1ページ目 くらしネットkochi 令和4(2022)年度 第3号 危険!ネットの「もうかる」話 簡単に稼げると思ったら・・・ 事例1 SNSで「月利50%で誰でも簡単に月に20万~30万円稼げる」という広告を見て、無料セミナーに行った。「今日申し込めば100万円が140万円になる」と言われ、コンサルティング契約をした。助言を受けたが結果が出ず、月利100%の「特進コース」の受講に110万円を支払った。SNSで教材が配信され動画で受講したが、支払った金額に見合う価値を見いだせない。 事例2  「相談に乗るだけで相手から報酬がもらえる」というサイトに登録した。報酬を受け取る際、サイトから「個人情報開示のため」と35,000円を支払ったが、必要な費用としてさらに7万円を請求された。担当者に「これ以上は支払えないのでやめる」と言うと、「費用は後で返すのでこれからも相談に乗ってほしい」と言われ支払った。しかしその後もパスワード再発行の費用として9万円を請求された。 ⚠トラブルにあわないために ○情報商材は契約前に中身を確かめることができません。  購入したらあまり価値のない情報だったという場合もあります。  少しでも怪しいと思ったら事業者に連絡しないでください。 ○「後から高額な契約を勧誘された」「広告にはなかったコンサルティング契約を勧められた」など、広告や説明と話が違うと思ったら契約をきっぱり断りましょう。 ○事業者から値引きを提案されたり、「今日だけ」などと限定であることを強調して勧誘されても、クレジットカードの高額決済や借金をしてまで契約しないでください。 ○利益誘引型のサイトでやり取りをしている相手は、「サクラ」の場合もあります。相手の言葉をうのみにせず、冷静に判断しましょう。 クイズで学ぼう!お金のイロイロ(問い) 知るぽるとHP「くらきんクイズ」より ※金融広報中央委員会の広報誌“くらし塾 きんゆう塾”から出題されたクイズです。 Q.令和4年の公的年金の改正で、iDeCoの加入可能年齢が65歳未満に引き上げられた。 ① 正しい ② 誤っている 答えは次のページ ⇒ 高知県金融広報委員会は、中立公正な立場から、くらしに身近な金融に関する幅広い広報・学習支援活動を行っている団体です。 ホームページ 高知県金融広報委員会  検索 ※くらしネットkochi第3号は高知県金融広報委員会の協力を得て作成しています。 2ページ目 クイズで学ぼう!お金のイロイロ(答え) 答えは①正しい  確定拠出年金は、公的年金に上乗せできる私的年金の制度です。主に、掛金を企業側が負担する企業型確定拠出年金(企業型DC)と個人が任意で加入する個人型確定拠出年金(iDeCo)の2種類があります。今回の改正では、確定拠出年金の加入可能年齢が引き上げられました。  令和4年5月から、企業型DCの加入可能要件については、現在の65歳未満から70歳未満に、iDeCoについては、現在の60歳未満から65歳未満になりました。こうした加入可能年齢の引き上げにより、60歳以上で厚生年金被保険者(第2号被保険者)・国民年金被保険者(第1号または第3号被保険者)であれば、これまでより運用期間が長く取れるため、確定拠出年金を始める時期が遅くなっても加入するメリットが得られるようになりました。  高知県金融広報委員会では、金融・経済、生活設計、生命保険、相続などに関する専門家である「金融広報アドバイザー」を地域やグループ等で開催される各種学習会・講演会へ無料で派遣しています。「家計簿のつけ方を勉強したい」、「最近の金融トラブルについて詳しく話を聞きたい」など、くらしに関係のある金融情報について勉強したいと思われたら、お気軽にお問い合わせください。 高知県金融広報委員会事務局(日本銀行高知支店総務課内) TEL:088-822-0114 「おトクにお試しだけ」のつもりが「定期購入」に ? 解約しようと思い電話をするが、つながらない! 消費生活センター便り  インターネット通販などで、「1回目90%OFF」「初回実質0円」などの広告を見て、化粧品や健康食品などの申込みをしたところ、「定期購入になっていた。」「解約しようと思い電話をするがつながらない。」などの相談が多く寄せられています。  通信販売は、クーリング・オフ制度の対象外です!申込みの段階で解約条件が確認できなかったり、納得できない点があったりする場合は申込みを見合わせましょう。 【確認するポイント】 ①1回限りの購入ですか?   →「○ヵ月コース」「定期」「自動更新」「無期限」などの表示があれば2回目以降も商品などが届きます ②2回目からはいくらですか?   →「初回」価格と「2回目以降」の価格は違います ③解約の方法は?   →1回限りで・簡単に・無料で解約できますか? ※申し込む場合は、最終確認画面のスクリーンショットを撮っておくと、トラブルへの備えになります。 ●不安に思った場合やトラブルに遭った場合は、すぐに消費者ホットライン「188(いやや)」番などに相談しましょう。 このほか高知県立消費生活センターからの情報発信中! インスタグラムもチェック⇒ 消費者ホットライン……局番なしの188番 お住まいの市町村等の消費生活相談窓口をご案内します。 消費生活に関するご相談は 高知県立消費生活センター☎088-824-0999 住所 〒780-0935 高知市旭町3丁目115番地「ソーレ」2階 受付時間 日曜日~金曜日 9:00~16:45 休所日 土曜日・祝日・12/29~1/3※日曜日も相談を受け付けています ホームページ https://www.pref.kochi.lg.jp/soshiki/141602/