くらしネット kochi 2017年度 第3号 もったいない!!食品ロスを減らそう!  まだ食べられるのに捨てられている食べ物、いわゆる「食品ロス」は、日本で年間約621万トン(※1)にものぼり、日本人1人あたりお茶碗1杯分の食べ物を毎日捨てていることになります。  これは、世界中で飢餓に苦しむ人々に向けた、世界の食料援助量約320万トン(※2)を大きく上回る量です。 (※1)平成26年度 環境省推計 (※2)平成26年 国連WFPによる援助量 家庭における食品ロスの内訳 過剰除去 55 % 食べ残し 27 % 直接廃棄 18 % 食事として使用・提供せずにそのまま廃棄 食べられる部分まで過剰に除去して廃棄 出典:消費者庁 食品ロスの問題点  - 日本の食料自給率は約4割、残りの約6割を輸入に頼っているにもかかわらず、    食べられる食料を大量に捨てている  - その一方で、世界では約8億人(9人に1人)が栄養不足の状態にある 食品ロス削減のために私たちにできること <家庭編>  - 冷蔵庫の中をチェックしてから買い物に行く  - 買ったものは計画的に使い切る  - できるだけゴミが出ない方法で調理する  など <外食編>  - おいしく食べきれる量を注文する  - 宴会などでは食事に集中する時間をつくる                     など 知っていますか? 3010(さんまるいちまる)運動 「3010運動」は、宴会時の食べ残しを減らすための取り組みです。  -乾杯後30分間は席を立たずに料理を楽しみましょう。  -お開き10分前になったら席に戻って、再度料理を楽しみましょう。 クイズで学ぼう!お金のイロイロ(問い) 知るぽるとHP「くらきんクイズ」より ※金融広報中央委員会の広報誌“くらし塾 きんゆう塾”から出されたクイズです。 Q. iDeCo(個人型確定拠出年金)には、税制の優遇メリットがあるので、年齢や職業、子どもの有無を問わず、誰でも掛金の上限までiDeCoを活用するのがよい。 ①正しい ②誤っている 知るぽるとキャラクター 矢口一海(矢口家の長女) やぐち かずみ 答えは次のページ ⇒ 高知県金融広報委員会は、中立公正な立場から、くらしに身近な金融に関する幅広い広報・学習支援活動を行っている団体です。 TEL:088-822-0114 高知県金融広報委員会 ホームページ 検索 くらしネットkochi クイズで学ぼう!お金のイロイロ(答え) 答えは ②誤っている  iDeCoで積み立てたお金は、60歳になるまで引き出すことも、借り入れることもできません(一定の障がいや死亡時を除く)。着実に老後資金の準備ができる反面、積立額を多くしてしまうと、教育資金や住宅取得資金などのまとまったお金が必要なときに、手元に現金がなくて困るかもしれません。  iDeCoは、税金面でのメリットが大きい制度ですが、60歳まで引き出せないお金だからこそ、ライフスタイルとの相性を考える必要があります。 知るぽるとキャラクター 矢口イチ(矢口家の愛犬)やぐち  高知県金融広報委員会では、金融・経済、生活設計、生命保険などに関する専門家である「金融広報アドバイザー」を地域やグループ等で開催される各種学習会・講演会へ無料で派遣しています。「家計簿のつけ方を勉強したい」、「最近の金融トラブルについて詳しく話を聞きたい」など、くらしに関係のある金融情報について勉強したいと思われたら、お気軽にお問い合せください。 高知県金融広報委員会事務局(日本銀行高知支店総務課内) TEL:088-822-0114 消費生活センター便り 好転反応!?健康被害が出たら利用の中止を!  健康器具や健康食品、化粧品、エステティックサービス等の利用後に、湿疹やかゆみ(皮膚障害)、下痢・胃痛(消化器障害)、だるさや頭痛等の健康被害が発生することがあります。こうした症状が体に現れた際に、商品の利用を継続すると症状が悪化するおそれがありますので、利用を中止し、早めに医師に相談しましょう。 県内事例① 知人から良い補正下着があると勧められたが、試着の段階で気持ち悪くなった。体調が悪くなったことを伝えたが、「それは好転反応(回復に向かう過程の一時的現象)。私も足が悪かったが補正下着を着用したら良くなった」と説明された。断り切れず購入したが、後悔している。(60代 女性) 県内事例②  電話勧誘で「血圧が下がり、他の体の不調も治る健康食品がある」と言われ、試供品を飲用したら、じんましんが出て体調が悪くなった。その後、業者から連絡があったので、「飲んだら体調が悪くなった。購入しない」と伝えたが、「一本くらいでは効果がわからない。続けて飲んだら体調は改善する」と強引に勧めてきて、注文していないのに商品を3箱も送ってきた。(70代 女性) 健康被害が発生した際、事業者が「好転反応」「毒素が出ている」などと説明し、利用を継続するように勧めるケースがありますが、利用を継続すると症状が大幅に悪化するおそれがあります。事業者の「好転反応」等の説明は、利用を継続させるためのセールストークである場合もあるので、うのみにしないようにしましょう。  (※「好転反応」という用語は、日本医学会が監修している医学用語辞典に記載はありません。)  何らかの症状が出た場合は、利用をいったん中止し、早めに医師に相談しましょう。また、断っても強引に契約を勧めてくる等困った時は、消費生活センターに相談してください。 消費生活に関するご相談は 高知県立消費生活センター ☎088-824-0999 住  所 〒780-0935 高知市旭町3丁目115番地「ソーレ」2階 受付時間 日曜日~金曜日 9:00~16:45 休 所 日 土曜日・祝日・12/29~1/3 ※日曜日も相談を受け付けています ホームページ http://www.pref.kochi.lg.jp/soshiki/141602/ 消費者ホットライン……局番なしの188番 お住まいの市町村等の消費生活相談窓口をご案内します