くらしネット kochi 2018年度 第1号 ■消費に関する被害に遭わないための お役立ち情報 県では、皆さんが、消費被害に遭わないだけでなく、よりよい社会の発展に寄与する消費者になれるきっかけ作りとして、様々な取組みをしています。 今回は、その一部をご紹介します。 □消費生活出前講座をご利用ください!   お住まいの地域の消費者行政担当職員又は消費生活センターの職員が、出前講座を無料で実施しています。(※)   多様化する悪質商法などの消費者トラブルに陥らないように、最近の相談事例を交えた、正しい知識・対処法を一緒に学びませんか。 問合せ先 高知県立消費生活センター(088-824-0999) WEBで 検索 高知県立消費生活センター 出前講座 ※会場設営及びその経費は、お申込者がご負担ください。 □「新成人向け消費者教育啓発冊子」を紹介しています!    県では、消費者教育啓発冊子「オトナガク」を作成しました。消費生活トラブルを回避し、安心できる生活を過ごすためにも是非ご活用ください。 【内容(抜粋)】 1.契約のキホン  ⇒契約のルール、未成年者の契約取消しについて等 2.よくある消費者トラブル9選   ⇒架空請求、無料商法、マルチ商法等 3.かしこい生活設計  ⇒収入と支出のバランス、クレジットの仕組み等 4.責任ある消費の実現に向けて  ⇒食品ロス、エシカル消費等 冊子は県の ホームページから ダウンロード できます。 WEBで オトナガク 検索 ■クイズで学ぼう!お金のイロイロ(問い) 知るぽるとHP「くらきんクイズ」より ※金融広報中央委員会の広報誌“くらし塾 きんゆう塾”から出題されたクイズです。 Q. 長期の資産形成を行うために、つみたてNISAとiDeCoという税制優遇制度を利用する上で、両者のメリット・デメリットに大きな違いはない。 ①正しい ②誤っている 答えは次のページ ⇒ 高知県金融広報委員会は、中立公正な立場から、くらしに身近な金融に関する幅広い広報・学習支援活動を行っている団体です。 知るぽるとキャラクター 矢口十平(矢口家の長男) やぐち じゅっぺい ホームページ 高知県金融広報委員会 検索 クイズで学ぼう!お金のイロイロ(答え) 答えは ②誤っている  「iDeCo」は、老後資金を準備するための制度です。この制度を利用する場合、専用の口座を開設したうえで、60歳になるまで毎月一定額(最低5,000円で、上限額は各個人の働き方によって異なります)の掛金で定期預金や保険、投資信託を購入して運用します。そして、60歳以降に保有する金融商品を換金して、一時金または年金として受け取ります。「iDeCo」の魅力は、NISAや「つみたてNISA」よりも税制優遇が手厚いことにあります。運用益が非課税となるだけでなく、掛金全額が所得控除の対象となります。また、60歳以降に一時金、年金を受け取るときにも税金の優遇があります。つまり税制優遇のメリットを大きく受けながら老後資金を準備することができる仕組みです。ただ、「iDeCo」では、NISAや「つみたてNISA」と違って、60歳まで口座からお金を引き出せない点には注意が必要です。 知るぽるとキャラクター 矢口イチ(矢口家の愛犬) 高知県金融広報委員会では、金融・経済、生活設計、生命保険などに関する専門家である「金融広報アドバイザー」を地域やグループ等で開催される各種学習会・講演会へ無料で派遣しています。「家計簿のつけ方を勉強したい」、「最近の金融トラブルについて詳しく話を聞きたい」など、くらしに関係のある金融情報について勉強したいと思われたら、お気軽にお問い合せください。 高知県金融広報委員会事務局(日本銀行高知支店総務課内) TEL088-822-0114 ■消費生活センター便り どの世代も狙われる!点検商法に注意  「無料で点検」などと持ちかけ「このままだと危ない」「修理が必要」などと話して不安をあおり、商品や工事の契約を迫る点検商法。 住宅リフォームなど、日中家にいる時間が長い高齢者に多いトラブルですが、一人暮らしを始めたばかりの若年者や、引っ越したばかりなど、 正しい判断がしづらい時を狙ってくる事例も見られるので、注意が必要です。 県内事例①  1人暮らしの子供が、「布団の点検に来た」という業者の訪問を受け、「通常であれば100万円する敷きマットだが、今なら20万円だ」と言われ、契約してしまったそうだ。 クレジット決済で60回払いとなっており、支払総額はもっと高くなっている。点検と言って家にあがり、商品を売りつけるのは問題ではないか。 (契約当事者 20代 男性) 県内事例②  引っ越したばかりのマンションに「温水器の点検に来た」と業者が来訪し、管理会社かと思い家に入れた。話の途中で管理会社でないことに気付いたが、「マンションの水に問題がある」「浄水器を付けた方がよい」と勧められ浄水器の契約をし、その日のうちに取り付け工事が行われた。 翌日にお金を振り込むように言われ、業者が帰った後に渡された書面を見たら、月々3千円のレンタルという話だったはずなのに、25万円の一括払いの契約になっていた。業者のHPを探したが見つからず、不信感が増した。                (相談者 30代 女性) ●「無料点検」と言われても簡単に応対しないようにしましょう。家にあげて点検させることは、自身の個人情報をさらけ出す危険性もあります。 ●点検を依頼する場合は、結果を冷静に確認し、業者の話をうのみにしないようにしましょう。 ●商品や工事を勧められても、その場で契約することはやめましょう。複数業者から見積書をとり、比較検討することが大切です。 ●契約後も、クーリング・オフや解約できる場合があります。困った時は消費生活センターに相談してください。 このほか高知県立消費生活センターからの情報発信中! Facebookも チェック⇒ 消費生活に関するご相談は 高知県立消費生活センター ☎088-824-0999 住所 〒780-0935 高知市旭町3丁目115番地「ソーレ」2階 受付時間 日曜日~金曜日 9:00~16:45 休 所 日 土曜日・祝日・12/29~1/3 ※日曜日も相談を受け付けています ホームページ http://www.pref.kochi.lg.jp/soshiki/141602/ 消費者ホットライン……局番なしの188番 お住まいの市町村等の消費生活相談窓口をご案内します