帰省されて、親族宅に滞在をされているということのようです。今月12日になり、お母さんの方に症状が出現しまして、その翌日には愛知県に所在しております旦那さんのコロナウイルスの陽性が判明したということがあり、濃厚接触者としてPCR検査を14日に実施し、陽性が確認されたため、87例目の娘さん共々、本日入院協力医療機関に入院をされています。濃厚接触者のうち滞在先の親族2名については検査を実施しております。

 そして、今回14人の方の感染が確認されておりますけれども、このうち3名の方は既に入院をされております。先ほどのお二人の86例目、87例目に加えて、84例目の方が社会福祉施設関係では既に入院をされていますが、その他の方については、現在、入院の方向で調整中ということです。

 以上が事実関係の概略ですが、後ほど社会福祉施設関係は高知市の方から、また、県のこのお二人については中央東福祉保健所管内ですけれども、それについては後ほど、また県の事務方から補足してご説明を差し上げます。

 

これを踏まえて、受け止めなり、県の対応についてご説明します。

 県内の感染状況でして、直近は7月の中旬に感染者が久方振りに確認されて、散発的に感染確認が続いていました。ここ1週間は感染確認なしということでしたので、県内は比較的落ち着いているなと。一方で、全国的には第一の感染の波を上回るような感染者が確認をされているという状況でしたので、その意味では心配もしておりましたが、今回こういった形で県内においても、県内の春の感染の波を上回るような感染者が確認をされたというのが、本日の状況です。

 そうした中ですが、今回14人の方が感染を確認されておりますが、大きく言って二つの系統、お一人は愛知県から帰ってこられた方。感染経路も分かっているということで、もう一つの社会福祉施設関係の感染経路が分かりませんが、その方がお一人。そして、それ以外の方は施設における感染ということが推定されるということで、感染経路不明の方は、お一人ということになりますので、その意味では、県民の皆さんには冷静に受け止めていただければと考えております。

 これは、入院の収容能力との関係での患者さんの状況です。入院調整中を含めて15人の方が入院が必要という状況になっておりますが、入院のベッドについて、ここのところ166床の確保をしておりましたが、入院協力医療機関にさらに協力を得ることができ、県全体で、病院で192床の収容が可能になっています。その他の宿泊療養の16床を加えると200を超えるベッドが確保できているという状況で、本日15人の方が入院が必要になりますけれども、病院の方の収容能力ということでいいますと、引き続きゆとりはあるという状況ということです。

 これを踏まえて、先般申し上げた県の対応の目安の中で、どのステージに位置づけるか。今はいわゆる注意段階ということにしておりますが、これについては、結論的には、現時点においてはステージ「黄色」の注意報段階、ステージ1の段階に据え置くという判断をしております。

 その考え方についてご説明します。今回、県で六つの指標を総合的に勘案して、判断しております。このうち、四つはどちらかというと特別警戒という非常に警戒度が高いステージになったときに使っていく指標です。主として新規の感染者数、直近1週間の感染者数。ベッドの占有率、ベッドがどれくらい塞がっているかというところになります。この次の警戒の段階に至る目安としては、新たな感染者が1週間に14人以上、そして、ベッドの占有率が10%以上になるということですが、新規感染者が今日も一気に14人の方出ました。それからベッドの埋まり具合は2.08%ということで、まだまだゆとりがあるということと、あと、感染者の数字で言いますと14人ということで、警戒ラインということの目安とちょうど同じような数字になっておりますが、今回はクラスターということで、同一の施設で12名の方が感染確認されたということですが、感染の系統としては2系統ということでもありますので、この時点では、この14人という数字の評価としては、それほど重く受け止めなくてもいいのであろうということも考えられ、結論的には注意の段階のステージ区分を維持をするということにさせていただきたいと思います。

 なお、この判断については、現在、保健所における濃厚接触者の調査等も行われております。その結果次第で、今後二次感染、三次感染が仮に広がってくるということになれば、必要な場合には、この見直しも行わなければいけないという認識を持っておりますけれども、本日判明時点で判断をする限りは、注意報段階ということで引き続き県民の皆さんに、受け止めていただきたいと思います。

 以上を踏まえて、県民の皆さんに改めてお願いです。一つは、こういったことで14名の方の感染が確認をされました。社会福祉施設におけるクラスターの発生事例ということで、非常に残念なことですが、市中に感染が非常に拡大していることが確認をされたという局面にはなっておりません。ぜひ冷静に対応をいただきたいと思います。また、障害者の支援施設でのクラスター発生ということになりました。大変残念なことですけれども、私が危惧しますのは、かつて小学生などの感染事例が確認されたときに、ご本人、あるいは関係の方々に対して、人権を損なうような誹謗中傷が行われたという残念な事例がありました。こうしたことが決してないように、県民の皆さまには冷静に、そして、感染された方々にもどうか温かい目で接していただきたいと思います。これだけ感染が広がっておりますから、本当に明日は我が身だという思いで、ぜひ冷静に温かく見守っていただきたいと、お願いです。

 そして、引き続き、感染の状況については注意報段階が続いておりますので、基本的な感染予防の対策、3密の回避、マスクの着用、手洗い励行、こういったことは引き続き取り組んでいただきたいと思います。また、まさしく帰省の時期の最中ですが、この注意報段階で感染者が複数確認されているという状況ですので、会食をされる際には、可能な範囲で規模を縮小する。あるいは時間を短縮するという対応を心がけていただくように、引き続きお願いします。私からは以上です。

 

(市長)

 それでは、今般発生した高知市の社会福祉施設での感染状況について、高知市長の方からご報告をさせていただきたいと思います。

 高知市の50例目から61例目まで、12名の感染が確認されました。県の方の86例目と87例目は、高知市の所管外ですので、先ほど知事がご説明をされたとおりです。

 この社会福祉施設での、いわゆるクラスターの発生ですが、障害者支援施設「あじさい園」という所で発生しました。運営をされているのは、社会福祉法人の高知小鳩会です。概要を説明申し上げますと、この50例目から56例目までは、入所されている方7名の感染が確認をされました。また職員の感染につきましては、高知市の57例目から61例目になりますが、5名の方が職員の中で感染が確認をされまして、本日の現時点で12名の感染が確認をされました。

 ただ、PCR検査が今も検査中でして、この12名については、今朝の8時半に判明をした事例ですので、今日まだPCRの検査機器が回っておりますので、今日の夕方ごろには、午後の検査分の結果が出ますので、それでまた新たな発生ということがあれば、明日の発表ということになる予定ですので、検査は一部まだ回っているということで、ご承知を賜りましたらと思います。

 概要ですけれども、この「あじさい園」につきましては、入所者が全体で45人入所されておられます。男性の棟と、女性の棟とが別棟になってますので、今現在入所されておられますのが45名。男性が27名と女性が18名という入所状況です。ただ、棟が分かれてますので、女性の棟の方は、今時点ではまだ感染は確認されていません。今確認された者は男性の棟の方々から発生をしています。

 それと、ここで働いておられる職員数ですけれども、施設側の方からは56名ということで報告を受けておりまして、まだ一部検査が残っておりますけれども、56名のうち検査結果が分かりました者の中で5名の感染が確認されたという状況です。全体で12件ということになりました。いわゆるクラスターの定義が1ヵ所で5名以上という規定になっておりますので、今般のこの「あじさい園」で発生をした12名の発生については、クラスターという認識でいいと考えております。

 この社会福祉法人の高知小鳩会「あじさい園」ですけれども、私も現地を訪問したこともありますので、一定程度承知をしておりますが、非常に感染予防対策を取られていた施設ですので、どういう感染経路で感染していたかについては、鋭意、できるだけ追跡をしていきますが、日常的に感染予防対策はかなりレベルが高く行われておりましたので、施設側も非常に残念に感じております。

 今般の、この県内で社会福祉関連施設でのクラスターの発生は、おそらく初めてになると思いますので、私の方からは、それぞれの社会福祉施設の皆さま方、高齢者の施設や子どもさんの施設も、感染予防対策の徹底をお願いします。それぞれ施設側がしっかりしたガイドラインを作っておりますので、それに則って感染予防対策の徹底をお願いをしたいと思います。

 また、入所者、もしくは社会福祉施設の職員の方々で、発熱があった場合には、新型コロナウイルスの健康相談センターに早めにご相談をしていただきますように、我々の方からもお願いをしたいと思います。早期の発見でクラスターを小さくすることができますので、それはあわせてそれぞれご注意願いたいと思います。

 この高知市の50例目から61例目のあと、個別の感染状況につきましては、後ほど豊田高知保健所長から個々にご説明申し上げます。私の方からは概要を、注意喚起とあわせてご報告をしたいと思います。以上です。

 

(司会)

 それでは、各社からの質疑に移ります。

 

(大髙・NHK記者)

 濵田知事にお伺いしたいんですが、局所的な集団感染ということですが、それほど重く受け止めなくてもいいのではというご発言が、今ありましたけれども、改めてちょっと危機感とか受け止めをお伺いできますでしょうか。

 

(知事)

 先ほど、それほど重くと言った意味は、新規感染者14人という数字に関して、警戒レベルに達するかどうか、どう判断するかという意味でありますので、その意味で誤解があったらいけないので、改めて申し上げます。

 今回こうした形で、県内で初めて社会福祉施設でいわゆるクラスターに該当する規模の12名の方の感染が確認されたということは、大変残念に思っております。障害者の方々が、日常的な生活を送る上での支援が必要な施設で、職員の方も施設の中で手厚く介助されている。また、ただ今、市長からのお話がありましたように、感染対策にはかなり神経を使っていただいていた施設で、こうした形で集団的な感染が発生したということは、これは本当に残念の一言だと思います。今、高知市の保健所の方で事案の詳細について、調査を行っていただいていると思いますので、得られる教訓などもあろうかと思います。そういったことも含めて、県内の他の社会福祉施設で同様の感染事例が起こることのないように、注意喚起をしっかりとしていきたいと考えております。

 その意味で、この事案そのものは大変重く受け止めておりますが、これを県全体の感染対応のステージを黄色からオレンジの段階へ、注意報から警報段階へ上げるかどうかというときに、この14人という本日の感染者数は、この数字面ほど重く、大きく受け止める必要はないという意味のことを、先ほど申し上げたということです。

 

(大髙・NHK記者)

 帰省に関してですけれど、今まで一律に求めてこなかったということですが、改めて帰省中の方の感染ということで、呼びかけることに何か変更があったら教えてください。

 

(知事)

 基本的な感染防止の取り組みをしっかりしていただくことが、県民の皆さんに対してのお願いとしては、これはもう基本中の基本になると思います。先ほど申し上げた3密回避、マスクの着用、手洗いの励行、こういったことを、暑いですから特にマスクなどはつい外したくなるということもあろうかと思いますが、会話をするようなときにはマスクの着用を忘れないといったところをぜひしっかりお願いをしたいと思います。

 施設に関しては、先ほど市長からもお話のあったように施設ごとにかなり念入りなガイドラインを策定をいただいて、感染防止対策をとっていただいていると思います。今回の社会福祉施設に関して言いますと、今からの分析だと思いますが、例えば家族との面会とか、あるいは職員の方の社会生活をおくる中で施設にも入られるという中で、そういったところの経路は場合によっては感染の経路となり得るのではないかというのが、一般論として推測されると思いますけれども、そういった外からウイルスが入ってくる可能性がある部分について、その感染防止対策をしっかりしていくためにガイドラインがつくられていると理解してますけれども、改めて徹底をしていただくことが、この施設の方々にとって求められていることではないかと思っています。

 

(大山・高知新聞記者)

 知事に確認の意味も含めてお伺いしたいんですが、先ほどステージについては引き上げる必要はないということだったかと思いますが、会食の規模等を含めて今の段階でいる限りは変わらないということでよろしいでしょうか。

 

(知事)

 はい、それで結構です。現状は注意報段階で、また注意報段階でその会食の規模について、可能な範囲で縮小、時間短縮をお願いするかどうかという判断があるわけですけれども、現状は注意報で会食の規模のできる限りの縮小をお願いしているという段階ですから、ここから変わらないという判断で結構です。

 

(大山・高知新聞記者)

 帰省の方に言及された中で、会食をする際には可能な範囲で規模縮小、時間短縮を心がけていただきたいということを先ほどおっしゃられたように思うんですが、これは帰省された方には別途呼びかけをされたということになるんでしょうか。

 

(知事)

 帰省をされた方に関してのお願いは、特に高齢の方あるいは持病をお持ちの方、そうした方へはいわゆる重症化のリスクが相対的に高いわけですので、そういう方との、できるだけ密な接触の機会を避けるということを心がけていただきたいとお願いしてまいりましたし、その点は現在も変わっていないということでお願いしたいと思います。

 

(大山・高知新聞記者)

 福祉施設についてなんですが、障害者施設に限らずですけれど、社会福祉施設の対応というと、どうしてもお世話をする方との距離が近くなったり難しい面があるんだと思います。その中で今回の施設はかなりその念入りに対策をとっておられる施設でも出てしまった、クラスターになってしまったということについて、なかなか具体的に対策をどうというのは難しいのかもしれないですが、そこに対して知事どんなふうにお考えかというのを改めて教えていただければと思います。

 

(知事)

 まだ恐らく市でも調査の過程だと思いますので、ただいま申し上げたことの繰り返しになりますが、一般的なこういった施設に関してウイルスが入り込んでくる可能性とすれば、一つは、入所者の方は基本的には施設の中でお暮らしだということだとすれば、ご自宅との往復がある職員の方の往来に付随して入ってくる可能性というのが一つと、もう一つは、ご家族との面会も感染防止対策をとりながら一定行われていたとお聞きしていますから、そういった機会に外からウイルスが入ってくる可能性があると思いますから、そういった際にできるだけこのウイルスが入り込まないように、入ってきてもそれを無力化できるような形で、消毒であったりあるいはマスクの着用であったり、その他、いろんな施設整備であったり、そういった対応は地道な作業になると思いますが、抜かりなく、暑い中でまた長時間にもわたって大変だと思いますが、怠りなく行っていくということに尽きるのではないかと、現時点で私としてはそう考えております。

 

(市長)

 私の方から補足ですけれども、主に社会福祉関連施設、あじさい園もそうなんですが、高齢者の福祉施設等も面会は今一定制限をかけてます。通常でしたら日常的に面会できるんですけれど、どこの施設も今こういう時期ですので、面会についても一定の制限をかけてますし、施設によると思いますが、ほとんどの施設は職員については夜の外出は余りしないようにという、大体そういう通達なども出していると聞いてますので、殆どの社会福祉施設はかなり気をつけて対応をしているという現状があります。

 

(大山・高知新聞記者)

 ステージの今後の見通しについて知事にお伺いしたいんですが、新規感染者の人数についてはケースバイケースで判断されるということですが、今後引き上げる場合に重視される点、より見られる点というと感染経路不明者であったり、どのあたりの指標を注視されていくことになりますか。

 

(知事)

 この点は明日以降の、特に濃厚接触者の方への調査の結果により、ご本人からご家族とかご友人とか、感染が拡大をしていくというようなケースが発生するかどうかが、当面のポイントであると思います。ただいま申したように、本日14人の方が出ておられますが、大きくは愛知の話とこの社会福祉施設の話と2本ですから、これがそれぞれから何本もの系統に枝分かれをしていくというような兆候があるかないかというところが判断のポイントだと思っておりますので、そういった二次感染、三次感染が引き続き向こう数日見ていく中で起こっているというような形になると、警戒のステージの引き上げも真剣に検討しないといけない状況になるのではないかという想定をしております。

 

(大山・高知新聞記者)

 今回感染された方はかなり人数も多いですし、入所されてる方の入院についてはまだ調整中の方も多いかと思うんですが、基本的には皆さん入院をしていただく方針ということでよろしいでしょうか。

 

(知事)

 ええ、方向としては、基本的には入院をしていただくという方向で調整中だと報告を受けております。

 

(中田・高知民報記者)

 あじさい園ですけれども、職員と入所者の方々で新規感染者がまた出るかもわからないということで、運営といいますか、今入ってるほかの方への影響は、今後どうなりますか。

 

(市長)

 専門的な話はまた保健所長の方から説明してもらいますけれども、基本的には入所者全員と職員全員が、PCR検査を受けているところです。ただ、検体を採れてない方がごく一部いると聞いてますので、検体が採れた方は今PCR検査に回していますので、全部陽性か陰性かは判断ができます。陰性の方が施設へ当然残られますので、そこは施設側でまた感染予防対策をとって対応するということになると考えています。

 

(中田・高知民報記者)

 施設の管轄は高知市なんですか、県なんでしょうか。

 

(市長)

 この障害者福祉施設は、今の所管でいうと高知市になります。中核市である高知市が所管になります。

 

(中田・高知民報記者)

 知事ですけれども、ちょっと外れますが、(検査協力医療機関の進捗は)8月中旬にはという話でしたけれども。

知事の発言が楽観的だなと思いながら僕は聞いておりましたが、もう8月中旬になりましたがいかがな状況でしょうか。

 

(県健康政策部副部長)

 やはり医療機関が理解をして、実際安全にやっていただけるかということが非常に大事になりますので、先月末から各郡市の医師会に県庁の方から出向いて地元医師会の方とも協議をさせていただいています。やはり手挙げでやりますので、少し組織決定とか施設の決定とかが若干遅れてるところがありますけれども、現時点では大体今のところ30ぐらいの施設に手を挙げていただいてます。今後増えていくと思いますので、やはり一定の数ができ、かつ安全に検査が実施できる。検査を受けられる方の安心もそうですし、従事者の方も安心もできるようなところをきちっと公表するような形で進めたいと思いますので、もう少しお時間をいただければと思います。基本は前回知事が説明させていただいたとおりですので、できるだけ早く私どもの方もオープンにするように頑張っていきたいと思います。

 

(中田・高知民報記者)

 目標数でいうと、数百箇所みたいなところを目標にされてると思いますが。

 

(知事)

 数百箇所までいけるかはわかりませんが、三ケタは少なくともとは思ってます。

 

(記者)

 それでいうとまだまだ苦戦されてる感じなので、発表はしばらくまだ後ということでしょうか。

 

(県健康政策部副部長)

 はい。やはり各地域の中でお互い医療機関の動向を皆さま方見てるような雰囲気もありますので、ある程度面的に同じ、例えば内科とかそういったところが複数できるような形を今度も働きかけしていきたいと思っています。目標としてはやはり百台といったオーダーをしていかないと、県民の皆さん方の利便性とかいろんな部分、それから検査の数を増やすという点では問題が出てくると思います。そのあたりは努力していきます。

 

(朝日新聞記者)

 全国的にかなり人数が増えてきた状況で、高知はそれなりに減ってきた状況だったのが、今回14人という数字が出てきました。これはやはり高知県にも第二波という影響が出てきたと考えていらっしゃるでしょうか。

 

(知事)

 この点はもう少し高知市の保健所における、特に84例目、85例目の方の感染の経路、なかなか特定は難しいかもしれませんが、その経緯の解明がどこまで進むかというところにかかってると思いますが、ただ、客観的な環境としては、おっしゃったように全国的に要は第二波と言われるような感染の拡大が起こっていると。高知県の場合は7月入って新規感染者発生のグラフはフラットでしたが、全国的には春の波を大きく上回る波が出ているという中で、片方で社会経済活動も回していくために、県境を越える往来も一律には禁止はされてない、ということで、人の出入りは私自身の皮膚感覚としてお聞きする中では、公共交通機関を使った移動は必ずしも多くないようだけれども、自家用車を使った県外からの出入りというのはかなりあるようだという話はいろいろなところから耳に入っておりますから、そして人が動いていくという中では、やっぱり全国的な感染の拡大の傾向から無関係ではいられない環境には置かれているのは事実だと思います。

 今まで県民の皆さん、ないしは県外から来られた方々のご協力によって、本県の場合、結果的には何とか落ち着いた状況でありましたが、しかし、そういう意味では半ば覚悟をしていた、想像はしていた波がついに来たかというのが正直な感想、受け止めです。

 

(大髙・NHK記者)

 施設の中で8月4日以降発熱者が相次いでいたということで、後から検査した5人の中にも3日から10日を中心に結構発熱のある人が相次いでいたと思うんですが、相談センターへの相談はなかったのかだとか、より早い段階で感染の拡大を防げたのではないかだとか、その辺の所見を伺えたらと思います。

 

(市保健所長)

 今回施設の方で発熱者が続いているということを、84例目、85例目の発見のときに情報としてお伺いしました。そのこともあり、昨日、全入所者にPCR検査をするべく検体の採取を行いました。その入所者の中で8月4日以降発熱があった方は優先順位高く、本日全てPCR検査の結果が出ております。その中では89例目、90例目、91例目、92例目、この4名の方が発熱があったと報告を受けた6名の中の4名でした。88例目につきましては、県内85例目の2人部屋の同室者としてPCR検査を早く回した結果、陽性として発見されました。

 症状については、概要を書いておりますが、89例目、90例目、91例目、92例目、いずれも解熱剤の投与でその後熱は治まっています。これが症状が漸増するであるとか、あと呼吸器症状が加わるということであれば、さらに新型コロナウイルスを疑われたのかもしれませんが、1人1人の症状を見ると通常の感冒、かぜのような症状でもあり得るということで、主治医の先生も最初の頃は感冒等考えていたようです。また、発熱が続くということで、帰国者・接触者外来を有する医療機関の方にもご照会をされてるという経緯もありますので、入所者の特性としてなかなか自覚症状を訴えにくい、伝えにくいということもあったのではないかと考えますが、今そういった方も含めて、どういう状況であったかというところを高知市保健所で調査をしているところです。

 

(澤・さんさんテレビ記者)

 知事のお受け止めを聞きたいんですけれども、今回8月4日からの発熱が患者の中で出てますが、施設の方に聞いたところ、お医者さんにかかって発熱があるのでPCR検査をしてほしいと言っても、大丈夫と言ってなかなか受けさせてもらえなかったと施設の方が答えてるんですけれども、その遅れなどがこのクラスターの広がりにつながってると思うんですが、その検査の遅れている体制とかについて知事はどう受け止めるか、お聞きしたいんですが。

 

(知事)

 この点は事実関係にもかかわりますので、あまり私もうかつにコメントできませんが、一般論として申し上げますと、これだけコロナウイルスの感染も広がっているという中ですので、全国的には少なくとも、現場のお医者さん方もよく患者さんと意思疎通をしていただいて、検査が全く必要ないという場合まで検査をしていただくというのは、これはまた本筋から外れると思いますが、よくそうした状況を見ていただいて、患者さんのご意向も踏まえて、念のための言うことも含めて、幅広く必要な検査を行っていただけるように対応してもらいたいということは、私も常々健康政策部に対して指示をしていますので、そういった気持ちで今の話をお聞きした状況です。

 

(澤・さんさんテレビ記者)

 そういったその検査の遅れ、受けさせてもらえないといったことがある場合に、病院を通じてじゃなく、新型コロナ相談センターで対応とかいうことはしないんでしょうか。

 

(知事)

 今回のケースということで申し上げますと、施設で嘱託をされているお医者さんが責任を持って、施設の医療をいわば仕切る立場におられたということだと思いますので、施設のスタッフの方々、あるいは入所者の方々と意思疎通をしていただきながら、嘱託のお医者さんが責任を持って対応していただくことが必要ではないかということを、改めて感じます。

 

(市長)

 補足ですけれど、診察にかかわっている先生方はそれぞれ医学的な見地で判断されていますので、そこに我々は立ち入れない部分があるので、それはご了解いただきたいと思います。

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