くらしネットkochi(こうち)2009年度第1号 1 借金問題は、必ず解決できます!(ひとりで悩まず、まず相談を) 突然の失業によって収入が減少した、返済できると思っていたが病気になって返済が困難になった等の理由から、消費者金融やクレジットを利用した結果、借金が膨れ上がり、返済困難な状態に陥っている多重債務者の方は少なくありません。 また、多重債務者の方の中には、多額の借金を抱え、悩み疲れて、深刻な状況に追い込まれてしまうケースも見受けられます。 借金の問題には様々な解決方法があり、必ず解決できますので、できるだけ早く相談をしましょう。 県立消費生活センターや市町村の相談窓口では、借金でお悩みの事情を丁寧にお聴きし、借金の解決に向けて、弁護士や司法書士といった法律専門家への橋渡しをしています。 ご相談された内容などの秘密は厳守されますので、是非、ご相談ください。 県及び市町村の相談窓口は、2「多重債務に関する相談窓口」に掲載しています。 相談の流れについて説明します。 ・相談は秘密厳守です。県や市町村の相談窓口は無料です。 ・県や市町村の相談窓口では、相談者から多重債務に陥った状況などの事情を丁寧に聴取事情を丁寧にお聴きし、「相談カード」に記載したうえで、相談者を法律専門家に誘導や紹介をします。 ・法律専門家と一緒に、相談者の方の状況に応じた解決方法を選択します。 法律専門家に債務整理を委任した後について説明します。 ・法律専門家が、貸金業者等に「依頼者(債務者)から債務整理の依頼を受けました。」ということを通知(受任通知といいます。)すれば、貸金業者等からの取立てが止まります。 ・法律専門家は、取引のあった貸金業者から取引履歴を取り寄せ、利息制限法に定められた利率での引直し計算により借金の額を確認します。 ・債務整理を法律専門家に委任する費用を支払えない場合には、収入などの審査をしたうえで、法テラスの民事法律扶助制度による費用の立替制度が利用でき、費用の分割払いについても相談できます。 ※法テラスとは、法的トラブルを抱えた方々に解決のきっかけとなる情報やサービスを提供する機関です。 電話番号は、0503383-5577です。 債務整理には4つの解決方法があります。 ・任意整理 裁判所を介さずに、当事者間の話し合いにより、借金の返済方法等を決め直す方法です。 法律専門家に依頼し、交渉してもらいます。 借金総額が少ない場合や、引直し計算により借金の減額が見込まれる場合に適しています。 ・特定調停 債務者が簡易裁判所に申し立て、調停委員が間に入って、債権者と借金の返済方法や金額を決め直す方法です。 貸し手の数が少ない場合や、引直し計算により借金の減額が見込まれる場合に適しています。 ・個人版民事再生 一定の要件のもと、裁判所で認められた返済計画に基づき、返済する方法です。 借金総額や貸し手の数が多い場合や、給与等の定期的な収入がある場合に適しています。 ・自己破産 債務者が地方裁判所に申し立て、一部を除いて負債が免除され、再出発の機会が与えられる方法です。 極めて返済が困難な状況にある場合に適しています。 2 県及び市町村の、多重債務に関する相談窓口についてご案内します。 相談は無料です。秘密は厳守します。事前に電話でお問い合わせください。 機関名、電話番号の順で記載しています。 高知県立消費生活センター 088-824-0999 高知市市民相談センター 088-823-9433 室戸市商工観光深層水課 0887-22-5134 安芸市商工観光水産課 0887-35-1011 南国市商工水産課 088-880-6560 土佐市産業経済課 088-852-7679 宿毛市企画課 0880-63-1118 土佐清水市水産商工課 0880-82-1114 四万十市商工観光課 0880-34-1783 四万十市西土佐総合支所住民課 0880-52-1111 香南市商工水産課 0887-57-7520 香美市商工観光課 0887-53-1084 東洋町産業建設課 0887-29-3395 奈半利町住民福祉課 0887-38-4012 田野町まちづくり推進課 0887-38-2813 安田町町民生活課 0887-38-6712 北川村産業建設課 0887-32-1222 馬路村健康福祉課 0887-44-2112 芸西村経済建設課 0887-33-2113 本山町総務課 0887-76-2223 大豊町住民課 0887-73-0811 土佐町産業建設課 0887-82-0400 大川村総務課 0887-84-2211 いの町産業経済課 088-893-1115 仁淀川町産業建設課 0889-35-1083 中土佐町水産商工課 0889-52-2473 佐川町産業建設課0889-22-7708 越知町産業建設課 0889-26-1105 梼原町環境推進課 0889-65-1250 日高村産業環境課 0889-24-4647 津野町西庁住民福祉課 0889-62-2313 津野町総合保健福祉センター里楽(りらく) 0889-55-2151 四万十町商工観光課 0880-22-3281 大月町産業振興課 0880-73-1115 三原村総務課 0880-46-2111 黒潮町大方総合支所産業振興課 0880-43-2113 黒潮町佐賀総合支所海洋農林課 0880-55-3115 3 消費生活センター便り 「必ず儲かる出資はありません」 このところ、知人などに高配当をうたう出資を勧められて契約し、トラブルに発展する事例が、高齢者から若者まで幅広い年齢層で増えています。 特に、長引く低金利や老後資金への不安を背景として、「銀行に預けるよりも利率が良い」、「元本が保証されているので安全」などという業者の甘い言葉に騙され、出資したが、「約束どおり配当金が支払われない」などの理由から「出資金を返還してほしい」という相談が多く見られます。 また、最近では、「出資して人を紹介すれば、高額な配当のほかに紹介料も入る」などといったうたい文句で勧誘され、その勧誘された人が同様の手口で知人などを勧誘してしまう「マルチ商法型出資勧誘」の相談も目立ってきています。 中には、サラ金などで出資金を準備させられ、借金を返済できずに多重債務に陥る方が少なくありません。 「高配当」などをうたう出資を勧誘された場合、業者の信用性や出資の内容について少しでも不明な点や不安な点があれば、ハッキリと断ることが大切です。 怪しい出資話やうま過ぎるもうけ話には、十分に注意しましょう。 不審に思ったら、県立消費生活センターにご相談ください。 消費生活に関するご相談は高知県立消費生活センターまで 電話 088-824-0999 相談受付 月曜日から金曜日 9時から16時45分まで 休所日 土、日、祝日、年末年始 郵便番号 780-0935 高知市旭町3丁目115番地 こうち男女共同参画センター「ソーレ」2階 くらしネットkochi(こうち)の編集・発行者は高知県文化生活部県民生活・男女共同参画課です。 郵便番号 780-8570 高知市丸ノ内1丁目2番20号 電話 088-823-9653 FAX 088-823-9879 http://www.pref.kochi.lg.jp/soshiki/141601/ 安全安心まちづくりニュース 2009年度第1号 (みんなで始めよう!犯罪のない安全安心まちづくり) 犯罪の被害に遭わずに安全で安心して暮らせる社会は、私たち全ての県民の願いであるとともに、生活の基盤となるものです。 私たちの郷土高知県を安全で安心なまちにするために、みんなでできることから始めましょう。 1 県内で起きている犯罪の状況 高知県では、年間約75人に1件の割合で刑法犯が発生しています。 高知県内の年ごとの刑法犯認知件数は次のとおりです。 平成16年は13,482件。平成17年は12,298件。平成18年は10,952件。平成19年は11,165件。平成20年は10,439件。 被害で一番多いのは窃盗で、約78%となっています。 その内でもオートバイや自転車が盗まれる被害が多く発生しています。 刑法犯認知構成比(平成20年)は次のとおりです。 78.2%が窃盗犯です。その以外は、知能犯4.5%、粗暴犯2.5%、風俗犯0.6%、凶悪犯0.5%、その他が13.7%です。 市町村別の刑法犯の認知件数(平成20年)の主なものは次のとおりです。 高知市が6,267件で最も多く、その他200件以上の市町は、多い順から南国市682件、四万十市422件、香南市380件、土佐市301件、須崎市278件、いの町276件、安芸市268件、香美市266件、宿毛市250件となっています。 このほか、室戸市130件、佐川町126件、四万十町93件、黒潮町86件、土佐清水市70件、芸西村68件、中土佐町60件、大豊町46件、奈半利町43件、日高村42件、大月町32件、越知町31件、田野町と土佐町と本山町は28件、仁淀川町27件、東洋町23件、津野町22件です。 少ない町村としては、馬路村3件、北川村8件、大川村10件、安田町11件、梼原町と三原村が16件となっています。 2 自分や家族を守るワンポイントアドバイス(ひったくり編) ひったくりは、平成19年のデータによると、16時から24時の間に約60%が発生し、発生場所は路上が約90%となっています。 ・ひったくり防止のチェックをしてみましょう。 ○バッグ等は車道と反対側の腕にしっかり持っている。 ○自転車のカゴには、ひったくり防止カバー等をかぶせている。 ○遠回りでも明るくて安全な場所を歩いている。 ○多額の現金や貴重品を持っているときは、なるべくタクシーや車を利用している。 ○防犯ブザーやホイッスルを常に携帯している。 ひったくりの安全対策グッズは次のようなものがあります。 ・自転車のかごにつけるひったくり防止カバーやひったくり防止ネット。 ・防犯ブザー 3 犯罪の防止に配慮した生活環境の整備をすすめましょう! 県では、犯罪のない安全安心まちづくりの一環として「犯罪の防止に配慮した生活環境の整備促進事業」を実施しています。 犯罪の防止に配慮した生活環境の整備は ●人の目の確保(「犯罪を行えば人に見られるかもしれない」と感じさせて犯罪の機会を減らす。) ●犯罪を企てている人の接近の防止(侵入経路をなくし、犯罪の機会を減らす。) ●地域の共同意識の向上(活動を通じて「わがまち」意識を持ち、更なる活動で犯罪の抑止を図る。) などの考え方に沿って行う活動です。 難しく感じられると思いますが、実際には、人目のない場所に花を置き、世話をすることによって人の目の確保を行うなど、簡単なことから始められます。 皆さんもできることから犯罪の防止に配慮した生活環境の整備をしてみませんか。 ●活動事例1 ・高知市老人クラブ連合会介良横堀寿会による「花咲か見守り隊」活動 高知市老人クラブ連合会介良横堀寿会(川村信夫会長)は、平成21年7月1日、高知市立介良小学校において、子どもの見守りにあわせて犯罪の防止に配慮した生活環境の整備(人の目の確保)を行う「花咲か見守り隊」活動を開始しました。 ・具体的な活動内容 「花咲か見守り隊」は、通学路のうち、人の目がない場所に花を植えたプランターを置き、安全安心まちづくり活動用ベストを着用した隊員が散歩などのついでに花の世話を行うことによって、「人の目の確保」を行っています。 ●活動事例2 ・吾川郡いの町川内自治会による「川内ミニガーデン」活動 川内自治会(竹﨑尚稔会長)は、平成21年7月10日、いの町立川内小学校の通学路である吾川郡いの町鎌田川内郵便局南側分離帯に「川内ミニガーデン」を開園し、子どもの見守りにあわせて犯罪の防止に配慮した生活環境の整備(人の目の確保)を行う活動を開始しました。 ・具体的な活動内容 「川内ミニガーデン」は、通学路の分離帯に花を植えたプランターを置いてミニガーデンとし、安全安心まちづくり活動用ベストを着用した参加者が、散歩などのついでに花の世話を行うことによって、「人の目の確保」を行っています。 4 高知県安全安心まちづくり推進会議平成21年度重点テーマ ・地域で子どもを見守ろう ・高齢者などを事故や事件から守ろう ・鍵かけ運動を進めよう ・振り込め詐欺の被害を防ごう 安全安心まちづくりニュースの編集・発行者は高知県安全安心まちづくり推進会議です。 事務局は高知県文化生活部県民生活・男女共同参画課です。 郵便番号 780-8570 高知市丸ノ内1丁目2番20号 電話番号 088-823-9319 FAX 088-823-9879 http://www.pref.kochi.lg.jp/soshiki/141601/