くらしネットkochi(こうち)2009年度第2号 1 知って安心!食品表示(JAS法(ジャス法)) 食品の表示は、消費者にとって、その食品の品質を判断し選択するうえでなくてはならないものです。 このため、JAS法に基づく品質表示基準では、食品の製造業者、販売業者に対し、一般消費者向けのすべての食品について、以下のように表示することを義務づけています。 ・生鮮食品のうち農産物(表示の例として「○○県産トマト」) ①名称は、その内容を表す一般的な名称 ②国産品の場合の原産地表示は、都道府県名又は市町村名、一般的に知られている地名  輸入品の場合の原産地表示は、原産国名又は一般的に知られている地名 なお、しいたけは、栽培方法(原木か菌床)の表示も必要です。 ・生鮮食品のうち玄米及び精米 ①名称 ②原料玄米  ③内容量  ④精米年月日 ⑤販売業者等の氏名又は名称、住所及び電話番号 なお、玄米及び精米の表示については、平成21年1月に基準が改正されました。 ・生鮮食品のうち畜産物(表示の例として「国産豚ロース肉」) ①名称は、その内容を表す一般的な名称 ②国産品の場合の原産地表示は、国産である旨又は、主たる飼養地がある都道府県名、市町村名、一般的に知られている地名  輸入品の場合の原産地表示は、原産国名 ◎主たる飼養地とは、2ヶ所以上に渡って飼養されている場合、一番長い期間飼養されている場所のことです。 ・生鮮食品のうち水産物(表示の例として「○○県沖まあじ」) ①名称は、その内容を表す一般的な名称 ②国産品の場合の原産地表示は、漁獲した水域名又は養殖場がある都道府県名  ただし、水域名の表示が困難なものには、水揚げ港又はその港がある都道府県名  輸入品の場合の原産地表示は、原産国名 その他に、冷凍したものを解凍した場合は「解凍」の表示、養殖されたものの場合は、「養殖」の表示が必要です。 ・加工食品 ①名称は、その内容を表す一般的な名称 ②原材料名は、原材料(食品添加物を除く。)と食品添加物の区分ごとに、原材料に占める重量割合の多いものから順に、すべて記載(食品衛生法に基づくアレルギー物質を含む食品の原材料も表示) なお、加工食品品質表示基準で表示が義務づけられている場合は、原料原産地名も必要 ③内容量は、重量(重さ)、体積(かさ)又は数量に単位を明記して記載 ④消費期限は、品質の劣化が早い食品の飲食可能な期限  賞味期限は、比較的日持ちのよい食品の全ての品質が十分に保持される期限 ⑤保存方法は、その製品の特性に応じた開封前の保存方法を記載 ⑥製造者等は、製造業者等(輸入品の場合は輸入業者)の氏名又は名称及び住所を記載 その他に、輸入品の場合は、原産国名の表示が必要です。 加工食品の例として、かりんとうの例を挙げます。 ●名称 かりんとう ●原材料名 小麦粉、植物油脂、砂糖、水あめ、ふくらし粉 ●内容量 200g ●賞味期限 H21.11.30 ●保存方法 直射日光を避けて保存してください。 ●製造者 ○○製菓株式会社       高知県○○市○○○○ ※このほか、食品の品質を誤認させるような表示は禁止されています。 ※上記の表示以外にも、品目によっては、表示の必要な項目が定められている場合があります。 さらに、食品衛生法や計量法など、様々な法律によって、表示すべき項目が定められています。 表示ルールを守らない違反者は公表されたり、JAS法に基づく処分を受けます。 処分に従わない場合には、処罰(罰金又は懲役)されることがあります。 食品表示(JAS法)についてのお問い合わせ先は、次のとおりです。お気軽にお問い合わせください。 農産物については、高知県庁農業振興部流通支援課 電話番号 088-821-4541 畜産物については、高知県庁農業振興部畜産振興課 電話番号 088-821-4553 水産物については、水産振興部合併・流通支援課 電話番号 088-821-4611 国の機関である中国四国農政局高知農政事務所でも、食品表示の相談・情報窓口「食品表示110番(電話番号088-875-2155)」を設置しておりますのでご利用ください。 2 消費生活センター便り 「消費者・生活者の視点に立った行政へ(消費者庁設置)消費生活センターでは日曜日相談を始めました」 近年、食品の産地偽装などの不正表示、冷凍ぎょうざや事故米の問題、悪質商法など、私たちの暮らしの安全安心に関わる大きな問題が多数発生しています。 そのため、消費者・生活者の視点に立った行政への転換を目指し、縦割りになっている消費者行政を統一的・一元的に推進するための新しい組織、消費者庁が、今年の9月1日に設置されました。 消費者庁では、消費者の視点から政策全般を監視し、消費者を主役とする政府の舵取り役として、商品・金融などの『取引』、製品・食品などの『安全』、『表示』など、消費者の安全安心に関わる問題を幅広く所管するとともに、消費者事故等の情報を一元的に集約し、調査・分析することになりました。 また、新しく制定された消費者安全法に基づき、他の法律の規制の及ばない領域(すきま事案)に対応できるようになりました。 こうした国の動きに併せて、高知県立消費生活センターでは、仕事の都合で平日に相談ができない方などが利用しやすいように、9月から日曜日相談を開始しました。 相談は、来所又は電話(電話番号088-824-0999)でお受けしています。 受付時間は、午前9時から午後4時45分までです。 お気軽に、ご相談ください。 3 多重債務者相談強化キャンペーン相談会の開催 下記のとおり無料相談会を開催します。 借金の返済でお困りの方、多重債務に陥ってしまってどのようにすればよいか悩んでいる方、この機会に相談会にお越しください。 予約は不要です。 詳しくは、県庁県民生活・男女共同参画課のホームページをご覧いただくか、県庁県民生活・男女共同参画課までお電話でお問い合わせください。 県民生活・男女共同参画課のホームページのURLは、http://www.pref.kochi.lg.jp/soshiki/141601/tajusaimu-soudan.htmlです。 県民生活・男女共同参画課の電話番号は、088-823-9653です。 11月以降の開催日、開催時間、会場名、会場の所在地の順にお知らせします。 今年度の開催はすべて、日曜日です。 ・11月1日、11時から16時まで、四万十市社会福祉センター、四万十市右山五月町8-3 ・11月15日、10時から16時まで、香美市立地域福祉センター(プラザ八王子)、香美市土佐山田町262-1 ・12月6日、10時から16時まで、南国市役所、南国市大そね甲2301 ・12月13日、10時から16時まで、土佐市立とさし女性センター、土佐市高岡町甲2192-1 4 平成22年度金融学習グループ募集中 高知県金融広報委員会からのお知らせです。 暮らしに身近な金融経済や生活設計等について、自主的に学習している市民グループ又はこれから学習しようとしている方々(原則15名以上)を募集しています。 金融学習グループとして認められた場合、高知県金融広報委員会から勉強会への講師派遣、資料配布等により活動をサポートします。 お気軽に、高知県金融広報委員会事務局までお問い合わせください。 〒780-0870 高知市本町3-3-43 日本銀行高知支店内 電話088-822-0114 FAX088-820-0022 消費生活に関するご相談は高知県立消費生活センターまで 消費生活センターは、9月から日曜日相談を実施しています。 電話 088-824-0999 相談受付 日曜日から金曜日 9時から16時45分まで 休所日 土、祝日、年末年始 郵便番号 780-0935 高知市旭町3丁目115番地 こうち男女共同参画センター「ソーレ」2階 くらしネットkochi(こうち)の編集・発行者は高知県文化生活部県民生活・男女共同参画課です。 郵便番号 780-8570 高知市丸ノ内1丁目2番20号 電話 088-823-9653 FAX 088-823-9879 http://www.pref.kochi.lg.jp/soshiki/141601/ 安全安心まちづくりニュース 2009年度第2号 (みんなで始めよう!犯罪のない安全安心まちづくり) 1 通学路安全の日(三もく活動の日)特集 県内では、毎月第3木曜日(その日が祝日、祭日の場合は、翌日。ただし、8月は除く。)を「通学路安全の日(活動名称は、「三もく活動の日」といいます。)」としており、ボランティアの方々や関係機関・団体が子どもの安全を守るための活動を行っています。 「三もく活動の日」という活動名称は、 ・第三木曜日の「もく」  などから来ています。 皆さんもこの活動に参加してみませんか。 「通学路安全の日(三もく活動の日)」等の安全安心まちづくり活動をされているボランティア団体については、県民生活・男女共同参画課ホームページをご覧ください。 URLは、http://www.pref.kochi.lg.jp/soshiki/141601/anzenanshin-kouhyou.htmlです。 ●「通学路安全の日」活動事例1 布師田地区タウンポリス ・布師田地区タウンポリス(西澤敏行会長 会員約30名)は、高知市布師田地区を活動地域とし、「通学路安全の日(三もく活動の日)」に青色回転灯装備車両を活用して、登下校時の子どもの見守り活動などを行っています。 ●「通学路安全の日」活動事例2 室戸市のタウンポリス ・羽根タウンポリス(町田昇会長 会員13名)、吉良川タウンポリス(山崎昭八郎会長 会員16名)、室戸タウンポリス(松島恒雄会長 会員25名)、室戸岬タウンポリス(北村和彦会長 会員14名)、佐喜浜タウンポリス(植田和紀会長 会員12名)は、室戸市を活動地域とし、「通学路安全の日(三もく活動の日)」に登下校時の子どもの見守り活動などを行っています。 ●「通学路安全の日」活動事例3 さめうらポリス ・さめうらポリス(川田勝会長 会員約20名)は、土佐町内を活動地域とし、「通学路安全の日(三もく活動の日)」に青色回転灯装備車両を活用して、登下校時の子どもの見守り活動などを行っています。 2 自分や家族を守るワンポイントアドバイス ●自動車の盗難の防止 ・自動車の盗難のうち、約76%はエンジンキーがついたままで被害にあっています。(データは平成20年)  必ずエンジンキーを抜いてドアをロックしましょう。 自動車の盗難防止のチェックをしてみましょう。 ○少しの時間でも、車から離れるときは必ず鍵をかけている。 ○車の保管場所(自宅車庫)には、センサーライト、チェーン、シャッターを付けて防犯対策をしている。 ○外出先では、人の目がないところの駐車は避け、管理人がいる駐車場を利用している。 ○車のドアや窓などに警報装置を取り付けてある。 自動車の盗難の安全対策グッズを紹介します。 ・ハンドルロック  ハンドルが回転しないように固定して盗難を防止する。 ・センサーライト  駐車場等に人が近づくと自動点灯する。 ・警報装置  振動等の異常を感知して警報音を発する。 ●オートバイや自転車の盗難の防止 ・オートバイの盗難のうち、約82%はエンジンキーを抜いた状態で被害にあっています。(データは平成20年)  必ずハンドルロックもかけましょう。 ・自転車の盗難のうち、約60%は鍵が掛けられていない状態で被害にあっています。(データは平成20年)  必ず鍵を掛けましょう。 オートバイや自転車の盗難防止のチェックをしてみましょう。 ○グッドライダー防犯登録・自転車防犯登録をしている。 ○路上にオートバイや自転車を置いたままにせず、面倒でも駐輪場に置いている。 ○オートバイ・自転車から離れるときは、短い時間でも鍵をかけている。 ○補助錠を付けている。 ○ハンドルロックをしている。 オートバイや自転車の盗難の安全対策グッズを紹介します。 ・ワイヤーロック  補助錠をすることで被害を防止する。 ・U字ロック  タイヤをロックで固定する。 ・ディスクロック  オートバイのブレーキディスクを固定する。 安全安心まちづくりニュースの編集・発行者は高知県安全安心まちづくり推進会議です。 事務局は高知県文化生活部県民生活・男女共同参画課です。 郵便番号 780-8570 高知市丸ノ内1丁目2番20号 電話番号 088-823-9319 FAX 088-823-9879 E-mail:141601@ken.pref.kochi.lg.jp