くらしネットkochi 2011 第4号 もうけ話 もうかる先は 悪質業者!! ● 気をつけて!投資に関するトラブル  「未公開株」「社債」「ファンド」などの投資に関するトラブルが、高齢者を中心に、 近年、増加しています。 悪質な投資勧誘業者は「上場確実」「元本保証」「高値買取」などとうたい、投資の勧誘 をしてきますが、実際にはこれらの文言が実行されることはありません。 また、業者の提示している住所には、ほとんどの場合実態がなく、最終的に電話による 連絡も取れなくなるため、支払った代金を取り返すことは極めて困難です。 電話による勧誘が主流で、事前にパンフレットが送付される手口も多発しています。 ≪勧誘の手口≫ 別業者による買取勧誘で投資欲をあおり勧誘する「劇場型」 過去の被害の回復をうたい勧誘する「被害回復型」 公的機関を装い勧誘する「公的機関装い型」  など よう分からんけんど、「ほんまに損はせん」いうて言いゆうき、ちっくと投資してみようか の~。 しもうた!やられたちや! ● 高知県内の投資に関する相談状況(平成23年4月~9月)  平成23年4月から9月までに、高知県立消費生活センターに寄せられた投資に関する相談 は77件に上り、前年同期と比較すると2倍以上に急増しています。 ・相談者の65%は60歳以上 ・被害額(既払い額)の平均はおよそ492万円で、総額は約2億1649万円 【商品別相談件数】 ファンド 37件 社債 24件 未公開株 16件 合計 77件 ● 投資の際の注意点  以下の点にご注意いただき、知らない業者からの投資勧誘には、安易に応じないようにして ください。 ・一般的に、幅広い投資家に「未公開株」や「私募債(社債)」の勧誘が行われることは考え  られません。 ・法律上、幅広い投資家に対して「ファンド」への出資の勧誘を行えるのは、金融庁(財務局)  の登録を受けた業者に限られます。登録業者は金融庁のホームページで確認できます。  http://www.fsa.go.jp/ ・金融庁や消費生活センターなどの公的機関の職員が、投資勧誘や被害回復勧誘を行うことは  ありません。 不審な勧誘を受けた場合などは、最寄りの警察署又は消費生活センターへ情報をご提供ください。 あなたからの情報が、被害の拡大防止に役立てられます。 クイズで学ぼう!お金のイロイロ(問い) 知るぽるとHP「今月のクイズ」より 生活設計編 Q.金融商品の保有目的に照らした場合、余裕資金をもとに大きな収益をあげることを目的とした  資金を「準備資金」という。○か×か。 答えは次のページ  高知県金融広報委員会は、中立公正な立場から、くらしに身近な金融に関する幅広い広報・学習 支援活動を行っています。