先輩職員からのメッセージ

先輩職員からのメッセージ(試験区分:化学)

試験区分:化学(平成26年度採用)
所属:安芸福祉保健所
異動歴:環境対策課→現所属

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1. 現在の担当業務を教えてください。

福祉保健所では、医事・環境班に所属しており、大きく分けて3種類の仕事を行っています。1つ目は、水質や大気環境等の保全、浄化槽の設置の審査及び廃棄物不適正処理の監視指導などの環境に関する仕事です。2つ目は、理美容所、旅館業、墓地及びビル管理等に関する許認可事務や衛生指導等の生活衛生に関する仕事を行っています。3つ目は、南海トラフ大地震等の大規模災害時に被災者の命を救うために、円滑な災害医療を確保するための危機管理に関する仕事を行っています。

2. なぜ、この職種を志望しましたか?

私は学生時代に化学分野を専攻しており、大学院修了後は県外のメーカーで開発業務に従事していました。民間企業時代は、製品の開発の仕事だけでなく、製造活動に伴う環境負荷低減のために環境法令の遵守、廃棄物の減量化や再資源化などの勉強も行っていました。こうした環境保全の取組を学ぶうちに環境に専門性を持って携わりたいと思うようになり、行政への転職を決意しました。

また、化学職の志望については、学生時代より培ってきた分析検査等の知識・技術を存分に発揮できると考えたからです。

3. 実際に仕事をしてみて、この職に対する採用前のイメージと異なりましたか?

事業者に対する監督指導や環境等の分析・検査業務については採用前のイメージ通りでしたが、一般の住民の方から生活環境について相談を受ける機会が多いことに驚きました。ネズミや毛虫等の衛生害虫に関する困り事の相談を住民の方から受け、時にはお宅まで訪問することもあり、住民の方と近い位置にあることを認識しました。

また、民間企業時代は理工学系の技術者達と一緒に仕事をしていましたが、保健所や研究機関では、獣医師や薬剤師、診療放射線技師等の医療関係の職種の人たちと一緒に仕事を行うことが多い点もイメージと異なっていました。

4. 『やりがい』について、民間企業とはどんなところが異なりましたか?

民間企業時代は、新製品を開発することや担当する製品の売り上げが伸びていくような数値的な変化にやりがいを感じていました。

一方で、入庁後は規制行政を担当してきたこともあり、住民からの苦情や相談の処理をすることが多かったのですが、これらの苦情等を解決し、感謝の言葉を述べられたときにやりがいを感じるようになりました。特に、苦情対応に尽力すると、新たな知見が得られ、今後同様の問題が発生した際には、迅速に対応できる行政職員としての力が伸びていくと思っています。

5. 仕事上で困った時、どうやって解決しましたか?

規制行政においては、法律に違反しているかそうか判断しづらい事案も多くあり、それらに厳格に法を適用できるかを判断するときに困ることが多いです。判断を誤れば事業者と争うリスクもあり、慎重にならなければなりません。

そのような場合、国の出した過去の通知を調べたり、他自治体へのアンケート調査を行ったり、過去の事例などを調査し、上司や関係機関と相談しながら方針を決定し、解決していきます。

6. これから受験される方へのメッセージをお願いします。

高知県は、水質日本一に輝いたこともある仁淀川や最後の清流と呼ばれる四万十川を始めとした美しい自然環境に囲まれています。これらの環境は都会にはない地方ならではの強い魅力です。

皆さんの持つ化学に関する知識・技術や対人折衝能力を豊かな高知県の環境を守るために活かしていきましょう。

一緒の職場で働くことができることをお待ちしています。