2017年度 第4号 持続可能な社会を目指して、私たちにできることを考えよう!  温暖化、オゾン層の破壊、森林資源の減少、希少動植物の絶滅など、地球規模での問題が深刻化しています。そのため、 大量生産・大量消費・大量廃棄の社会に代わって、これからは資源を有効に使う循環型社会への移行が重要な課題です。  持続可能な社会を目指して、私たちは消費者としてどのようなことができるでしょうか? 私たちの選び方♯01 地球のことを考えて選ぶ  地球上の資源には限りがあります。しかし、世界規模で人口は増加し、それに伴い消費行動も活発になっています。そして、その莫大な消費をまかなうだけの資源(エネルギー、鉱物など)を得るために、人間は自然環境を破壊し続けているのです。 たとえば私たちにできること ● 日ごろの電力消費を削減する ● 公共交通機関、自転車など環境にやさしい乗り物を選ぶ ● 3R(※)活動などに積極的に参加する (※)3R・・・Reduce(リデュース):「減らす」、Reuse(リユース):「再使用する」、Recycle(リサイクル):「資源として再利用する」の3つの頭文字 私たちの選び方♯02 商品の「裏側」を調べて選ぶ  私たちの消費の裏側には、児童労働、貧困、環境保全といった問題が存在していることがあります。日々、何も考えずに消費するということは、知らず知らずのうちにそれらの問題を悪化させることにつながりかねません。 たとえば私たちにできること ● 商品の生産過程を意識的に調べる ● フェアトレード商品や様々なエコラベルの商品について調べ、他の商品と比較する。 新成人向け消費者教育啓発冊子を作成しました!  県では、新成人向け消費者教育啓発冊子「オトナガク」を作成し、各学校を 通じて高校3年生等に配布しています。  新成人向けではありますが、上記のような皆さんの消費行動について見直す きっかけになる内容も記載していますので、是非ご活用ください。 冊子は県のホームページからダウンロードできます。 http://www.pref.kochi.lg.jp/soshiki/141601/2017121100104.html クイズで学ぼう!お金のイロイロ(問い) 知るぽるとHP「くらきんクイズ」より ※金融広報中央委員会の広報誌“くらし塾 きんゆう塾”から出題されたクイズです。 Q. 高知県金融広報委員会は、中立公正な立場から、くらしに身近な金融に関する幅広い広報・学習支援活動を行っている団体です。 見知らぬ人から自宅に「ロト6など数字選択式宝くじの当選番号を教えます」といった内容の電話がかかって きました。おいしい話だけれど、なんか変だなと思います。こうした場合の正しい対応は次のうちどれでしょう? 答えは次のページ ⇒ 知るぽるとキャラクター 矢口百太(矢口家の次男) やぐち ももた TEL:088-822-0114 ホームページ 高知県金融広報委員会 検索 2017年度 第4号 クイズで学ぼう!お金のイロイロ(答え) 答えは ①いったん電話を切って、冷静になって考える。  こうした被害に遭わないためには、どうすればよいでしょうか?おいしい話には裏があることを心得て、少しでも疑問や不安を感じたときは、家族などに意見を求めることで、「冷静に考えればおかしい」と気づくことができます。家族に相談しづらければ、消費生活相談窓口などに、とにかく一度電話してみましょう。  また、電話による詐欺は、判断を急がされるという特徴があります。すぐに返事を求められたら、詐欺である可能性が高いと考え、その場で回答をせず、いったん電話を切って、冷静になって考えてみましょう。さらに、話を最後まで聞かずに、途中で打ち切ることも大切。相手のペースに乗せられて最後まで話を聞いてしまうと、正常な判断ができなくなってしまう恐れがあるからです。 知るぽるとキャラクター 矢口イチ(矢口家の愛犬)  高知県金融広報委員会では、金融・経済、生活設計、生命保険などに関する専門家である「金融広報アドバイザー」を地域やグループ等で開催される各種学習会・講演会へ無料で派遣しています。「家計簿のつけ方を勉強したい」、「最近の金融トラブルについて詳しく話を聞きたい」など、くらしに関係のある金融情報について勉強したいと思われたら、お気軽にお問い合せください。 高知県金融広報委員会事務局(日本銀行高知支店総務課内) TEL:088-822-0114 消費生活センター便り 法務省?総合消費料金??悪質な架空請求に注意!! 架空請求に関する相談は、平成16年度をピークに、17年度以降は年々減少していましたが、利用した覚えのないサイト利用料等を請求するメールに関する相談が増加傾向にあり、加えて、今年度になって、ハガキによる架空請求の相談が急増していますので注意が必要です。 県内事例①  「法務省管轄支局」を名乗るところから、「総合消費料金に関する訴訟最終告知のお知らせ」などと書かれたハガキが届いた。ハガキは、期日までに連絡が無い場合は財産を差し押さえるなど、本人からの連絡を求める内容になっている。心当たりが無いが、連絡したほうが良いか。 県内事例②  携帯電話のショートメッセージサービス(SMS)に、大手通販事業者を名乗り「未納料金を滞納しています。連絡なき場合は、法的手続きに移行します」という内容のメールが届いた。 ●「本日中に(期日までに)連絡なき場合は(支払わなければ)、法的手続きに移行します」という文言は典型的な架空請 求の手口です。絶対に連絡したり、お金を支払ったりしてはいけません。無視しましょう。 ● 請求された内容について不明な点があったり、不安になったりした場合は、相手方に連絡するのではなく、まず消費 生活センターに相談しましょう。連絡してしまうと、金銭を要求されるだけではなく、新たな個人情報を知られてし まうことになります。 ● 相手方がかたる名称は、法務省など公的機関から、アマゾンやヤフーなど実在する事業者まで様々です。事業者等の 名前に聞き覚えがあるからと言って安易に信用せず、内容等をよく確認しましょう。消費者庁HPでも注意喚起してい ますので、参考にしてください。 消費者庁HP「なりすまし・かたり電話」 http://www.caa.go.jp/caution/phone/ 消費生活に関するご相談は 高知県立消費生活センター ☎088-824-0999 住  所 〒780-0935 高知市旭町3丁目115番地「ソーレ」2階 受付時間 日曜日~金曜日 9:00~16:45 休 所 日 土曜日・祝日・12/29~1/3 ※日曜日も相談を受け付けています ホームページ http://www.pref.kochi.lg.jp/soshiki/141602/ 消費者ホットライン……局番なしの188番 お住まいの市町村等の消費生活相談窓口をご案内します