１　目的
　仕事への責任感で手を抜けない大変な状況が続き、自分の都合よりも周りを優先するなどして頑張っているのに、感謝されず当然のように思われ、報われないと感じると、いわゆる「燃え尽き症候群」になりやすくなります。
　コロナ禍が続く中、人々に普段以上の我慢や頑張り、気遣いを強いる期間が長くなっています。燃え尽きはストレス反応の一つです。無力感にさいなまれたり、「もう頑張れない」と思ったとき、自己効力感や自己肯定感、モチベーションを高め、いきいきと働く自分を取り戻していただくための啓発を行います。
２　 展示の本棚について
　展示の本棚とは、オーテピア高知図書館の３階にある特定のテーマの本とパネル等を掲示するコーナーです。令和２年５月にオーテピア高知図書館と労働委員会とがコラボし、「五月病かなと思ったら」展を、令和３年５月には「アンガーマネジメント」展を開催し、メンタルヘルスのセルフケアを目的とした展示をしたところ、本の貸出しが増え、大変ご好評をいただいたため、長引くコロナ禍を見据えて第３弾として「燃え尽きの予防と改善」展を企画しました。
３　パネルについて（A３パネル15枚程度）
　・職場における燃え尽き（バーンアウト）の予防と改善に役立つ情報（対人援助職燃え尽き・改善方法、心身のコンディションの整え方等）を掲載します。
　・職場での悩みが労働問題に発展したときに備えて、労働相談窓口としての労働委員会を紹介します。
４　展示する本について
　　オーテピア高知図書館と労働委員会事務局がコラボし、この企画展のために新たに作成したブックリスト「燃え尽きの予防と改善」に掲載した本をはじめ、いわゆる五月病といわれるメンタルヘルス不調の改善に役立つ本を展示します。