くらしネットKochi 2014年度 第3号 増えています! 高齢者をねらった悪質商法の被害!!   高齢者は「お金」「健康」「孤独」の3つの大きな不安を持っているといわれており、 悪質業者は言葉巧みにこれらの不安をあおり、親切にして信用させて、 高齢者が一生懸命貯めたお金を奪おうとします。   今回は、消費者被害を未然に防ぐために、気をつけたいことをお知らせします。 ■高知県立消費生活センターに寄せられた相談件数の推移 相談件数(うち 60歳以上) 平成23年度 3,735件(1,257件(33.6%)) 平成24年度 3,446件(1,189件(34.5%)) 平成25年度 3,463件(1,443件(41.7%)) 相談が多い内容・サービス 60歳以上の 1位 平成23年度 融資サービス 平成24年度 健康食品 平成25年度 健康食品 60歳以上の 2位 平成23年度 預貯金・証券等 平成24年度 融資サービス 平成25年度 ファンド型投資商品 60歳以上の 3位 平成23年度 ファンド型投資商品 平成24年度 ファンド型投資商品 平成25年度 融資サービス ◎60歳以上の相談者が全体に占める割合は、年々高くなっていて、平成25年度には初めて4割台となりました。   昨年は、突然「以前お申込みいただいた健康食品を送ります。」と電話があり、健康食品を強引に送りつけ、 代金の支払いを迫られるといった被害が、多くありました。 【アドバイス】頼んでいないのに、商品が届いたときは、代金の支払い義務はなく、受け取らなくても大丈夫です。        お金を払ってと言われても、すぐにお金を払わないようにしましょう。   今年は、業者を名乗る複数の人物から、入れ代わり立ち代わり「あなただけに権利がある」「名義をかしてほしい」などと 勧誘電話がかかる「買え買え詐欺」(その手口から「劇場型勧誘」とも言われています。)による被害が大変多くなっています。 なかには、警察官や弁護士を名乗る人物が登場したり、立派なパンフレットや通帳などの「小道具」を使って信用させる手口も多く、 また、「ゆうパックやレターパック」、「宅配便」で現金を送るよう指示されています。 【アドバイス】悪質な業者は、消費者の人のいいところを利用しようとしています。現金をレターパックで送って!        というものは詐欺の手口ですから、現金を送らないようにしましょう。 おしだそう!高齢者詐欺! (お) おいしい話にはのらない! (し) 信じこまない! (だ) 大丈夫と思わない! (そう) 相談しよう! 家族や周囲のみなさまへ  こまめな連絡が被害を未然に防ぎます! 周りの方による見守りが大切です。   少しでもあやしいと感じたら、すぐに警察(全国共通短縮ダイヤル♯9110)や、 最寄りの市町村消費相談窓口か県立消費生活センター(消費者ホットライン 0570-064-370)にご相談ください。 クイズで学ぼう! お金のイロイロ(問い) 金融取引ルール編 知るぽるとHP「今月のクイズ」より  Q.預貯金の利息(利子)にかかる税率は次のどれでしょう。 (ヒント:震災の復興のための税金が入っているよ) ①15.315% ②20% ③20.315% ④20.42% 答えは次のページ → 高知県金融広報委員会は、中立公正な立場から、くらしに身近な金融に関する幅広い広報・学習支援活動を 行っている団体です。 ホームページ 高知県金融広報委員会 検索 知るぽると  www.shiruporuto.jp  高知県金融広報委員会 (事務局 日本銀行高知支店総務課内) TEL:088-822-0114